劇団花吹雪公演＠浅草木馬館 5/22夜

今日はお芝居2本の日でした。行ってから知ったわい。
でもどっちも観たことがなかったので良かった～。
感動的な泣けるお芝居と、メチャクチャ笑えるお芝居で組み合わせ最高！
カッコイイ→キタナイと来たところを女形大会でキレイに〆てくれました。

前狂言　「闇の撮り縄」
兄正太郎（春之丞）と、弟（真之輔）、妹おすえ（かおりちゃん）の3人兄弟のうち、弟が村のお金を盗んで江戸へ行ってしまう。残された兄正太郎は目明しになり、頭の弱い妹おすえと2人で暮らしていたが、正太郎は過労がたたり目が見えなくなってしまう。
弟は盗人の白磯銀次として手配中。偶然、兄と妹の住む家に忍び入り、弟であることがばれてしまい、涙ながらに縄を掛ける泣きのお芝居。
正太郎の、背中にかかった雪も俺の涙で溶かしてやる、みたいなキメ台詞があって感動的だったなぁ。
愛ちゃんが春さまの同僚の目明しで、存在感があって堂々としていてとってもいい！ホントにこのごろ愛ちゃんの芝居は惚れ惚れするなぁ。


切狂言　「お富与三郎」
歌舞伎の切られ与三とは全然違う話。
南條の「浪花の恋の物語」と同じだねー。佐倉りびんぐでっどを思い出す。
昼と夜で配役替わったそうですが、私は夜でよかったーとんでもなくキタナイ春さまのお顔が～嬉

芸者お菊（かおりちゃん）と、大店の若旦那の与三郎（真之輔）は将来夫婦になることを誓ったが、3年たって年季が明けた後、与三郎が心変わりしていないか、お菊が女乞食のお富（春之丞）に頼んで与三郎の気持ちを確かめに行く。お菊に横恋慕する蝙蝠安（梁太郎）に邪魔をされるが、めでたくお菊と与三郎は夫婦になる、という話。

かおりちゃんが出てきた時に客席のどよめきがすごかったです（＾＾）前狂言の頭の弱い妹役だったとはとても思えないきれいな芸者姿でしたから。与三郎が前狂言の役名の「おすえ」って呼んだりして笑いを取ってたなぁ。
蝙蝠安は、ほっぺに蝙蝠じゃなくてコウモリ傘を描いてて可愛かったなぁ。あまり見ない梁太郎さんの弾けっぷりが楽しかったなぁ。
しかし何と言っても春さまだわ。なにその顔。きたなすぎる～寿美さん京之介さんにはマクドナルドのドナルドみたいだと言われてた。鏡で自分の顔とお客さんの顔を見比べて「勝った！」とガッツポーズ。おいおい。
こういう役ってどこの芝居でも鼻がもげて息が漏れるからまともに喋れない設定なんだけどそれって梅毒の症状だよね…？よくよく考えるとグロいし流石に今時そんなことをみんなが普通に知ってるとは思えないよ～？よーするにその症状から商売がわかるってところがさ…。
春さま、こんな顔でぼろぼろの着物でもなんか可愛い。背が高くて立ち姿はいいし、鬘は垂らし髪をひとつに結わえててちょっと色気あるし。ずるいわー。可愛いわー。
昼は寿美さんがこの役をやったらしいのだけど、それも観てみたかった。きっとハッチャケてただろうなぁと思って。


舞踊ショー

春さま　「さくら」
わーいこの衣装すきー。刺繍がキレイでぶっかえりがカッコイイ。ぶっかえりはボタンで留めてるらしい。ボタンがあんな簡単に外れるんだ。
　

真ちゃん　「想い出がいっぱい」



愛ちゃん　「化粧」
しっとりと切ない雰囲気ですごく素敵だった！


松ちゃん　「むらさき雨情」


梁ちゃん　「恋草子」


真ちゃん　「かわせみ」


春さま　「万里の河」
きぇぇぇー！孔雀姫ぇ～！
やっと生で見れたよー感激
高貴な姫君だわねぇ。


ラスト　「春夏秋冬ふられ節」