五月大歌舞伎 5/4夜の部

歌舞伎座の前に、さよなら公演終了までのカウントダウン時計が置かれていました。
あー1年を切っちゃったんだねぇ。

「恋湊博多諷」毛剃
菊之助さんの女郎が綺麗♪
異国風の衣装や、葡萄酒などが、珍しくて面白い。


「夕立」
この舞踊、エロすぎ～。なにこれ(笑)
盗賊が、御殿の女中を見初めていて、道中の駕籠で落雷に驚いて気を失ったところをかっさらって、思いを遂げてしまうそうです。
そして女中の滝川は、盗賊の小猿七之助に惚れて、「もう屋敷には戻れないから、連れて行ってくれ」と言うのです。
なんだそれー。解説にも「退廃的な気分が濃厚」とありましたけど、本当にそうですね。
お互いに手拭いで首筋の汗を拭き、女が簪で男の髪を整えてやり、男の持つ刀を鏡代わりに自分の髪を整える。睦まじいですな。観ていて照れてしまうよ。


「神田ばやし」
桶屋留吉が海老蔵さん。ちょっとひねくれたところもあるけれど、素朴で素直な人物。
長屋で無くなった1両を、留吉が盗んだと疑われ、留吉は弁解をせずに余所から1両を借りて返す。1年後、掃除をしているときに畳の間から無くなった1両が出てきて、留吉の疑いが晴れるという話。
なんでしょ、海老蔵さんのこの似合わなさ具合(笑)
失礼ながら、笑えてしかたがないよ～。世話物でもカッコいい2枚目ならハマるのに、ちょっと暗い性格うあ、ウジウジとした振る舞いは全然似合わないなぁ。
松緑さんがやったら似合っただろうに、なんで海老蔵さんだったんだろうなぁ。不思議な配役。


「鴛鴦襖恋睦」おしどり
綺麗だわー海老蔵さんと菊之助さん。美男美女。眼福、眼福。