劇団花吹雪公演＠朝日劇場 1/7夜

遠征最終日の夜！
阪急でおやつたくさん買って、新世界でたこやき買って、腹ごしらえ～。

ミニショー
・トップ　「大親分」
・恵介　「与三郎旅唄」
・かおり、あきな「花笠道中」
・「妻恋道中」
・「花染め音次郎」
・ラスト
ミニショー丸ごと、道中メドレーだった！
みんな道中合羽に三度笠の旅姿。かおちゃんあきなちゃんも旅装束
こういうまとめ方もイイネ。
まぁ、衣装はみんな似通ってて華やかさは無いけど…。迷彩柄な道中合羽と真っ白の道中合羽を持ってるんだから、使ってもいいんじゃないかなぁ？


お芝居　「月の浜町河岸」
春さま主演で金太という役。
目明し親分が寿美さん、京くんおバカ子分のカメ。芸者お蔦がかおちゃん。間夫の源五郎があいちゃん。
なんかすごくいいお芝居だったなぁ。春さまいい感じだった！
前に観た時は、特に印象に残らなかったんだよね…。
巾着切りをしていた金太は、お蔦姉さんに諭され、また目明し親分に見逃してもらい、堅気になる決心をする。
1年後、堅気になった金太が、お世話になったお蔦姉さんを訪ねるが、結婚していて淡い恋心もふいになる。
お蔦がガラの悪い間夫に脅されているのを見つけ、間夫の源五郎を刺してしまう。
前半は笑えるところもあって軽いノリ、後半は一気に悲劇的になる。
私が勝手に感じたのが、金太は設定上まだ若いのかなということ。まだ10代の、悪ぶりたいやんちゃな年頃。
だから、芸者の姉さんに諭されて素直に心を入れ替えて、大人の女性に憧れを抱く。
お蔦が源五郎に脅されているのを見て、心根の悪い大人の酷い仕打ちが許せなかったんだろうと。源五郎に「この若造が」って言われてたし。
そう考えると、より切ないなー。
源五郎に喧嘩を吹っ掛ける金太が、足袋を脱いで髷をずらしてお蔦にもらった簪を髷に差す一連の動作に堪らなくなった。泣いたー。BGMが座頭市タップの曲。足袋を脱ぐのって、籠釣瓶を彷彿とさせて怖いんだよー。
金太の「お月さんだけが分かってくれる」という台詞は、つまり最初から最後まで観ていたお客さんは分かるはず、という意味でもあるよね。うわー。
本当に、その時その時で芝居の印象って変わるなぁ。


舞踊ショー
・トップ　「宇和島サンバ」
・京之介立ち　「ばり惚れとんぜ」

・春之丞立ち　「田原坂」
　玄海会長の歌。真面目な舞踊ですごく素敵だった。情景描写が良かった！

・京之介、松之介、かおり　「I love you」
　京くんと松ちゃんらぶらぶで、かおちゃん振られるパターン。
　なんか抱き付く勢いでちょっとだけちゅーしてしまったらしい（笑）

・寿美　「影法師」

・相舞踊　「アンドロイド」
　口上で松ちゃんとのちゅー事件の話題。松ちゃんが照れてるからこっちも恥ずかしいとか、愛ちゃんが怒ってたとか（笑）
　愛ちゃん話はネタだけどねー。

・恵介　「そよ風」
・松之介　「一人旅」
・梁太郎　「酒の河」
・愛之介　「雨に咲く花」

・春之丞　「お里沢一」
　珍しく世話女房風で。あんまり観ない気がする。沢一も出して相舞踊したらいいんじゃないー？

・京之介女形　「情炎」～「情炎節」

・ラスト　「車屋さん」
　初めて観たラストショー。
　芸者の春さま、京くん、松ちゃん、恵ちゃんが、車屋のあいちゃん、梁ちゃん、かおちゃん、あきなちゃんとそれぞれ4組4様で相舞踊。歌詞の当て振りで、それぞれちょっとずつやってることも違って、しぐさがそれぞれ可愛くて良かったなー。私は目の前にいた春さまと愛ちゃんペアしかほぼ観てなかったけど（＾＾）いい二人組だったよ。かわいー！


お客さんがやっぱり少なくて、送り出しでもたもたしてたら、10秒ルールで春さまが帰ってしまいそうになった（汗）
怯まずに芝居の感想だけでも話せばよかったorz

んでんで、遠征おしまいー。