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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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「阿修羅城の瞳」大雑把に感想
2005年05月01日(日) 22:53:56
今日は映画サービスデーでしかも日曜日、GW真っ只中です。
混んでない筈がありませんね~。新宿だし。
本当は水曜日に観に行こうと思ったのですが待ちきれませんでした…。

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「阿修羅城の瞳」
冒頭の鬼と鬼御門の戦いのシーンにハードロック。こう来ると新感線だなぁって感じがします。かっこいい。
鬼の血は蛍光黄緑?いや、ま、いいんだけどね…。

病葉出門の芝居の場面は、やっぱり本業って感じだよなー。バリバリの荒事で見得切りまくり。屋号は高麗屋ですか?そう聞こえました。
あの女方をやっていたおじさんは、誰でしょう?

四世鶴屋南北が出てくるとは思わなかったなー。全体の笑いの大部分を担っていましたね。しかも傍らにいる弟子の一人が大倉孝二さん!(「新選組!」の勘定方)ここに来たかー!
やっぱ大倉孝二さんのコミカルな存在感は大好き。かなり身長が高いらしいですが、大河を見ているときはそんな印象は無かったんですよね。でも今回は、芝居小屋に鬼が現れた場面で長い手足を必至に折りたたんで升席に隠れている姿がなんか可笑しかったー。
舞台ではこの師匠と弟子たち、どんな感じだったんでしょう。想像するにかなり爆笑を誘っていたのでは?

宮沢りえさんは、かなり綺麗。可愛い。大人の色気があるタイプじゃなく、可憐な少女の雰囲気があるタイプで、それがとても魅力的だったなぁ。素朴な感じの十代女性の役でも行けるのでは。
出門とつばきのツーショットは、そめそめとりえさんが普段から仲が良いだけあって、すごく打ち解けた仲睦まじい雰囲気だった。ちょっと懐くの早過ぎないか?と思ったくらい。

出門の「お前の一切合財を引き受ける」という台詞はじーんと来ましたね。
いいよー感動!うるうる。
このあたりが、個人的に一番盛り上がった。
なんだけどね、その後、痣を持つ女がイコール阿修羅王で、童の姿で誰かに殺されるのを待っていて、大人の女に生まれ変わって、恋をすると鬼になる、相手が強い男であればより強力な力を持つ鬼なる、などなどと…説明が始まるとどうしても冷めちゃうのです、私。どうなんでしょう?
阿修羅王の頭だけでっかい図もどうかと…。これも冷めてしまいました。
阿修羅城が西洋の城っぽい作りなのは少し疑問ですね。なんで日本の城じゃダメなの?

阿修羅城での鬼との戦いのシーン、目が回りそうになりました…。こりゃ酔う人いるぞ、絶対。
邪空役の渡部篤郎さんですが、こういう危ない思想の役柄が似合いますよねぇ。私の記憶には「ケイゾク」しかありませんが、そのときも、本当は最後まで味方なのに、味方のフリしてるけど実は敵に違いない!と思わせる危うさがあって、あのドラマの中では一番信頼できない人間だったような。全く一緒!

最後の出門と阿修羅王の戦いのシーンですが。
りえちゃんの殺陣が…うーん。おもちゃ振り回してるんじゃないんだから。刀を持ちきれていない。腰が入っていない。
そりゃ女の腕では刀は重いだろうし様になる殺陣って難しいんだろうとは思うけれど。第一あの衣装でどうやって刀振り回せっつーんだって話なんだけど、あーすごくもったいない!他のシーンが良いからなおさらねー!
そう考えるとそめそめの殺陣って様になってるよなぁ。凄いんだなぁ。
ちょっと、引いてしまったので実に残念。もっと感動したかった!

2人の結末は、結局どうなったの?と少し消化不良。
結局阿修羅城は無くなり、阿修羅王もいなくなり、この世ではないどこかで2人が一緒になったということで、いいんでしょうか。


舞台…どんなだったんだろう。観てみたいなー。

ということで「阿修羅城の瞳」鑑賞終了。
その後、ついつい思わず別の映画館で「真夜中の弥次さん喜多さん」も観てしまった…。
映画館ハシゴ。何やってるんだか自分。
鑑賞2回目では「清水です」がベストヒットでした(笑)
2回目となると、ネタはすでに知っているので、周りのお客さんの反応を楽しむことができたのも面白かった。
魂の宿に大量に出てくる荒川良々が、このあいだの「タイガー&ドラゴン」に出てきたときには無性に嬉しくなっちゃったよ。どうしよう。
「中村勘九郎 特別な二人」にクドカンがゲストで出てきた時に、劇団大人計画でかつて稽古の時にはめっちゃ面白いのに舞台だと上がっちゃって本領発揮できなかった人の事を話していたけれど、これってよしよしのことだっけ?
うーん誰か覚えてないかなー
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コメント
波華さま

こんにちは。以前なにかの折に書き込みさせていただいたkinakoです。『阿修羅城の瞳』の舞台を気になっていただいたようで。私も映画を観ましたが、正直なところ舞台版のほうが好きです。ちょっとお高かめですがDVDが出ています。2003年度版は映像クオリティも高いですし、お勧めです(^^)。予告編もありますので覗いてみてくださいな。http://www.e-oshibai.com/osusume/ashura.html

あっ、そうそう、映画のなかでの出門の屋号は「風麗屋」だそうですよ。微妙に違えてありますね。
kinako 2005年05月02日(月)09:44:58 編集
kinakoさま、こんばんは。コメントありがとうございます。
kinakoさまの映画評は拝読させていただいてます。舞台版を良くご存知なだけあって鋭い意見が多くてなるほどーと思いました。

舞台版は評価が高いですよね。ぴあ特別企画でゲキシネ第0弾「阿修羅城の瞳」舞台放映があるそうですね!限定企画なのがかなり悔しい…。機会があればDVDを観たいです。
予告編を観ましたが、すっごい映像が綺麗ですね!殺陣の場面の独特な効果音が気持ちいいです~。

屋号は「風麗屋」でしたか。ちょっとだけ違うんですね(笑)
波華@管理人 URL 2005年05月02日(月)23:17:19 編集
波華さんこんばんは!!
着付け頑張りますね(^3^)今年を目標に波華さんと着物で観劇をば!!洗い張りは専門の方に頼んだ次第です…自分でできるといいのですがっ(泣)
阿修羅城の感想ありがとうございます☆私は明日見に行こうかと思っております~~もしかして余り期待しない方がいいのでしょうか??
私は以前舞台をに行きましたが、舞台のラストも少々不完全燃焼だったような…印象的だったのは、常々シャキ~ンという効果音が鳴り響いてテンポ重視の演出に感じました。いのうえ歌舞伎の特徴か!?高田さはやっぱり素敵でしたね!
舞台では天海さんだったので宮沢りえちゃんのつばきを明日注目しようと思います。髑髏城の七人(アオドクロ)も観ましたが舞台はこちらがお勧めです。(贋鉄斎がウケてました~~)染々びいきなのでこの2本は見に行ったんです

『弥次喜多』は行って参りました!私はサダヲ目当てで☆金々のセンスにメロメロです。ひげ花魁もキュートでした☆でもやっぱり良良が最高でしたよね!映画館で外人並みに笑ってしまった…一緒に見に行ったうちの姉さんは大人計画にも詳しいのでかなりイっちゃってました☆☆
良良さん義経にも最初の方でてましたよね!何気にトレンディドラマ(死語かしら?)にも出てますから侮れない…やんぱぱ、トリック、愛なんて~、他にも単発ものとか昔出てましたよね!
2005年05月04日(水)02:48:10 編集
波華さま、こんばんは。
私も今日友人と観てきました。
もっと歌舞伎の場面があればいいのになんて、
思ってしまいました。芝居の染ちゃんカッコよかったです!
鶴屋南北さんが出てくるのもウケました。(個人的に)
芝居小屋の看板ですが「病葉出門」の隣に「中村勘三郎」
って書いてありました。こういう遊びって好き。
宮沢りえさんは若かった頃よりずっといい女優さんに
なりましたね。内面の美しさが出るようになったと思いました。
やっぱり舞台が見たかったです!
織姫 2005年05月04日(水)20:01:55 編集
>楽さん
ご覧になって、どうでしょう?
それなりに、けっこう、面白いとは思いましたが、2回観たいとは思わないですし、期待しすぎないに越した事はありません(^^;
舞台は観に行かれたのですね!いのうえ歌舞伎のテンポのよさはイイですよね!私はすでに虜です。刀を合わせる時の
「シャキーン」と言う音、スカッとしますよね!
ヒロインは天海さんだとどうなるんでしょうね。りえちゃんよりもずっと大人っぽい印象なので、かなり感じ方が違うのではないかなーと思っています。
アオドクロは私も舞台と映像を観に行きましたよー。カンテツ最高です!今でも思い出しては笑ってしまいます。発言のたびに力が抜ける(笑)

やじきたも観に行ったのですね!大人計画に詳しいお姉さん…うらやましー!面白そうなお話が聞けそうですよね!私はその辺の役者さんはまだ知り始めたばかりなので、いろいろ詳しく知りたくてたまりません。いろいろ教えてください~!

>織姫さん
観に行かれたのですねー!そめそめの芝居の場面、流石でしたよね~。
芝居小屋の看板の真ん中に大きく「中村勘三郎」と掲げられた絵は、昔の絵や時代映画など、割といろんな所で目にするような気がします。
中村座の芝居小屋という設定だからかな?中村座の看板には勘三郎の名がかけられるのが通例なのかな?今日観た映画「写楽」の芝居小屋にも、やはり「中村勘三郎」の看板がかけられていました。

宮沢りえさんは、最近本当に素敵な女優さんになりましたよね!伊右衛門のCMからそう思うようになりました。
舞台の映像、また放映してくれたらいいのにな。
波華@管理人 2005年05月05日(木)00:19:51 編集
>波華さん
中村座は江戸時代、初代中村勘三郎によって猿若座という名前で作られたのが始まりのようですね。江戸で最も権威のある芝居小屋だったとか。だから「中村勘三郎」の看板なのでしょうね。

昨日、一つ書きわすれました。
あの芝居小屋は金丸座ですよね。
一度だけ金比羅歌舞伎に行ったことがあって、その時のことを思い出しました。
江戸時代の人はこんな雰囲気でお芝居を観ていたんだなと思いながら観ていました。。
織姫 2005年05月05日(木)21:08:44 編集
そうです、そうです。もとは猿若勘三郎という名前で、大蔵流の狂言師だったそうですよ。それが猿若座の座元をつとめるようになり、後に歌舞伎役者として舞台に立つようになり、中村勘三郎と名乗るようになったそうです。

芝居小屋は金丸座ですね。染五郎さんのインタビューか何かでいろいろ話を聞きました。今も芝居小屋として使われているんですよね。あの升席はいいですよねー。江戸の風俗をそのまま味わえるなんて。
コクーン歌舞伎の平場席は升席では、ないんだよな…。
波華 2005年05月07日(土)01:07:28 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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