シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」

2006年2月に歌舞伎座で上演された、玉三郎と菊之助の「京鹿子娘二人道成寺」。
歌舞伎座には2回観に行きました。

映像ならではの臨場感や細かいところまで捕らえたシーンは、やっぱり3階席では味わえないですね。何より花道がばっちり見えるのが嬉しい。
玉三郎さんは美しいし、菊ちゃんはとっても綺麗～！
これを1000円で観られるとは、本当にすばらしい。

ところで、途中なにやらびっくり現象があったんですけど…。

門のところで「拝ませてたもいの～」と言っているところでイリュージョン発生！びっくりしたなー
門のところにやってきたのは菊ちゃん一人のはずなのに、カメラアングルが切り替わったら、玉さまになってるの。
えっ？？
ここでしゃべってるのって菊ちゃんだったよね？
まさか、映像編集まちがえたの？
でももう一度同じことが起きたので、間違いではなく意図的な演出だと分かりました。
まさに、2人は一心同体、実体はひとつで魂が2つということを表現しているわけですね。
映像だからこそできる演出だけど、そういった効果以上に、違和感を生み出さないかしら…？気づかない人は気づかなくても、気づく人はめっちゃびっくりすると思うんですけどね。
後半の、振り出し傘の部分だったかな？そこでも同じイリュージョンがありました。


まぁ、それはともかく、映像は細部にわたって細かく見られるし、衣装の引き抜きも見事に見えるし、二人のイチャイチャもばっちり分かったし、とても楽しめました。
今後の神奈川、大阪、京都での上映をお楽しみに！

シネマ歌舞伎
2月3日（土）～16日（金）
MOVIX本牧
3月10日（土）～23日（金）
梅田ピカデリー
3月31日（土）～4月13日（金）
MOVIX京都