南條劇団とスーパー兄弟 橘菊太郎劇団合同公演＠佐倉湯ぱらだいす 1/11昼

この日は、龍美麗座長の成人の日お祝い公演でした。
たいへん盛り上がりました～

お芝居　「悪の華」
羅紗面狂四郎：美麗さん
ガラシャお藤：蛍ちゃん
吉田三五郎：大ちゃん

　

　



噂に聞いた「悪の華」ようやく初観劇です！
かっこええ！
後半の立ち回りがとにかくすごい。ド迫力。凄すぎるわー。バリエーションたっぷりで、捕手の数も半端なく多くて、見ごたえありました。特に、棒を使った立ち回りが面白かった。捕手が横にした棒に階段のように上って、高いところでの見得も。見下ろされてる～！大興奮～！
カラコンを入れた目がすごい。眼力すさまじい。自分で描いたという刺青もカッコよかった。

前半は、ちょっと展開がゆるいように感じておや？と思ったのが正直な気持ち。立ち回りの凄さしか噂に聞いてなかったから、そっちのイメージが強すぎたのかもね。狂四郎が、小さい頃に人買いに売られ、愛情も受けられず、辛い子供時代を送ったということをとくとくと語られると、狂四郎も可哀想な人なんだなと思ってしまって…。
まあ、別に可哀想な人でもいいのかもしれないけど、いっそ同情すらできないような救いようのない極悪人であったほうが、美麗さんに似合うんじゃないかなぁと思ったので。
あるいは、いかにも大衆演劇的なお涙頂戴の独白にしないで、もっとさらっと語ってあっさりお終いにするか。

大ちゃんの三五郎は、真っ直ぐな気性の良い男で素敵でした～。なんかもぅ可愛いの。なんなんだろ。世話になった上役のために、命を賭けて狂四郎を捕らえようとする真面目で一途な様子が可愛いの。うはうはです。
お藤の蛍ちゃん、ビジュアル的にはバッチリなのだけど、可愛らしすぎて狂四郎の悪事の片棒を担ぐ度量が見えないのが残念。昔は虎ちゃんがこの役をやっていたはず。悪女の役の場合、男が女形でやる良さって絶対あるよね。あ～花吹雪で京ちゃんがこの役をやっていたのが思い出されるわ。また観たいよ～

よく分かんなかったんだけど、○○かくしとか言うキーワードが出演者の笑いを誘ってたんだよね…なんだったんだろう。あまり大きな声で言っちゃいけないモノですか？
音楽に、朧の森やスーパー歌舞伎の三国志、映画「阿修羅城の瞳」の「Perdeski Cloyn」など。いい選曲だね。



舞踊ショー
・南條群舞　「お祭りマンボ」
・大ちゃん立役　「一人旅」
・美麗さん立役　「空が空」中孝介
・虎ちゃん女形　「アカシアの花」
・美麗さん立役　「エレジー（哀歌）」～「？」
・南條群舞
・菊太郎座長立役
・橘群舞
・虎ちゃん立役　「花」
・大ちゃん女形　「かささぎ橋」
・銀平さん
・菊太郎座長女形　「女の酒場」
・美麗さん女形　「風の盆恋歌」
・ラスト　「サンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨ」New Bushidou Ravers

大ちゃん立役　「一人旅」
凛々しい袴踊り！


美麗さん立役　「空が空」
着物の柄がすんごいキレイ。色合いも私好みでとっても気に入った～


美麗さん立役「エレジー（哀歌）」
ひょーエロエロせくしー！


虎ちゃん立役　「花」
総スパンコールのアロハな柄の衣装がすごかったです。キレイでした！


大ちゃん女形　「かささぎ橋」
ええ女やね～


美麗さん女形　「風の盆恋歌」
キター！人形振りの舞踊！
この美しさ、なんなんでしょう…やばいです！



ラスト
美麗さんお誕生日公演のラストでも観たショーだけど、ものすごくハードな踊りでアゲアゲ～で盛り上がりました～！楽しかった～