橘小竜丸劇団公演＠小岩湯宴ランド 7/19昼

3連休最終日。
全然小岩に行く気になれなかったところ、やっと時間ができて観に来れた日に、うまい具合に鈴ちゃんの新作お芝居が掛かって。
見知りのお客さんにもいっぱい会えたし、意外？予想通り？な方々にもお会いできて。
楽しかった！
この劇団の若さと明るさには、いつも元気をもらえるなぁ。

お芝居　「女二代目喧嘩屋五郎兵衛」

鈴ちゃんが5月のお誕生日公演で作った新作お芝居。

新しい試みがたっぷり。鈴ちゃんの感性はとっても素敵。繊細で大胆で。演技も一生懸命でした！
「蛮幽鬼」のサントラを使ったメリハリのあるオープニング。抽象的なモチーフ。独特の世界観だね。
台詞の中で、重要なキーワードとそれに伴う心情がもっと浮き立つといいなと。
姉の胡蝶が妹を嫌う理由が化け物のような顔のせいだけなのかそうでないのか。
カズキが五郎兵衛に思いを打ち明けたのがなぜ今ここなのか。あとで裏切る役だからこそ、ここで感情移入できるような納得できる理由がもっと欲しい。（そこはたっちゃんが頑張るところか？）
そのカズキの思いを五郎兵衛が受け入れたのはどんな心境？もう恋はしないと決めたのに気持ちが変わったのはなぜか。細かいけど恋と愛は一緒な意味で使われたくないかもーホント細かくてすまん。
千夏ちゃんのお芝居、とっても良かったなぁ。台詞にちゃんと感情が乗ってる。すごく上手くなった。これからもいいお芝居を見せてくれそうで楽しみ。
ゆきさんはオイシイ役回りなんだけど声に張りが足りないな。艶というか。惜しいっ。
つばさくんも台詞のある役を頑張ってたね。台詞がない時に全然芝居に入れてなくて、台詞に入ってから急に芝居をするから唐突感あるけど…4月に観たガチガチな様子よりはホント成長したよ。
脚本は、全体的に、いい材料をたくさん使っているのにちょっとバラバラな印象で勿体無かったんだー。前後の繋がりに必然性が見えなくて。これが絶妙に繋がるような作りだといいのだけど、具体的にどうしたらいいのかわからん…。
これは大衆演劇の枠には収まらないスケールのお芝居じゃない？ましてやセンターでは…。劇場で観たいと思う。大衆演劇って何でもアリのようでいて、実は受け入れてもらえる芝居の幅って狭いから。
睡蓮という名前は、鈴ちゃんの好きなアーティスト名から取ったんだろうな。睡蓮の曲も劇中で使ってたし。あと新感線、サラブライトマンも。


舞踊ショー

この日は相舞踊祭り！

龍丸、鈴丸　「昭和枯れすすき」
お笑い系！鈴ちゃん可愛いー！たっちゃんメイクがきもい！鈴ちゃん、たっちゃんを足蹴にしまくり。楽しいなぁ。可愛いなぁ。いい姉弟だよねー。



龍丸、小竜丸座長
しっとりと風情のある舞踊でよかったのだけど、小竜丸座長が龍丸くんに抱きついたり迫ったり、おふざけありで楽しかった。



鈴丸、千夏　「矢切の渡し」
端正で美しく清々しい二人。個人的には、この日一番の似合いの二人だなと思いました！お芝居も良かったしねー。



龍丸、つばさ　「三年目の浮気」
かわいいねーつばさくん！女の子にしか見えないよ！
鬘の前髪が顔に掛かってるのがもったいない…。姿勢がもうちょっと美しくなるといいな。でも振りはさすがです。手の動きが慣れてる。私好みの古典な振り付け。
つばさくんが龍丸くんのほっぺを叩いたり、急所攻撃したり、着物の裾を捲り上げたり。いたずら？じゃれ合い？可愛い痴話げんかだわー。よいコンビです。



小竜丸座長、鈴丸　「津軽じょんがら」
立ち同士での相舞踊。最後に鈴ちゃんが「アドリブ、無理！」って。即興が多い舞踊だったのかなー。



ラスト　小竜丸座長、龍丸「越前竹舞」



終演後、図々しくもとある役者さんをつかまえて、いろいろお話させていただきました。
本当に、貴重なお話、面白い話を、いろいろと聞かせていただきました。ありがとうございました！幸せでした！
夢が叶うことを、私も祈っています。
機会があるのなら、もっともっとお芝居の話がしたい。
どーでもいい超趣味の話も…FF好きなので（＾＾；