南條劇団とスーパー兄弟 橘菊太郎劇団合同公演＠佐倉湯ぱらだいす 1/3夜

今回の合同公演、グッズ販売でも美麗さんが橘グッズの説明をし、大ちゃんが南條グッズの説明をする、というようにいつもやっていないことに挑戦しているんですね。3人とも、手売りで客席を廻ってくれるのも嬉しいな。
それから、大ちゃんの「時薬」「惚れたってことは」が一回も無かった！たまたまこの日だけなのかもしれないけれど、大宮で昼夜2回ずつくらい聴いてたものだから、全く聴けなくなるとそれはそれで物足りないような(汗)

お芝居　「鯉名の銀平　雪の渡り鳥」
銀平：美麗さん
卯之吉：大ちゃん
お市：蛍ちゃん



美麗さん主役。惚れた女を弟分に譲り旅に出る。弟分の代わりに殺しの罪をかぶってお縄になる。カッコいい役だね！

他の劇団で見た時と同じ事を思ったんだけど、銀平の心持ちがどうなのか見えにくい気がするんだよね。
惚れた女を弟分に取られちゃうのって、何だかんだ言って惨めな姿でしょう。その女を弟分に託して旅に出るのは一見カッコ良く見えるけれど。惨めに見えそうなところをカッコ良く見せたいのか、カッコよく見せていても実は惨めなところを見せたいのかが分からなくて。
あと単純に、銀平はワルぶっているように見えていいのか、それとも好青年に見えていいのか。んーだって、兄貴風を吹かせて明るく爽やかに去るんじゃなくて、何かと愚痴や嫌味を言って去っている印象があるから、観ている側としてはスカッと爽快にはならないんだもの。むしろ、その印象が正しくて、人間臭いところが見えていいのなら納得できる気がする。
太一くんが新歌舞伎座で演じた銀平はどうだったんでしょうね。


舞踊ショー
・寿式三番叟
・美麗さん立役　「ただ会いたくて」
・虎ちゃん立役　「夢芝居」
・大ちゃん歌＋美麗さん虎ちゃん舞踊　「アメリカ橋」
・かずみさん
・虎楠くん銀平さん　「北の鴎唄」
・ゆうきさん女形
・めぐちゃんゆきえさん蛍ちゃん　「女は男の言葉で変わる」
・虎ちゃん女形　「漁火挽歌」
・美麗さん女形　「時の過ぎ行くままに」
・大ちゃん女形
・ラスト　「青春時代」

第1部　寿式三番叟

昼と同じ三番叟でした。
あれ、以前、昼と夜で違う三番叟をやります～って聞いたような気がするのに。
4日には菊太郎座長が昔ながらの三番叟をやると口上で言われたのですが、橘でやっている、めぐちゃんが千歳で菊太郎座長とひろしさんが二人三番叟を踏む舞踊の事かな。
写真は「島田のブンブ」のめぐちゃん。新年らしくかんざしに稲穂を使っているのがいいね。橘のこだわりだね。



美麗さん立役　「ただ会いたくて」
客席から登場。うはー色っぽい～。
キメでのウィンクにめろめろでしたん。



大ちゃんの歌で美麗さん虎ちゃんの相舞踊。これまた豪華な並び！



虎ちゃん



美麗さん
綺麗すぎやろ～どきどきするわ～



大ちゃん



ラスト　「青春時代」
美麗さん、カッコイイ
そして、大ちゃん！かわええ～！！！なにこの格好～！そしてパラパラを全然踊れていない(笑)
南條のラストショーだから稽古しきれなかったんだろうけど、こんなに踊れてない大ちゃんを普段観ることは無いから新鮮。しかもこんな格好だし。楽しかった！最高！
めぐちゃんがお姫さまだっこしようとして、持ちきれなくて床に落下しちゃってた。大丈夫かな～痛そうだった～。

　
　



婚約会見
大ちゃん、顔色が…



美麗さん、大ちゃんにあんな格好させて踊らせたのが楽しくてたまらなかったみたい。ワル美麗、出たな～。ドSだな～。そこまで嬉しいかってくらい笑いながら話してたんだもの。ホント、仲いいよねぇ。
大ちゃんは慎重派だと思うんで、こうやって美麗さんにいろんなものに無理やり挑戦させられることで、開拓されていくところもあると思う。それを見守るのも楽しいですなぁ。美麗さん、どんどんやっちゃって～。