五月大歌舞伎 昼の部 新橋演舞場

5/14　3階右側
歌舞伎座3階の東袖の席より、舞台の見切れる範囲が大きい気がする～。
花道は良く見えるけど、舞台上手の半分はほぼ見えず…

「寺子屋」
四月に歌舞伎座で初めて見た演目で、そのときは味わい方が全然分からなかったけど、さすがに2回目だとちょっとは分かった気になれました（＾＾；
七之助くんは品があって綺麗でよかった。染五郎さんて最近身軽に動く役が多いから（染模様とか…）ちょっと重みが足りない気がするな。この夫婦に対して、海老蔵さん勘太郎くんはとても良かった。海老蔵さんはさすがの貫禄と重み。雪が降り積もった松が描かれた着物が素敵。このボリュームある衣装も似合っていて存在感ありました。勘太郎くん、黒留の着物から白装束へ衣装替え。白装束良かったなぁ。華やかさを抑えた落ち着きある風情。芯はしっかり通ってる。若手ばかりの舞台でしたが楽しめました！

「吉野山」
勘太郎くんの狐忠信がひたすら良い！カッコイイ！いいよねぇ～。これ、私もお稽古してみたいなぁ…と無謀なことを思いながら、じぃっと目を凝らして見つめていました。観ている人に、踊りたい！と思わせるような舞踊は、ホントにいい舞踊なのだと思います！

「魚屋宗五郎」
今まで見た宗五郎は、菊五郎さん、幸四郎さん、勘三郎さん、かな？
酔っ払うまでの面白さは、歳を重ねた男臭さが出た方が面白いかもなーと思いました。松緑さんはまだちょっと若い方だし、声も意外と通る高めの声だもん。
七之助くんの奥女中姿は美しかったですわー

「お祭り」
これまで何度か観たことがあるはずなんですが、大向こうの「待ってました！」に対して「なに、待っていたとはありがてぇ」と返すやり取りは、初めて意識して観ました。2,3人掛けてた気がします。
芸者って出てくるんじゃなかったっけ？出てこないんだっけ？
染五郎さん、カッコイイ粋な姿でした。カラミとのやり取りが華やかで観てて楽しいですね。喧嘩で絡んでくる若い子は、部屋子の松本錦成くんだそうです。


今日の着物は、風香の市松模様の単衣小紋に薄ピンクのレース模様の帯。洋服地で作ったのを買ったのだけど、この帯軽くて楽だなー。