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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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聖ひばり御殿 予習
2011年08月26日(金) 17:52:39
花組芝居のサイトに座長からの初演版エピソードが載り始めているのだけど。
これ読んで加納さんて本当にいろんなことをよく知っていて凄いなぁと思った。


狐軍の総大将なら、この怪物でしょう。インドや中国を舞台にした傾国の美女(実は化け物)伝説が、日本へ伝わり、日本でも美女に化した狐の物語が生まれ、それぞれが合体し、三つの国に跨って国を揺さ振る大悪事を働いた、九本の尾を持つ狐の大妖怪に膨らんで行ったのだそうです。能に「殺生石」という作品があります。玉藻前という美女に化け、鳥羽上皇を悩ませた九尾狐は殺されますが、その怨念が石となり、近寄る生き物を毒気で殺しています。通り掛かった玄翁(げんのう)という僧が祈り、パックリ割れて現れた野干(やかん)(狐に似て声は狼という悪獣、もしくは狐の別名)こそ九尾狐の執心で、「あなたの祈りのお陰で成仏出来る」と言って姿を消す。この後(のち)シテ(後半の主役)は通常、「野干」というおどろな面を掛け、装束も鬼同様なのですが、小書(こがき)(特殊演出)に、化けていた玉藻前のイメージから女姿で演じる事があります。それを参考にして緋袴に白い長絹を着てます。顔は「大飛出(おおとびで)」という、元来、菅原道真が雷神となった怒りを現した面を真似ました。あ、かなづちの「玄能(げんのう)」は、殺生石を祈り割った玄翁上人が語源です。



玉藻前から能の殺生石のこと、小書のこと、能面のことまで、故事伝説や古典芸能のことを幅広くよく知っているのが凄いなと改めて尊敬。
玉藻前は、夢枕獏さんの書いた安倍晴明の話に出てきたなぁ。
能の殺生石は番組表ではよく見てたけどそういう話だったんだ。
最後のかなづちの話が、何の事を言っているのかさっぱりわかんなくて???だったんだけど、普通の大工道具のかなづちのことを指しているらしい。それすらわかんなかった(汗)かなづちに「玄能」っていう種類があるんだと。

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