橘菊太郎劇団公演＠三吉演芸場 1/1昼夜

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦早々、三吉演芸場へ。
橘劇団を観て来ました。
お正月に大衆演劇を見るのは初めてなので、大衆演劇で三番叟を観るのは初めてだし、正月三が日は大抵の劇団で三番叟をやっているということすら最近まで知りませんでした。
能楽や歌舞伎だと、正月は当然のこと、それ以外の時期でも祝儀の意味合いでよく三番叟を上演しますが、大衆演劇の三番叟は正月3が日のみ(例外あり)。舞踊は古典的なものだったり現代風にアレンジしたものだったり、様々なんですね。面白い。
今日も、お着物で。

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第1部「寿式三番叟」
3部構成で、最初は昔ながらの古風な構成。面箱持ちで小姓の恰好をしたみきちゃん、千歳のめぐちゃん、三番叟の菊太郎座長とひろしさん登場。
めぐちゃんの千歳の舞がとっても良かった！衣装も綺麗だし、踊りが古典的なきちんとした振り付けで、丁寧に踊っていて、まさに露払いにふさわしい清々しい舞でした！
続いて2人の三番叟の舞(揉の段)。これがけっこうハードな踊りで二人とも息切れてた(笑)その後、千歳と台詞のやり取りがあって、鈴を渡されて、鈴の段へ。
鈴の段は役者入れ替わり、大ちゃん良二さん浅ちゃん裕ちゃん新吾さんの五人三番叟。曲もインストのアップテンポな曲。従来の三番叟の振りを取り入れながらダンスっぽくなっていて、観ていて楽しかった！烏帽子をかぶった大ちゃんの顔がとっても凛々しかったな～。
最後は女性群舞と入れ替わり、「島田のブンブ」へ。(なぜこの曲…？)
かんざし代わりに稲穂を挿していたのがお正月らしくて良かったです（＾＾）
　

お芝居「竹の水仙」
左甚五郎：大五郎
近江屋主人：新吾
近江屋おかみ：きよみ
越中守：菊太郎

初めて見たお芝居。
日光東照宮の眠り猫を彫った有名な彫刻師、左甚五郎の話。
竹で彫った水仙のつぼみが、水に差しておくと花開き、300百両で買ってもらう。
大ちゃんが面白メイクの左甚五郎役。楽しいお芝居でしたが、単純な話のわりには全体的に間延びしたような印象も…。この竹の水仙を題材にした浪曲を使い、所々で当て振りしながらのお芝居だったからそう感じたのかな。

第3部　舞踊ショー
・かずみさんメイン群舞
・大ちゃん立役　昼「？」／夜「花」中孝介
・めぐみちゃん　昼「川の流れのように」／夜「？」
・大ちゃんメイン　「甲賀忍法帖」
・きよみさん　昼「凍て鶴」／夜「？」
・座長女形～「神々の詩」姫神
・良二さん　「タイガー＆ドラゴン」
・新吾さん　「おまえに惚れた」
・群舞　「三吉橋界隈」
・寿美子さん
・大ちゃん女形　昼「紅い糸」／夜「たまゆら」
・座長立役
・北條みきちゃん
・ラスト　「艶姿…恋絵巻」


何がって…

大ちゃん女形ソロで「紅い糸」踊ってくれたーっ！！
お正月早々、なんて嬉しいお年玉～
　


「花」中孝介
この曲は他の役者でも何度か観たけれど、あんまり大ちゃんのイメージじゃなかった…
でも実際見るとすごく良かった♪優しげな立役で癒された～



「甲賀忍法帖」
噂のシルバーロング～
このショー、最近よくやってるみたい。よっぽど好きなのかな？
カッコイイし動きも派手だし見ごたえあるので私も好き♪



いい元旦を迎えられました～