新春かくし芸大会FOREVER

今年で新年のかくし芸大会が放送終了だそうですね。
別に好きなわけでもなく、毎年観ているわけでも全然無いんですが。
たまたまTVで最終回の特番を観ていたら、過去のかくし芸VTRで、「宮島のだんまり」ってぇのが出てきたんです。
えぇっ、宮島のだんまりって、この間歌舞伎座の顔見世でも観たけど、歌舞伎の演目だよね？
森田健作さんがメインで、女形で物の怪のような髪を振り乱した姿。台詞がちゃんと女形の声になってる！これはすごい。
その他、三人三番叟というのも出てきてビックリ。
昔はかくし芸大会でこういう古典ものもやっていたんですかぁ。全然知らなかった。

気になったので、過去の放送内容を調べてみました。
新春かくし芸大会・過去の演目一覧

第1回は1964年ですが、演目の記録があるのは第15回の1978年から。
助六花魁桜（森進一、アグネス・ラム）とか、あやつり三番叟（五木ひろし）とか、蝶の道行（ピンクレディー）とか、狐・忠信（郷ひろみ）とか、釣女（研ナオコ、天地真理、岩崎良美）とか、歌舞伎櫓のお七（郷ひろみ）とか、狂言・髭櫓（沢田研二）とか、外人歌舞伎・寿曽武対面（ケント・ギルバート、フローレンス）とか、歌舞伎小栗判官（近藤真彦）とか…
ひゃー面白そうだわ～。
昔はこういう古典ものが今よりもっと身近だったんでしょうね。カトちゃんが歌舞伎に詳しくてコントによく歌舞伎パロディを取り入れていたのは有名。
でも、1990年くらいから、かくし芸大会で古典ものの演目は無くなっています。忠臣蔵や幡随院長兵衛なんかの大衆芝居はその後も続いているんですが、それでもやっぱり1997年くらいから時代劇が全然無くなってますね。
なんだか寂しいですねぇ。
今の若いタレントがもっと時代劇に挑戦するようになってもいいのに。滝沢くんも歌舞伎頑張ってるんだからねぇ。