橘菊太郎劇団公演＠三吉演芸場 12/14夜

待ちに！待った！
大ちゃんの男の花道！
ようやく観れました。

お芝居　「男の花道」
良かったなぁ。
湯上りの浴衣姿。目が見えなくなって苦悩する姿。目が開いたときに眺めた富士の山。櫓お七の人形振り。幕前でお客に切実に訴える姿。玄碩の元へ駆けつけた時の凛とした姿。
歌右衛門、素敵でした。
以前、亀治郎さん歌右衛門の「男の花道」を観た時の記憶と比較すると、話の筋は同じで時々細かいところが違う。省かれている場面があるから、時間は短くなってるんだろうなぁ。それでも上演時間およそ1時間45分。
大ちゃんにいろいろ聞いたのだけど、若葉しげるさんから習ったのを元に、他のものを参考にして、これからもいろいろ試していきたいと。亀さんに台本もらったらしいし、義太夫の稽古をするところもやりたい、櫓お七のところももっと長くやりたい、と言ってた。
そーなんだよねー！義太夫の稽古するところ、観たかったんだよなー。大ちゃん、太棹が弾けるように練習しないとだけど。
あと櫓のお七のところ、お七が小道具の手紙を読んでいるところに、玄碩からの手紙が届くのが本来の形だと思う。大ちゃん版は、小道具の手紙は出てこなかったし、その先の人形から人間に戻るところも櫓に登るところもやってた。
大ちゃん、小さい頃に櫓のお七を舞台に掛けてたって聞いた。だから今回は後半までやって見せてくれたんだろうけど、手紙を読むところまでしかやらなかったら後半ができないもんね…。
いやむしろ、櫓のお七だけフルで観れればいいわ！
ひろしさんの後見もグッジョ！大ちゃんを膝に乗っけるところもやってたし、衣装の引き抜きもやってた！すごいー！めっちゃテンション上がったなぁ。「羽がほしい翼がほしい」のところはやってなかった気がするし、シケは出してたけど後ろを解いてポニーテールみたいにはしてなかった。そういう鬘は持ってないんだろうな。
櫓のお七の衣装と、最後に着ていた雪持竹の着物は、このお芝居のために作ったらしい。特に、雪持竹の着物はすごく素敵だった。これを観ていたら、大ちゃんの雪之丞変化が観たくなったよ。

この芝居、また観たい。進化したのを観たい！


舞踊ショー

写真なし。

・トップ　大ちゃん良二さんメイン　「この世の夢」～「江戸ポルカ」
・菊太郎座長　「時代遅れの男」
・裕ちゃん　「万里の河」
・大ちゃん女形　「100万本のバラ」
・群舞　「三吉橋界隈」
・良二さん　「夢芝居」
・真吾さん
・大ちゃん良二さん裕ちゃん拓実くん
・大ちゃん　「時間を止めて」～「桜小町」ティッシュ投げ
・菊太郎座長女形
・ラスト　「YOSAKOIソーラン」～「海の家」TUBE


幸せな一日だったなぁ。
お芝居も舞踊も、充実していた。
大ちゃんとお芝居のことをいろいろ話せたのも、嬉しかった。