お稽古日記 9月22日

ソプラノパート練習後、久しぶりのお稽古へ。
またもや3週間ほど間が空いてしまった…。ほんっと最近歌漬けで、踊りの事を顧みる事が全くなかったから、憂鬱な気分でお稽古に向かってしまった…。
だって絶対忘れまくってるんだもん。
上手く踊れなくて困るのは自分だってのに。
いかんよな、全く。

というわけである意味覚悟して出向いたつもりだったんですが。
師匠がカチャカチャとテープを物色し続けている辺りから雰囲気が怪しくなってきた（笑）
どうやら「島の千歳」のテープを持ってくるのを忘れてしまったそうなので急遽別の踊りをやる事になりました。
と言ってもこれで「島の千歳」を終わりにするつもりは毛頭無いので、次回からまた戻るつもりですけどね。

「次何やりたい？」って急に聞かれてもなぁ。何にも考えてないよ。
とりあえず「次も女がいいです」と言ったんですが、「鐘の岬」あたりがいいかなと前々から考えていたとの事だったので、とりあえずお試しでやってみる事に。
「鐘の岬」は道成寺もの。詞章が全く同じなんだそうです。
尾上会で青楓さんが演じてたっけ？と思ったら「沈鐘」と勘違いしてました…。残念。

「鐘の岬」は板つき。舞台に出ている状態で幕が上がる始まり方ということ。
最初の構えがすでに蛇体を表してるんですって。それで鐘を見上げたり、音を聴いたりする。
うぅ～。これは拷問系の踊りだ～。
振りがゆっくりだから、間が持たないし、ゆっくり動いている間に腰や腿にぷるぷる震えが来ちゃう。辛いぞ～。
こういう踊りって本当に難しい。この考えはいけないのかも知れないけど、間を埋めるためにどれくらいゆっくり動けばいいのか、どれくらい大きく動かせばいいのかをひたすら師匠を真似て掴んでいかなきゃいけないんじゃないかと思う。

とりあえず、次回は「島の千歳」に戻るつもりなので、今日習ったことは大事にしまっておこう。