橘劇団六月公演

土曜日に大勝館へ行きました。
半年振りの橘劇団～！

夜の部はいつも人が少なめなんですが、この日はちょっと人が多かったし、客層がちょっとコアなファンっぽい雰囲気があったので一体なんだろうと思ってたら、この日は終演後に劇団員とファンクラブ会員のお食事会が企画されていたみたい。
だからか、何やら熱～い濃～い空気を感じたのは。

お芝居は「江戸朝霧」だったと思います。
観ていて思ったのは、あーやっぱ祐司さんってかっこいいんだなーということ。
お芝居の中では、とあるヤクザの用心棒でした。田村正和の「そなたも同じ野の花か」みたいな髪型（ただし茶髪）だったんだけど、背が高くて顔が小さいところが素敵なんですね。やっと気付きました！
えーと、今まで気付いていたけど敢えて言ってませんでしたが、大ちゃんは顔大きめです。比べちゃうと余計に、ね。
そのカッコイイ祐司さんが、クールに決めている中で少しでもお笑いをやりだすとたまらなく面白かったです。
もう1つの発見は、五條ひろしさんって面白いんだなーということ。今まであんまり芝居でいい役やってるのを観たことがなかったので。この日は昼の部で疲れる役をやっていたのか、いろんなことがグダグダで、それが座員の笑いを誘う、誘う。
座員が素でウケているのって、観ていても結構面白いので好き。
あっそれから、普段マイクでナレーションやってるのはひろしさんだということもやっとわかりました。

第二部「舞踊ショー」。
橘の舞踊ショーは、やっぱり群舞が大好きです。観ていて自分も踊りたくなっちゃう。
踊っている人たちがみんなとっても気持ちよさそうだから～。
いいな。こういう踊りもいつか踊ってみたいな。

良二さんの踊りの衣装がすごかったです。白銀ラメの着物に、まるでコートのようなツインカラーの白い羽織を着て、サングラスをかけて登場。すっごいカッコイイ！様になってる！
あんなコートみたいな衣装を着物に合わせるとはなぁ。意表を突かれた。でもそれがすごく合ってるのにびっくり。
そんな良二さんに贈られたファンからのプレゼントは、今度は銀ラメの着物に銀ラメの羽織（フードつき）。
今度はフードかよっ！この発想もなかなか出てこないぞ…。
この着物を着て踊ってる良二さんを観たいなー。

いつも個性的な文若さんの踊りは、今回はネオンでした(笑)
ふわふわ帽子に小さなライト、帯にぐるぐる巻いたネオンランプみたいなもの。まぶしかったですね(笑)

第三部
タイトルが分からなかったのですが、今月からの新しい催し物でしょうか？
うーん…去年の夏にやった「ランタナの赤い靴」とおんなじ印象だなぁ。
大ちゃんの舞踊七変化はとっても綺麗。菊太郎座長の女形もとっても綺麗。良二さんの踊りもいつものようにカッコイイし、群舞も見事。
だけど、舞踊劇じゃないんでしょうね。個々の舞踊に共通のモチーフってあるんでしょうか？ストーリー性が全く感じられないので、何を伝えたいのかさっぱりわからない。これじゃ単に舞踊ショーの延長では？
「吉原わらべ唄」が本当に優れた舞踊劇だからなぁ。あれに匹敵する出し物でなければ私は満足しないと思う。
竜小太郎さんがやってた「新版・京鹿子娘道成寺」くらいのことをやって欲しいな。


個人的に気分が盛り上がっていなかったせいもあるかもしれませんが、何となく、慣れてきてしまったなーというか、冗長に感じるというか。
太一くんに会いたいな…。
他の劇団も観て、気分をリフレッシュしたほうが良いかも。