沢竜二大奮闘公演 8/19夜

ブログをよくチェックしていた、大衆演劇学校の鈴木子温くんと、竜劇隊の青山郁彦さんの舞台を見られるのが楽しみだったんです。
この日は宝海劇団の大空くんがゲスト出演。

第一部　お芝居「はぐれ雲」
秋山ジョージ原作の漫画「浮浪雲」を基に舞台化したもの。
30年前に初演し、その後ドラマ化などもされたそうです。

なんだか、これまで大衆演劇の芝居をそれなりに見慣れているはずの私でも、戸惑うようなお芝居のクドさというかクサさというか…びっくりしてしまった～。
出演者の年齢層が高いから？それとも沢竜二的芝居のクサさのせい？

短い時間の中にいろんな展開があってついていくのがちょっと大変だった…。悲しい展開もあったけれど、笑いどころが多かったです。最後はお決まり、悪者たちを刀でバッタバッタと倒してハッピーエンド。
悪役で出ていた青山郁彦さんの殺陣がむちゃくちゃカッコよかったんだよなぁ。刀の構え方や腰の落とし方が気持ちいいほどよく決まる。しかも刀持ったままバク転しててビックリした～。そんなことできるんですか？

大空くんは坂本竜馬の恋人、お竜の役でした。坂本竜馬との相舞踊の後、京に行くという竜馬をお竜が止めようとする。
でもこの二人の出番はここだけで、芝居の筋には全然関わってこなかったんだよなー。


第二部　舞踊ショー「SKDか日本踊りか」

・トップ　「桜音頭」
・若葉しげる　「浅草しぐれ」
・若葉隆之介　「愛のままで」
・青山郁彦、坂田英幸　「希望への旅」
・鈴木子温　「元禄花見踊」
・竜タカオ、ひかる光一　「貝殻節」～「乱の舟歌」
・松浪加織、春日宏美　「SKDショー」
・宝海大空　女形　「夕顔恋歌」
　　　　　　立役　「羅生門」
・木内竜喜　「風雪流れ旅」
・ラスト　「国定忠治」


覚えている限りだけ…。順番も適当です。

・トップ　「桜音頭」
大衆演劇学校の生徒4人の群舞。
子温くん、ものすごくきれいー。4人のうち男の子2人、女性2人。男の子が混じっているとは思えん。一番小さい子も男の子だそうですが、子温くん一番の美人さんでした。
踊りも上手でしたねー。基本に忠実、しっかり腰を落としているし、手先の動かし方も綺麗。両手に桜の枝を持っていたけれど、こういう長い小道具の動きまできちんと綺麗に動かせるのはセンスが良くないとできないと思うんだ。
ホメすぎかな～？でも贔屓目ではなく本当に上手でした。


・青山郁彦、坂田英幸　「希望への旅」
この曲がなんだか気になって…戦隊モノか何かの曲かなと思ったら、「キン肉マン」のラーメンマンのテーマだって。面白すぎる！
や～郁彦さんの体の使い方が半端ないよ。カッコよすぎる！バク転、バク宙が綺麗にできてるし、腰を落とした方が綺麗に決まる。これだけできる人、初めて観たかもしれない。相当足腰を鍛えてそうだなー。


・鈴木子温　「元禄花見踊」
子温くんソロ舞踊。やー可愛いですねー。お扇子の使い方も綺麗。笑顔がまだ固いけど、その初々しさがまたイイですねぇ。
衣装は黒地にラメのピンクの花柄、鬘は現代風な髪型で、シルバーの髪飾りと黒っぽい花の飾りを付けてました。背中の帯結びのところにも花を付けていたのが可愛かったなぁ。
そういえば舞台が絨毯だったんで、みんな踊りにくかっただろうな～と思いました。


・竜タカオ、ひかる光一　「貝殻節」～「乱の舟歌」
最初は2人とも女形で、引き抜きがありました。なかなか綺麗に行かずに苦労していたけど…。
早替わりで後半は立役に。曲が「乱の舟歌」だよ～！！でも最後がお面でコミカルな踊りになったのがかなり意外な展開でした（＾＾；


・宝海大空　女形　「夕顔恋歌」／　立役　「羅生門」
女形の舞踊、大人っぽくてすごくきれいでした！お化粧が日々変わるようで、この日は目の鋭さが印象的でした。
立役の舞踊は、刀遣いがお見事！でした。ものすごい速さの抜刀と納刀の繰り返し、あと刀をくるくる回したり。さすがでした～。




大空くんは2日間だけゲスト出演で、それ以外の日はお芝居のお竜役は子温くんなんだよね…
子温くんのお竜役も観たい…それだけのために…もう一度観に行くべきか？とさんざん迷って。
結局、もう一回見に行くことにしてしまいましたとさ（汗）