――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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四月大歌舞伎 昼の部と幕観「井伊大老」
2006年04月09日(日) 00:49:10
興行情報
こんなにいい天気の土曜日なのに、屋内に籠るのも如何なものかとちらっと思いながらも歌舞伎座へ。
でも「狐と笛吹き」か「高尾」の上演中ににわか雨が降ったようです。
引っ越したら、家から歌舞伎座の座席まで20分くらいで行ける様になっていました。
ビックリ!
こんなにいい天気の土曜日なのに、屋内に籠るのも如何なものかとちらっと思いながらも歌舞伎座へ。
でも「狐と笛吹き」か「高尾」の上演中ににわか雨が降ったようです。
引っ越したら、家から歌舞伎座の座席まで20分くらいで行ける様になっていました。
ビックリ!
「狐と笛吹き」
面白いお話でした!御伽噺にはありがちなパターンかもしれませんが、この先一体どうなるんだろうとハラハラしながら展開を見つめてしまいました。
福助さんのともねが可愛かったなぁ。少女らしいというか、素朴で素直に感情を表すところが愛らしかったです。台詞や仕草の一つ一つが目を惹きます。
比較的新しい作品だからか、春方とともねのやり取りがけっこうリアルでちょっと恥ずかしくなる場面も。猫なで声で甘えるともねなんて、生々しいよね~
本当の妻になると一緒に居られなくなると泣くともねに対し、春方が自分も一緒に行く、近江の湖に一緒に沈もうと言ってくれたのは嬉しかったですね。こういう類の御伽噺の場合、男は女の言うことなど勝手に嘘と疑って信じず、最後に1人残されるやりきれない終わり方が多いので。
それでも、やっぱり最後は切なかった。狐になったともねをいとおしそうに抱いて花道を通る春方の姿が寂しく心に残ります。
狐のぬいぐるみは可愛かったんだけど、三階から肉眼で観てると何だか全く分かりませんでした…ぬいぐるみがある事すら分からん。
中村梅之さんのブログでぬいぐるみの写真が紹介されているのでどうぞ参考に。可愛いぬいぐるみなのにちゃんと見えなかったことが残念。
「高尾」
とても綺麗で柔らかな動きが魅力的なのだけど、私にはどうも雀右衛門さんの本当のよさは分からないような気がする。足元の覚束なさがどうしても気になってしまって。
でも、殆ど位置を変えないのに舞台全体の雰囲気を作ってしまうのは流石です。
表情がとても少女らしく可憐に見えるんですよね。小山三さんなんかもそうですが、これくらいの枯れた年齢になると化粧をした時に逆に若返ってみえるのかな。
今昔桃太郎で赤振袖を着て出てきた小山三さんは、若い役者にバトンタッチしたんだと私が本気で勘違いしたほどでしたので。
「沓手鳥孤城落月」
良く分かんないうちに終わってしまった…orz
せっかく芝のぶちゃんと松也くんが出てきてわーい♪と喜んでいたのに、あっという間にいなくなっちゃった。
「関八州繋馬」
これって「土蜘蛛」のパロディなんでしょうか?
頼光は出てこないけれど、四天王の渡辺綱や坂田金時らがでて来て、蜘蛛の化身と戦うところは土蜘蛛そのもの。
ところで魁春さんて、申し訳ないけど踊りが下手。なんでこの人がやってるんだろう?って思っちゃった。如月姫で扇を2本持った途端に緊張してるのか手が震えていたような気がするし、体の動きがぎこちなくてこっちまでハラハラしてしまった。うーん残念。
2幕目は初舞台玉太郎くんの口上。元気いっぱいで可愛いですね~。
3幕目は葛城山の蜘蛛の精の住処で大立ち回り。
出囃子に傳傳兄弟発見~!わーい!黒御簾に居るときから声で居ることは分かったけどね。えへ。
バックには蜘蛛の巣が描かれた幕、上からは電気蝋燭が並んで釣り下がっていて、視覚的にも面白い。舞台いっぱいに敵味方乱れ、蜘蛛の糸も飛び交いなかなか派手な立ち回りで楽しかったです。
蜘蛛の糸を投げた直後に回収する後見さんがやっぱり気になります。能の「土蜘蛛」だったら投げっぱなしで回収したりしないのに、この違いは何だろう。
「井伊大老」
前日まで全く観る気はなかったのだけど、先に紹介した中村梅之さんのブログで、よぉく知っている狂言小唄が2つもこの演目に出てくるということで、これは観なければ、と思いました。
井伊直弼って、安政の大獄の中心人物と習ったせいでどうしても大悪人というイメージがあるんですが、この事件以外では別にそんな悪人ではないはずですよね。
狂言師の大蔵流茂山千五郎家は、井伊直弼に気に入られて以来明治維新まで井伊家のお抱え狂言師であり、井伊直弼自身も狂言の台本をを幾つも作るほど狂言が好きだったようで、そういう話を聞くと親近感が沸きます。
だから、劇中に狂言小唄が使われているのかなぁ。
小唄は舞台上で歌うのではなく、別室で侍女たちが唄っているのが聞こえてくるという設定なので舞は観られません。残念。
まず一つ目は「兎」。
あんの山からこんの山へ 跳んで出たるはなんじゃるろ
細うて長うて ぴんとはねたをを ちゃっとすいした 兎じゃ
私が知ってる千五郎家の小唄だと、「細うて長うて」の前に「かしらに二つ ふっぷっと」と入るんだけどな。
もう一つは「宇治の晒」。狂言「千鳥」に出てくる謡ですね。
浜千鳥の友呼ぶ声は ちりちりやちりちり、ちりちりやちりちり。
あーどうせなら舞も一緒に見たかったな。
なんだか狂言師の狂言小舞を観たくなりました。「兎」は丸石さん、「千鳥」はばぶさんというイメージがなぜかあります。
面白いお話でした!御伽噺にはありがちなパターンかもしれませんが、この先一体どうなるんだろうとハラハラしながら展開を見つめてしまいました。
福助さんのともねが可愛かったなぁ。少女らしいというか、素朴で素直に感情を表すところが愛らしかったです。台詞や仕草の一つ一つが目を惹きます。
比較的新しい作品だからか、春方とともねのやり取りがけっこうリアルでちょっと恥ずかしくなる場面も。猫なで声で甘えるともねなんて、生々しいよね~
本当の妻になると一緒に居られなくなると泣くともねに対し、春方が自分も一緒に行く、近江の湖に一緒に沈もうと言ってくれたのは嬉しかったですね。こういう類の御伽噺の場合、男は女の言うことなど勝手に嘘と疑って信じず、最後に1人残されるやりきれない終わり方が多いので。
それでも、やっぱり最後は切なかった。狐になったともねをいとおしそうに抱いて花道を通る春方の姿が寂しく心に残ります。
狐のぬいぐるみは可愛かったんだけど、三階から肉眼で観てると何だか全く分かりませんでした…ぬいぐるみがある事すら分からん。
中村梅之さんのブログでぬいぐるみの写真が紹介されているのでどうぞ参考に。可愛いぬいぐるみなのにちゃんと見えなかったことが残念。
「高尾」
とても綺麗で柔らかな動きが魅力的なのだけど、私にはどうも雀右衛門さんの本当のよさは分からないような気がする。足元の覚束なさがどうしても気になってしまって。
でも、殆ど位置を変えないのに舞台全体の雰囲気を作ってしまうのは流石です。
表情がとても少女らしく可憐に見えるんですよね。小山三さんなんかもそうですが、これくらいの枯れた年齢になると化粧をした時に逆に若返ってみえるのかな。
今昔桃太郎で赤振袖を着て出てきた小山三さんは、若い役者にバトンタッチしたんだと私が本気で勘違いしたほどでしたので。
「沓手鳥孤城落月」
良く分かんないうちに終わってしまった…orz
せっかく芝のぶちゃんと松也くんが出てきてわーい♪と喜んでいたのに、あっという間にいなくなっちゃった。
「関八州繋馬」
これって「土蜘蛛」のパロディなんでしょうか?
頼光は出てこないけれど、四天王の渡辺綱や坂田金時らがでて来て、蜘蛛の化身と戦うところは土蜘蛛そのもの。
ところで魁春さんて、申し訳ないけど踊りが下手。なんでこの人がやってるんだろう?って思っちゃった。如月姫で扇を2本持った途端に緊張してるのか手が震えていたような気がするし、体の動きがぎこちなくてこっちまでハラハラしてしまった。うーん残念。
2幕目は初舞台玉太郎くんの口上。元気いっぱいで可愛いですね~。
3幕目は葛城山の蜘蛛の精の住処で大立ち回り。
出囃子に傳傳兄弟発見~!わーい!黒御簾に居るときから声で居ることは分かったけどね。えへ。
バックには蜘蛛の巣が描かれた幕、上からは電気蝋燭が並んで釣り下がっていて、視覚的にも面白い。舞台いっぱいに敵味方乱れ、蜘蛛の糸も飛び交いなかなか派手な立ち回りで楽しかったです。
蜘蛛の糸を投げた直後に回収する後見さんがやっぱり気になります。能の「土蜘蛛」だったら投げっぱなしで回収したりしないのに、この違いは何だろう。
「井伊大老」
前日まで全く観る気はなかったのだけど、先に紹介した中村梅之さんのブログで、よぉく知っている狂言小唄が2つもこの演目に出てくるということで、これは観なければ、と思いました。
井伊直弼って、安政の大獄の中心人物と習ったせいでどうしても大悪人というイメージがあるんですが、この事件以外では別にそんな悪人ではないはずですよね。
狂言師の大蔵流茂山千五郎家は、井伊直弼に気に入られて以来明治維新まで井伊家のお抱え狂言師であり、井伊直弼自身も狂言の台本をを幾つも作るほど狂言が好きだったようで、そういう話を聞くと親近感が沸きます。
だから、劇中に狂言小唄が使われているのかなぁ。
小唄は舞台上で歌うのではなく、別室で侍女たちが唄っているのが聞こえてくるという設定なので舞は観られません。残念。
まず一つ目は「兎」。
あんの山からこんの山へ 跳んで出たるはなんじゃるろ
細うて長うて ぴんとはねたをを ちゃっとすいした 兎じゃ
私が知ってる千五郎家の小唄だと、「細うて長うて」の前に「かしらに二つ ふっぷっと」と入るんだけどな。
もう一つは「宇治の晒」。狂言「千鳥」に出てくる謡ですね。
浜千鳥の友呼ぶ声は ちりちりやちりちり、ちりちりやちりちり。
あーどうせなら舞も一緒に見たかったな。
なんだか狂言師の狂言小舞を観たくなりました。「兎」は丸石さん、「千鳥」はばぶさんというイメージがなぜかあります。
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