八月納涼歌舞伎 第1部 8/22

朝、眠かったので「天保遊侠録」はパスしちゃった。
六歌仙が見たかったんだもんー。

ちょっとしたハプニングがありました。結果的にはラッキー？
幕間の休憩時間に合わせて行ったら、既に他の人が座っていて、劇場の人に確認してもらったところどうもダブってしまったらしい。歌舞伎座の席ってシステムが管理している分と人が管理している分（それぞれのおうちの番頭さんとか）が混在しているから、こういうミスもたまにあるんでしょうね。
そこで、代わりに2階席最後列の空き席に案内してもらいました。本来ならクレームつけていいところでしょうけど、買った席よりいい席で観られたからまぁいっかぁ～（＾＾）
周りも空き席だったし、すごく寛いで見られて良かった良かった。


「六歌仙容彩」　遍照・文屋・業平・喜撰・黒主

派手な見せ場のあるものではないけれど、一つ一つが粋で巧みで観ていて心地が良かった。さすがの踊りの名手、三津五郎さん。
喜撰が観ていて一番楽しかったなぁ。軽やかでコミカルさもあって、舞台も華やかで楽しかったです。時間も一番長かった。
この舞踊、小町に思いを寄せる5人の男を踊り分けるという趣旨なんだそうです。あとで知ったよ…。

「文屋」の女官で出てきた弥十郎さんと亀蔵さんのやり取りが面白かったのよね。文屋康秀さまがどこに行ったかを占い対決することになって、政権交代だーとか、どっちが上か選挙で決めましょうとか、選挙は8月30日ですよ、とか。こんなこともネタにするんだ～。全員でやっていた占いダンスはなんだかスリラーっぽかった？マイケルジャクソン追悼だったのかなぁ。

「喜撰」のお梶はしっとりとした色気があったけれど、もっと生き生きと可愛らしい方が私は好みだな～。以前観た、時蔵さんのお梶が忘れられない。

自分の踊り発表会が近いせいか、こういう上手い踊りを見せられると居ても立ってもいられなくなる…。なんだかソワソワしながら観てしまいました。