たつみ演劇BOX公演＠三吉演芸場 1/3夜

もくば～みよし～の　はっしご～

たっつみんとこの三番叟を1回でも観ておきたかったんで～


三吉の夜は相変わらずお客さん少ないな…

追記あり

第一部　寿祝式三番叟

基本的な流れは花吹雪と同じ。おそらくちゃんとした大衆演劇の劇団ならどこもほぼ同じなんだろうと思う。
ちょこっとだけお笑いもあったけど、基本は終始真面目に厳かに進行していた。「おおさえおおさえ」の台詞をたつみさんが謡っていたのはよかった。
そして衣装が豪華。たつみさんダイヤくんの衣装は刺繍も入っていて綺麗だし、たつみさんは袴の下に赤いの(名前がわからん)を履いていて、足袋が黄色だった。かなり本格的。あとで聞いたら、松竹衣装に頼んで作ったらしい。いわば本物ってことだよね。さっすがだわー。




お芝居　「稲荷札」
どけち婆さんがたつみさん、お嬢様が小龍さん、手代の清七がダイヤくん。
たつみさん面白すぎ！かなりボケまくってた。こしひかりじゃなくてひざひかり、とか、お稲荷さんの面にちゅーしたり、とか。
お嬢様の小龍さんに向かって、かなりの勢いで盆を振り回しながら殴りかかっていったのは爆笑だったなぁ。ダイヤくんも含め、この3人兄弟だけが舞台にいたときの空気感が面白くて面白くて。自由すぎる～笑える～。
前に観た時にも思ったけど、たつみさんところのこのどけち婆さんは、お金がほしくて富くじを買ったのではないときっちり聞かせてくれるのが、今まで観た他の劇団「稲荷札」と違うところだと思う。
富くじは最後の運だめし、これが当たったら強欲は棄てて、世のため人のために生きていく、だから富くじを当ててほしいと何度も何度も言ってる。
ここがお客に伝わるか伝わらないかで、芝居が全然変わると思うんだよねー。
清七がお稲荷に化けていたことも、最後の最後には気付くわけで、気付いたうえで清七を許してやる気持ちになっているのを幕切れのぎりぎりにちゃんと見せているのも、うまいなと思う。


舞踊ショー

トップ　群舞　「弥次さん喜多さん」
芝居仕立ての楽しい舞踊だった！歌詞に合わせて巫女さんを夜這いしたりとろろ汁を喰ったり。後半に、弥次さん喜多さんの二人がバイクに跨っているような演出もあって、もしや？と思ったら、やっぱり「真夜中の弥次さん喜多さん」から取り入れたらしい。傘でバイクのタイヤを表現したりして、すごく良かったんだよー。楽しかったー最高だったよー！



たつみさん　「ずっとあなたが好きだった」～「えいさ」
むちゃくちゃいい男！とくに「えいさ」が良かった！なんなのーかっけーよ色っぽいよーたまらんよー。
うひょうひょ喜んでしまった。



瞳太郎くん　「愛、チュセヨ」
アップテンポの曲をキレよく可愛らしく踊っていて良かった。さすが！うまい！



小龍さん　「唐人お吉」



ダイヤくん　「酒は涙か」



たつみさん女形　「ちょうちんの花」
美しゅうございましたぁ。


ラスト　「桜小町」



すっごく楽しかった！お芝居もショーも。個人もラストも。
幸せだなぁ。
元旦からの3日間6公演の中で、マイベストかもしれん。
あれ？あれれ？
どーしよー。あわあわ。

これで、5日6日の夜も三吉に来ることを決意。