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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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第2回 紫・青楓日本舞踊公演
2005年11月20日(日) 22:33:20
舞踊会って、たまにマナーの悪い客がいるんだよね。

隣にいたオバハン連中、最低、最悪!うるさいー!
弟子関係者か?冗談じゃねえよ、なんで上演中にそんなでっかい声でしゃべってんだ。
信じられん。今、目の前で青楓さんが踊ってんだぞ!集中できないだろーが!
私は金払って見に来てんだ。この一瞬は二度と戻ってこないのに。代わりに金払え!時間を戻せ!
マジ腹立ったから注意したのに、今度は地方の演奏中にしゃべりやがる。
立方が舞台にいなかったら休憩なのか?演奏が聞こえん。
うるさいうるさいうるさいー!

着物を着て踊りを習っているくせに、最低限の礼儀作法を知らなくてよくもまあ「日本舞踊のお稽古しています」なんてえらそうな顔できるもんだ。
同じく着物を着る人間として、踊りを知っている人間として、本当に恥ずかしい。

はぁ…せっかく素晴らしい公演だったのに、このことだけが本当に残念で。

拍手[0回]


思い出すとハラ立って来るけれど、気持ちを切り替えねば。
いや~ホントにいい舞踊会でしたよ。青楓さんも紫さんも素敵で、特に紫さんは大好きになりました。
ところで、全演目、素踊りじゃなかったんですよね!仕度ありです。きゃーきゃーきゃー!
だって、青楓さんの女の衣装、初めて見たんだもの。かっわいかったなぁ(うっとり)

長唄「浅妻船」 尾上青楓
セリで登場でした。衣装は、初めは振袖の上に水干を羽織り、頭には長烏帽子、手には小鼓。すみません、素踊りの女は見たことがあったけど女の仕度した青楓さんは本当に初めてで、なんだか動揺してしまっていました。ただそれだけが嬉しくて、姿ばっかりみつめてしまいました。踊りをちゃんと見ていたのかどうか、自分でも良く覚えていない。
水干を脱ぐと、下は赤い振袖着物。
ぎゃー! か わ い す ぎ る !
青楓さんが赤い振袖着物で踊っているというシチュエーションだけで興奮してしまう。ああ~この変態をどうか止めてください!まちがいなくニヤニヤしていました、私。
赤い振袖から引き抜きで白地の振袖に早替わり。この着物も可愛い~!
小道具が鞨鼓に代わって、動きが少し華やかになりました。「遊女でありながらも品位第一とされる曲」だそうですが、おしとやかな感じというよりは、割と元気な可愛らしい感じだなぁと思いました。一度引っ込んで道具が振り鼓になった後はさらに動きが早間になって可愛らしさ倍増。こういうところのキレのある動きはさすが、惹き込まれますね。
最高でした。選曲万歳。
また別の青楓さんの女の踊りを仕度ありで観てみたいな。


大和楽「一葉」「たけくらべ」 尾上紫
「一葉」と「たけくらべ」は別の演目だったのか。ひとつづきかと思っていました。
「一葉」は樋口一葉自身を踊る演目。しっとりとした、大人の女の恋心を表現していました。明治時代の設定だからか、舞台に街灯があったのが何だか不思議な感じがしました。化粧も古典的な白塗りじゃないと思います。普段の化粧に近い、ナチュラルな感じがしました。
紫さん、綺麗ですねぇ。心の憂いを表した顔の表情が良かったです。けっこう背が高いんですね。立ち居振る舞いがすっきりしていて素敵でした。
「たけくらべ」は同題の作品を題材としたもの。美登利が少女の生活に別れを告げて大人になる寂しさを表現しています。たけくらべの美登利と言えば「ガラスの仮面」のイメージしか無い私です…。
美登利を踊る紫さんは、本当に少女のようでした。おてんばで元気いっぱい、さっぱりとした気性らしい雰囲気で、とっても可愛らしかった。見事に演じきってるなぁ。すごい!本当に可愛らしかった。しかも踊りの中での腰の落としかたがすごく深い。ああ、腰を深く落とせば落とすほど、可愛らしさが出るんだわ、きっと。
さっき「一葉」で大人の女を踊った人と同一人物とは思えない。


常磐津「積恋雪関扉 下」 尾上紫 尾上青楓
初めに演目を知った時、「青楓さんが大伴黒主…あの華奢な体で演じきれるのかな」と一抹の不安が。余計なお世話でしょうが、うちの師匠も同じように仰っていましたからね(^^;
実際観た感想は、初めのうちはやっぱり体の大きさが追いついてない印象がありました。紫さんも背が高い人だし、比べると存在感が足りないような。肉襦袢が足りないのでは!?でも後半、ぶっかえりのあとは衣装と化粧のおかげで見栄えがグッと良くなりました。
台詞のやり取りでは、紫さんの声は細いけれど張りがあって安定していてとてもよい声だと思いました。素敵だなぁ。青楓さんの低く抑えた声も魅力的。
この演目、話が難しくて良く分からないのですが、後半のぶっかえりの後のほうが楽しめました。2人の立ち回りもあるし、動きが派手だからねぇ。青楓さんの、舌を真っ赤に染めてべぇ~っと見せる見得がすんごいカッコよかったなぁ。だってこういう悪役を演じることってあんまりなさそうなんだもの。普段の印象とギャップがある役を観られる方が嬉しいじゃないですか、ねぇ。
青楓さんもカッコよかったが紫さんもカッコよかった。髪を振り乱して黒主と対峙するときのキリッとした立ち姿や見得が素敵でねぇ~。私が捜し求めていた女流舞踊家の理想像をやっと見つけられたような気がします。いやホントに。

このお二人、確かに若手舞踊家の中でも華のある実力派ですよねぇ。
早く、次の舞台を観たくなってきた。
まずは青楓さん、勉強会やってー!

ちなみに写真は鑑賞時の着物。ダークピンクに源氏香と椿の模様。洋服だったら絶対に選ばない色ですよ。
大伴黒主の青楓さんの衣装が、緑地に白の源氏香模様。あら、私とお揃いじゃないのぉ~vv
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コメント
波華さんこんにちは!
マナーがない人って迷惑ですよね。
能楽は少ない方かもしれませんが、一緒に謡われたり、いびきをかいて寝ていたり・・・殴りたい(苦笑)
私のワースト1位は、斜め裏の席の人がその公演の最初から最後までいびきかいて寝ていた時です。普通に話すくらいの声でずーっと話している人も最悪でした。
注意された波華さん、とってもかっこいいです!私はいつも泣き寝入り(涙)
それはさておき、私も青楓さんの公演行きたいですぅ~。土曜日が多い(?)ので行けないんですよね。
亜時 URL 2005年11月21日(月)10:49:47 編集
こんにちはー。
私も先日の能では、隣りにおしゃべりおばさん集団がいて、困りました。おおよそ能には興味ないらしく、熱海に温泉入りに来たついでに・・・という感じですね。休憩前の仕舞では指輪見せ合いっこ。囃子方が入ってきてもしゃべりが止まらないので「演能中の私語は慎んで下さい」と注意しても無駄(泣)語り物で、こちらは集中したいのに・・・。何度も促しても途中では私はぷっつんして、目を合わせて般若の如く睨み付け、シーッという仕草で注意したら、止まりました。
私も舞台はとても良かったのに・・・それさえなければ・・・と思いました。帰りには、その素晴らしかった舞台のシテ方の先生に遭遇して、厚かましくも声をかけさせていただきました(^^;。

そういうおばさんって経験上、直らないとは思いますが、どんどん注意すべきですよ!言わなきゃなおしませんというか・・言われてもだめなんでしょうね。
「ああいうことをするおばさんには絶対になるまい!」という参考になったと捉えるしかありませんね・・・
となんだか愚痴コメントになってすみません(>_<)
みゆみゆ 2005年11月21日(月)15:07:10 編集
>亜時さん
去年の創作舞踊の時にも同じような話が出ましたよねぇ。上演中に喋るお客さん。いろんな流派の人が出る舞踊会やお浚い会では、演目ごとの出入りが激しいので会場の雰囲気が緩んでるんですよね…。でも今回のような舞踊会は違うんですから、ちゃんと場の空気を読んでもらいたいですよ。
たしかに能楽の会では少ないかもしれませんが、迷惑したら注意するかスタッフに告げ口(笑)した方がいいですよ。会場スタッフは仕事ですからその辺きちっと処理してくれるはず。歌舞伎座のスタッフさんなんかはきちんと注意してくれるそうです。
青楓さんの舞踊会、また一緒に観に行きたいですよねぇえ~
舞台数が少ないっ!
それにしても今回の浅妻船は良かったですよお。亜時さんにも見てもらいたかった。私も写真が欲しいぃ~!

>みゆみゆさん
それは災難でしたね…。
舞台鑑賞の際の最低限のマナーが分かってないなんて、同じ日本人としてとても信じられない。
注意する側だってものすごい勇気を出して、緊張しながら注意するのに、それでも直らなかったらブチ切れそう。
真面目に観る気が無いなら出ていけ!って思いますよね。
本当に、年取ってああいうふうには絶対になりたくない!と強く思いました。
本当に、残念。
波華@管理人 2005年11月21日(月)23:59:53 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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