劇団花吹雪公演＠浅草木馬館 5/23夜

雨です。
今月木馬で私には初めての雨。
昨日はあんなにお客さんがいたのに…今日は雨が降っただけでこんなにお客さんがすくないのかぁ。それでも大入りは出たけどさー。そういうもんなのねぇ。

ミニショー

春さま　「Vanilla」Gackt
わお。大人の色気たっぷりだ。てかぶっちゃけエロいわー。ごちそーさまー



お芝居　「お役者変化」
真ちゃん主役で見ごたえあるお芝居でした！前半は歌右衛門門下の役者、盗人の濡れ衣を着せられ破門された後はやくざ姿。劇中劇では白井権八。客席を使った演出もあり。斬られて瀕死のまま舞う姿は気迫がこもってて良かったですな。
それにしても春さまは脇に廻っても存在感あって美味しいところ持って行くなー。



舞踊ショー
前半は美空ひばりショー。

真ちゃん「車屋さん」美空ひばり


春さま「乱れ髪」



恵ちゃん春さま「お島千太郎」


春さま「Jupiter」
舞姫ぇ～なんだこの可愛いぴんくは。濃いショッキングピンク。幼稚に見えそうな色なのに似合い過ぎてる。
あま～い微笑でどーぞー


春さま　「恋」中孝介
きゃーこれも色っぽくてすきー。
このごろ春さまの立ちが素敵すぎてたまらない。最近舞台の前の方で寝そべるの多くない？



ラスト　韓国ショー
　



国立の鳴神の話から、ふと確認したくてかおりちゃんに聞いてみたこと。
昔は花吹雪でよく歌舞伎演目をやってて、その話を聞いたときには観たい観たいとキャーキャー盛り上がってた。今なんでやらないのか、出来る人がいないとか稽古が大変とかそういう理由かと前は思ってた。でも後になって気付いた。分かるお客さんが減ってきたからじゃない？って聞いたらずばりそうだと答えてくれた。連獅子で毛を振ってもぽかんとしちゃう人もいる。
ついったに書いたこと再掲するけど、
やっぱそうか…そんな気がしてきてた。新春かくし芸大会で歌舞伎演目をやらなくなったのと同じ理由。私たちが一般教養として歌舞伎を知らなくなってきてるから。
かしこまった「歌舞伎」としての知識を持っていなくても、例えば昔話の「桃太郎」「浦島太郎」と同じレベルで「道成寺」や「連獅子」や「紅葉狩」を私たちが知っているかと言うと、答えはノー。弁慶と牛若くらいの有名そうなお話でさえ、桃太郎ほどには知られてないはず。特に今の子供たちには。
多分昔は、「道成寺」「連獅子」なんかが、昔話やおとぎ話と同じくらい誰でも知っている普通のお話だったんじゃないかなぁという気がする。これは想像だけどさ。でなければ、大衆のための演劇がわざわざ鐘の大道具まで造って道成寺ショーをやったりしないだろうよ。
それが、今は歌舞伎演目ショーをしなくなった。してる劇団もあるけどね。でも、お客さんが求めてないものをやってもしかたがない。この点は受け継ぐことを大事とする古典芸能と違うところでもあるかな。昔は、大衆演劇は古典芸能の1つだと勝手に思っていたけれど、そうではないと今ならよく分かる。


でもさ、たつみさんとこで鳴神は観たことあるし、千さまは道成寺のショーを持ってるらしいし、今後も全く観れないことはないと、そう信じたい。