――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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二月大歌舞伎 昼の部 2/13
2010年02月15日(月) 21:45:30
2/13 3階東1列
東袖の一番舞台寄りの席。初めてこんな位置に座ったよ。上手の舞台がかなり見切れるのだけど、舞台にかなり近くて、斜め上から見下ろす感じで、ホントいい席でした。堪能しました。最高でした(^^)
久々にイヤホンガイドを借りてみました。眠気防止だったんですが(笑)、今回はかなり役に立ちました。
東袖の一番舞台寄りの席。初めてこんな位置に座ったよ。上手の舞台がかなり見切れるのだけど、舞台にかなり近くて、斜め上から見下ろす感じで、ホントいい席でした。堪能しました。最高でした(^^)
久々にイヤホンガイドを借りてみました。眠気防止だったんですが(笑)、今回はかなり役に立ちました。
「爪王」
七之助くんが鷹で、勘太郎くんが狐って、どんな舞踊だろう?と思っていたんですが。
幕開け最初、七之助くん女形の姿でした。メスの鷹ということらしい。白地の着物で振袖に羽根の柄が入っていて、鷺娘みたいな感じ。これがまぁ、可愛くって綺麗で、もぉ最初からやられましたわ。吹雪と名づけられたとおり、白い羽根の鷹なんでしょう。さぞかし凛々しく美しい鷹なんでしょうね!
この鷹はクマタカという種類で、メスの方が体が大きいため鷹狩りに使われるのだとか。まだ若い鷹で、冬の間狩に出られないときに、家の中で若さを持て余して盛んに羽繕いをしているとイヤホンガイドの解説。そんな設定にも萌えでしたカワイイ、カワイイんだよ~!
村の庄屋に頼まれて、悪い狐の退治に出かける鷹匠と吹雪。勘太郎くんは老獪の赤狐で、経験を生かし、美々しい若衆に化けて、経験の浅いこの鷹をからかってやろうとします。美男美女の取り合わせで、クドキのような艶っぽい相舞踊。これまたいい設定だ。ぶっちゃけエロいですわよ。んもー。
最初の鷹と狐の争い、まず1回目の見せ場。ここの舞踊が迫力で良かったです!キレのある激しい動き、兄弟ぴったり息があって見ごたえありました!鷹は力及ばず、狐の鋭い爪に翼を傷つけられ、敗れてしまいます。
傷を癒し、再び挑んだ2回目の争い。はいはいぶっ返り来ましたよキャー興奮するねぇ。前回の争いから一回り体も大きくなり、精神的にも体力的にもたくましく成長した様子を表すのだそうですが、迫力のある動きも良く、一時も目を離せない緊迫した舞踊でした。素晴らしい~!
見事、狐を打ち負かし、勝利を収めた吹雪。自信に満ち溢れ、誇らしげに羽ばたく様子が神々しいほどに美しかったです。
この演目、20代の若い勘太郎くん七之助くんがやるには時期的にぴったりでしょうね。舞踊の振付が、若くないとできないハードなものだと思う。勘太郎くんの舞踊の上手さを十分に発揮できるし、七之助くんの若い女形の魅力を十分に発揮できる。いい兄弟だ。
いいよねぇ。ちょっと羨ましい気もするねぇ。本当の大変さを分かってない軽々しい言い方かもしれないけれど。恵まれた環境にいることに甘えずに努力することは並大抵のことではないと思うけれど。それでも、機会を与えられて、こうやって一ヶ月毎日舞台で踊って自分を鍛えることができるのって、羨ましいなぁって思ってしまう。
「俊寛」
この演目苦手で、いつも寝ちゃうんですが、今回は寝ないで観れました。
だって、千鳥がすんごく可愛かったから~。七之助くん、あのかわゆさはたまらないよ。
島育ちの田舎娘だから、気取ったふうもないし、大人しくしているだけでもない、元気ではつらつとした様子が良かったんだよねぇ。俊寛と瀬尾兼康が争う場面では、横から入ってアワビの殻を投げつけたり、熊手を持って参戦したり、行動の一つ一つがかわゆらしくて微笑ましくて、萌え~でしたの。
終始、千鳥バンザイ!てな感じでした。観かたが間違ってますかね…(汗)
「口上」
芝翫さん体調不良のためお休みでした。どうぞお大事に…。
三津五郎さんの口上で、先代勘三郎さんの面白エピソードが語られると、勘三郎さんお辞儀をしたまま肩を震わせて笑ってましたね。日によってそれぞれ語られる内容も変わるようですが、勘三郎さんも知らないお話がたくさんあるそうです。
ところで、この口上の時に男の姿で出るか、女形の姿で出るのかってどうやって決まるのでしょう。玉さまや福助さんは女形でしたけど、七之助くんはいずれ何か決められた時に女形の姿で出てくるようになるんでしょうか??
「ぢいさんばあさん」
このお芝居を観るのは2回目なんですが、前に見たのは、仁左衛門さんと菊五郎さんの夫婦でした。2005年2月のこと。そうかぁ、菊五郎さんだったのかぁ。
今回はニザ玉コンビ。まぁ見目麗しい、若々しく美しい夫婦。んもう、イチャイチャしすぎでしょ。ニヤニヤしちゃうじゃないの。仁左衛門さん、若い芝居が上手い。無邪気なところとか、血気盛んなところとか、人目を気にせず妻に甘い声で話しかけるところとか、子供をあやすときのちょっと不器用そうな様子とか。若くてかわいーの。ホントに。玉三郎さんの、上品でおっとりして優しそうな奥さん役も素敵。いいねぇ。眼福、眼福。
勘三郎さんは嫌味な下嶋の役が似合うなぁ。ハマってるなぁ。そしてそんな下嶋に、「おぬしのことは好かんのだ」と打ち明ける伊織、素直すぎて、可愛いじゃないかぁ。
37年経って、元住んでいた家で再会する伊織とるん。おじいちゃんの仁左衛門さんも、お茶目で愛嬌あって可愛らしいわぁ。るんは、屋敷勤めをして身分も上がって、優雅で気品あふれるたたずまい。でもおばあちゃんだから、縁側から座敷にあがる足元がおぼつかない。可愛らしいなぁ。
ほのぼのとした心温まるお話でした。
夜の部続けて観劇。それまで、しばしお買い物へ。
七之助くんが鷹で、勘太郎くんが狐って、どんな舞踊だろう?と思っていたんですが。
幕開け最初、七之助くん女形の姿でした。メスの鷹ということらしい。白地の着物で振袖に羽根の柄が入っていて、鷺娘みたいな感じ。これがまぁ、可愛くって綺麗で、もぉ最初からやられましたわ。吹雪と名づけられたとおり、白い羽根の鷹なんでしょう。さぞかし凛々しく美しい鷹なんでしょうね!
この鷹はクマタカという種類で、メスの方が体が大きいため鷹狩りに使われるのだとか。まだ若い鷹で、冬の間狩に出られないときに、家の中で若さを持て余して盛んに羽繕いをしているとイヤホンガイドの解説。そんな設定にも萌えでしたカワイイ、カワイイんだよ~!
村の庄屋に頼まれて、悪い狐の退治に出かける鷹匠と吹雪。勘太郎くんは老獪の赤狐で、経験を生かし、美々しい若衆に化けて、経験の浅いこの鷹をからかってやろうとします。美男美女の取り合わせで、クドキのような艶っぽい相舞踊。これまたいい設定だ。ぶっちゃけエロいですわよ。んもー。
最初の鷹と狐の争い、まず1回目の見せ場。ここの舞踊が迫力で良かったです!キレのある激しい動き、兄弟ぴったり息があって見ごたえありました!鷹は力及ばず、狐の鋭い爪に翼を傷つけられ、敗れてしまいます。
傷を癒し、再び挑んだ2回目の争い。はいはいぶっ返り来ましたよキャー興奮するねぇ。前回の争いから一回り体も大きくなり、精神的にも体力的にもたくましく成長した様子を表すのだそうですが、迫力のある動きも良く、一時も目を離せない緊迫した舞踊でした。素晴らしい~!
見事、狐を打ち負かし、勝利を収めた吹雪。自信に満ち溢れ、誇らしげに羽ばたく様子が神々しいほどに美しかったです。
この演目、20代の若い勘太郎くん七之助くんがやるには時期的にぴったりでしょうね。舞踊の振付が、若くないとできないハードなものだと思う。勘太郎くんの舞踊の上手さを十分に発揮できるし、七之助くんの若い女形の魅力を十分に発揮できる。いい兄弟だ。
いいよねぇ。ちょっと羨ましい気もするねぇ。本当の大変さを分かってない軽々しい言い方かもしれないけれど。恵まれた環境にいることに甘えずに努力することは並大抵のことではないと思うけれど。それでも、機会を与えられて、こうやって一ヶ月毎日舞台で踊って自分を鍛えることができるのって、羨ましいなぁって思ってしまう。
「俊寛」
この演目苦手で、いつも寝ちゃうんですが、今回は寝ないで観れました。
だって、千鳥がすんごく可愛かったから~。七之助くん、あのかわゆさはたまらないよ。
島育ちの田舎娘だから、気取ったふうもないし、大人しくしているだけでもない、元気ではつらつとした様子が良かったんだよねぇ。俊寛と瀬尾兼康が争う場面では、横から入ってアワビの殻を投げつけたり、熊手を持って参戦したり、行動の一つ一つがかわゆらしくて微笑ましくて、萌え~でしたの。
終始、千鳥バンザイ!てな感じでした。観かたが間違ってますかね…(汗)
「口上」
芝翫さん体調不良のためお休みでした。どうぞお大事に…。
三津五郎さんの口上で、先代勘三郎さんの面白エピソードが語られると、勘三郎さんお辞儀をしたまま肩を震わせて笑ってましたね。日によってそれぞれ語られる内容も変わるようですが、勘三郎さんも知らないお話がたくさんあるそうです。
ところで、この口上の時に男の姿で出るか、女形の姿で出るのかってどうやって決まるのでしょう。玉さまや福助さんは女形でしたけど、七之助くんはいずれ何か決められた時に女形の姿で出てくるようになるんでしょうか??
「ぢいさんばあさん」
このお芝居を観るのは2回目なんですが、前に見たのは、仁左衛門さんと菊五郎さんの夫婦でした。2005年2月のこと。そうかぁ、菊五郎さんだったのかぁ。
今回はニザ玉コンビ。まぁ見目麗しい、若々しく美しい夫婦。んもう、イチャイチャしすぎでしょ。ニヤニヤしちゃうじゃないの。仁左衛門さん、若い芝居が上手い。無邪気なところとか、血気盛んなところとか、人目を気にせず妻に甘い声で話しかけるところとか、子供をあやすときのちょっと不器用そうな様子とか。若くてかわいーの。ホントに。玉三郎さんの、上品でおっとりして優しそうな奥さん役も素敵。いいねぇ。眼福、眼福。
勘三郎さんは嫌味な下嶋の役が似合うなぁ。ハマってるなぁ。そしてそんな下嶋に、「おぬしのことは好かんのだ」と打ち明ける伊織、素直すぎて、可愛いじゃないかぁ。
37年経って、元住んでいた家で再会する伊織とるん。おじいちゃんの仁左衛門さんも、お茶目で愛嬌あって可愛らしいわぁ。るんは、屋敷勤めをして身分も上がって、優雅で気品あふれるたたずまい。でもおばあちゃんだから、縁側から座敷にあがる足元がおぼつかない。可愛らしいなぁ。
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