6月2日のお稽古

「島の千歳」続きです。

自分のお稽古の前に、他のお弟子さんの後で「傾城」を踊らせてもらいました。
膝が…痛い！辛い！
じゅ、重症だ…。
すごくゆっくりした踊りなので、腰を落とした姿勢をずっと保っていなきゃいけないから、膝に負担がかかるのです。

傾城とは、花魁のこと。中国の皇帝が美しい后に夢中になって国を滅ぼしたのが語源だったかと思います。舞踊「傾城」では花魁の鬘・装束を身に付けるのでとても重く、これくらいゆっくりじゃないと動けないんだそうです。
重い衣装で踊るのも大変だけど、浴衣一枚でもゆっくり踊るのは大変です…。
やっぱりゆっくりの踊りは難しい。早い踊りのほうがよっぽど簡単だと思います。

さて「島の千歳」ですが。
今まで習った部分で好きな振り、というか実際に自分でやることができるなんて嬉しいなーと思っている振りが、「乱拍子」。
ほんの一回きりしかないけどね。
「乱拍子」って能楽だと「道成寺」にしか出てこないんでしょうか。
でも舞踊には案外たくさん出てくるみたいです。道成寺物以外にも、今回の「島の千歳」とか、胡蝶とか。他にもありそう。