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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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四月大歌舞伎 夜の部
2008年05月02日(金) 17:39:09
4/19(土) 三階A席
刺青奇偶も観たかったんだけど、1時半くらいに行ったら幕観が札止めで入れず…
残念~!そんなに人気だったのかぁ~

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「将軍江戸を去る」
            徳川慶喜  三津五郎
           高橋伊勢守  彌十郎
          宇佐見常三郎  巳之助
           間宮金八郎  宗之助
            天野八郎  亀 蔵
           山岡鉄太郎  橋之助
うーん、言っていることが難しくて全然頭が付いていかない~。
真山青果って、私は苦手なのかも。倒幕派とか攘夷派とか佐幕派とか言われて、すぐにその意味が分からないとピンと来ないしねぇ。歴史は好きだけど、幕末は苦手です(^^;
橋之助さんが熱く語る姿は、昔ドラマで観た吉田松陰のようでした。



「勧進帳」
           武蔵坊弁慶  仁左衛門
           富樫左衛門  勘三郎
            亀井六郎  友右衛門
            片岡八郎  権十郎
            駿河次郎  高麗蔵
           常陸坊海尊  團 蔵
             源義経  玉三郎
この組み合わせって、やっぱり珍しいですよね?
仁左衛門さんは富樫のイメージがありますが、弁慶もなかなかカッコイイ!迫力があって、大らかで、情にも厚くて。
私は、お酒を飲むところの可愛らしい印象が強いんですよねぇ。他のどの場面より、大杯に酒を注いで美味しそうに飲み、上機嫌に浮かれるところが好きです。
玉三郎さんは、居住まいが上品で台詞も美しく響いて良かったですが、やっぱりこの演目って義経は全然目立たないですよね。玉三郎さんは女形で観たいです。
勘三郎さんの富樫って、どうでした?私は、勘三郎さんの台詞回しがどうしても世話物にしか聴こえなくって、変な感じになっちゃうんです。動きは堂々としていていいと思うんですが。


「浮かれ心中」
             栄次郎  勘三郎
             おすず  時 蔵
            大工清六  橋之助
           三浦屋帚木  七之助
              お琴  梅 枝
            番頭吾平  亀 蔵
           佐野準之助  彌十郎
              太助  三津五郎
         伊勢屋太右衛門  彦三郎
1階で売ってた舞台写真の帚木を観て、七之助さんすっごい綺麗~!と思ったんですよ。でも3階席でオペラグラスも無かったので全然顔が見えなかった…。
だって籠釣瓶花街酔醒のパロディで八ツ橋の代わりに七之助さんの帚木でしょ?あのニッコリを間近で観たかった!
でも、雰囲気良かったなぁ~。七之助さん、成長しましたね。熊野の舞台写真も本当に綺麗だったし。前よりぐっと綺麗になったんですねぇ。
大衆演劇なんかで顔がバッチリ見えるくらい近くで観続けていたので、役者の顔が全然見えないこんな遠い席は物足りなくって仕方がありません。でも歌舞伎はチケ代高いしなぁ~。
せめてとちり席くらい近くで好きな役者を見てみたいよ。
勘三郎さん、さすがに面白かったです。いっぱい笑いましたぁ~!時蔵さん演じるおすずとの夫婦のやり取りも面白いし、亀蔵さん演じる番頭とのやり取りも面白いし、三津五郎さん演じる友人の太助とのやり取りも面白い。コントだね。
話の流れも馬鹿馬鹿しくって面白くって。こういう喜劇をやっている勘三郎さんは最高ですね。
さいごの「ちゅう乗り」のお囃子の音楽が「イッツ・ア・スモール・ワールド」。きゃ~!これ聴きたかったのよ~!お客さんの手拍子でちょっと聞きにくかったけど、三味線さんや長唄さんが演奏してるのを聴くことができました。楽しい~!
勘三郎さんは、大きなねずみのぬいぐるみにまたがって、色とりどりの紙吹雪や手ぬぐいを撒きながら、上っていきました。楽しい幕切れで気持ち良かったです。


終演後は楽屋口で出待ち。ひさびさだな~
時蔵さん、三津五郎さん、勘三郎さん、七之助さんのお姿を拝見できました。
連れがちゃっかり筋書きにサインしてもらいに行ったので、私もちゃっかり七之助さんと握手してきました。
今までずっと見守っているだけで、そばに寄った事なんてなかったのに(^^;
でも、大衆演劇の送り出しとそんなに変わらないよね、この光景。
役者とファンの繋がりって、こんなもんだよね、普通は。


んで、なんでこの月は勘太郎くんの出演がなかったんだろう?なにか他に活動してたんだっけ。寂しいぞー!
来月の團菊祭には菊之助さんが出ないし…コクーンでの芝居に出るからなんだけど。好きなのに。悲しい。
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コメント
こんんばんは。
「イッツ・ア・スモール・ワールド」に反応して、
お邪魔しました(笑)。
もう大好きなんです、曲もアトラクションも!
TDLに行けば真っ先に奥まで直行して、
ボートに乗って一回りする間に涙ぐんでしまうぐらい大好きです。
もちろんCDも持っています。
それを歌舞伎座で、三味線や長唄で演奏!?
それは勘三郎さんだから?それともよくある事なんでしょうか?
こういうのをやってくれると、歌舞伎の敷居ももっと低くなると
思うんですけどね。(一緒に料金も低くしてくれたら…)

大衆演劇の送り出しって、最初はギョッとしましたけど、
たぶんこれがあるべき姿(大層な言い方ですが)かも知れないと
最近は思うようになりました。お客さんへのサービスに徹して、
人のぬくもりが感じられるふれ合いがあって、
そしてお客さんにまた足を運んでもらう。
芸能は、みんなそうですよね〜。

初歩的な質問ですが歌舞伎はいつもお芝居ばかりなんですか?
つまり、「第2部 舞踊ショーの開演ですっ」(笑)は
ないんですか?





moto 2008年05月02日(金)21:48:43 編集
>motoさん
こんばんは。motoさん、そんなに「イッツ・ア・スモール・ワールド」が好きなんですね?私もTDLのあのアトラクションは好きですよ~。
そうなんです、この曲を、長唄三味線で演奏したんですよ~。
「浮かれ心中」だけでしょうね、この曲を演奏するのは。
元は井上ひさしさんの「手鎖心中」という作品を勘三郎さんが歌舞伎に移したものがこの「浮かれ心中」なんだそうです。ねずみとディズニーを掛けたんですかねぇ?その辺りはわかりません。
過去に上演したのを映像で見たことがあって、いつか観てみたいと思っていたんです。本当に楽しかったですよ~。

大衆演劇の送り出しって、初めて体験するとビックリしますよね。写真撮影してもいいってのも驚きですし。
私は、出待ちとは疎遠な能楽の世界から観劇にハマったので、ファンと役者が交流できるってこと自体に慣れませんでした…。いまではだいぶ慣れましたけどね。
それぞれの分野ごとに、ファンと役者の繋がりに異なる傾向があると思いますけど、いずれにしろ役者さんと直接交流できる機会があったほうが、後に舞台を観たときの熱中度とかのめりこみ具合が高くなりますもんね。絶対に。
ここ半年の間で、橘劇団の役者さんといろいろ交流できたこと、本当に幸せに思います。

歌舞伎の演目って、芝居の部と舞踊の部って明確に分かれているわけじゃないんですよ~。
昼の部、夜の部、それぞれいろんな演目が並んでいて、それが芝居なのか舞踊なのかはその時々によって全然違います。
4月歌舞伎座の夜の部は「勧進帳」がいちおう舞踊なので(台詞もあるので芝居っぽいんですけどね…一応「松羽目物」の舞踊になるはず)、芝居・舞踊・芝居の流れでした。
たまに、全部芝居の演目が並ぶこともあります。その辺は、バランスとか流れとかを考えて松竹の人が演目を決めるみたいです。
演目数も特に決まってませんしね。
通しの芝居をやる場合は、夜の部は全部「東海道四谷怪談」だったり。5月の新橋演舞場のことですけど。
こんな説明で大丈夫でしょうか…?
波華@管理人 2008年05月02日(金)23:19:45 編集
>波華さん
こんばんは。
「浮かれ心中」の中でなぜ「イッツ…」なのか?
またまた謎が深まりました(笑)。
勘三郎さんも「イッツ…」のファンだから、ということに
しておきたいです(笑)。

歌舞伎の演目について、詳しく教えてくださってありがとう
ございました。いろんなパターンがあるんですね。
玉三郎さんが出演されていたんなら、ちょっとひと踊りして
くださったらなあと思ったんですね。でも踊ることに対して、
ストイックに向き合っていらっしゃる玉三郎さんに、
「ひと踊り」なんて失礼極まりないですよね。反省!
ただ、歌舞伎になじみのない私のような者にしたら、
歌舞伎の役者さんたちが踊りの名手でもあるのなら、
華やかな踊り(ショー)があれば、取っ付きやすいかなと
思ったんですね。

大ちゃんたちは歌舞伎を見に行かれるそうですが、
歌舞伎の役者さんたちが大衆演劇を見るってことは
あるんでしょうかね?


moto 2008年05月03日(土)21:22:45 編集
>motoさん
確かに、なぜイッツアスモールワールドなのか、全然理由が分かりませんね(笑)なんでだろう~?意外性をねらった、勘三郎さんお得意のお遊びだとは思うんですけどね。

4月は昼の部で「熊野(ゆや)」という演目で玉三郎さんが踊ったんじゃないかと思います。私は見ていないので分からないのですが…。夜の部は玉三郎さんの出番が少なくて残念でしたわ~。
そうそう、7月の歌舞伎座は「義経千本桜」で玉三郎さんが静御前を演じるんですよ。途中舞踊もあるので、観に行こうかなーと思ってます(^^)

歌舞伎役者が大衆演劇を観ることって、あるんですかねぇ?何となく無さそうな気もしますが…
以前「ゲツヨル」という番組に太一くんが出て女形で踊ったときには、ゲストに勘太郎くんがいましたけど…
狂言師とか歌舞伎役者とか現代劇の舞台役者なんかは、相互に舞台を観に行ったり公私ともに交流があったりするようですけど、それに比べると大衆演劇の世界って隔たりがありませんかねぇ…。そんな気がします。
大衆演劇役者の松井誠さんや竜小太郎さんは、商業演劇の世界でも活躍していらっしゃいますが、それは特殊な例ようにも思いますし。
やっぱり、大衆演劇っていうもの自体、ちょっと隔離された世界のような気がしませんか?
そんな中、太一くんが有名になったり、大ちゃんが新橋演舞場の舞台に出たりすることで、少しずつ垣根が無くなっていくといいなぁと思っています。そうすれば、ピンキリの大衆演劇の劇団レベルも、多少は底上げされないかと(^^;そっちの期待もかなりしてます(^^;
波華@管理人 2008年05月04日(日)09:00:50 編集
こんにちは。今、帰省されているのですね。歌舞伎の話が盛り上がっているようなので、私も混ぜて下さい(笑)
私は昼の部の「熊野」も観ましたが、玉三郎さん一人の踊りもありましたし、仁左衛門さんとの相舞踊もありました。
お二人とも美しいので、ウットリと眺めてしまいました。
ただ玉三郎さんは親のお見舞いに行きたい所を仁左衛門さんに
ダメと言われた後の踊りなので、ずっと悲しい表情なんです。
そんな寂しそうな玉三郎さんを見て「私が悪かった。お見舞いに行って来てもいい。暇を出す。」と仁左衛門さんが言うのです。愛しい熊野にずっと側にいて欲しいと最初は暇を出さない仁左衛門さんですが、熊野の親を思う心にうたれて暇を出すというお話です。(すごく簡単に説明していますが・・・。)
そんなに愛されている玉三郎さんが羨ましかった!!
目の保養になるお芝居でした。確かに歌舞伎役者が大衆演劇を見ることってあるのかな?親しくしている歌舞伎役者さんがいるので今度聞いてみます。興味があるようなら太一君の舞台に誘ってみようかな?それから波華さま、6日ですが昼の部の終りが4時頃なんですよ~。夜の部も観劇の波華さまとお話する時間が無い・・・。もしよかったら昼の部の始まる前にお会いできませんか?
ニザ 2008年05月04日(日)17:37:43 編集
>ニザさま
お返事が遅くなりスミマセン。
先日の歌舞伎座公演では、ちょこっとですがお会いできてお話できて楽しかったです!
四月は「熊野」も見てこられたのですね。舞台写真がとても綺麗だったので、これもぜひ観てみたかったです~
玉三郎さん、さぞ綺麗だったでしょうね。七之助さんも写真で見てとても綺麗でした。

こう言っては何ですが、歌舞伎ってプロになって舞台に乗るまでが長いからより洗練されたレベルの高い舞台を見られるのに引き換え、大衆演劇の場合はピンキリのピンもキリも見せるから高い評価って得にくいような気がするんですよね…。
でも太一くんや大ちゃんのようなトップレベルの大衆演劇役者が外の世界に出て評価されるのは嬉しいですね。
波華@管理人 2008年05月08日(木)12:35:04 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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