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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
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きみはペット
2004年07月09日(金) 22:17:39
きみはペット (9)
きみはペット (9)
小川 弥生

タイトルから、けっこう内容を誤解されているんじゃないかと思っています。
ペット代わりの年下の男の子との共同生活がクローズアップされている、というよりは、ペットの前では平気ですっぴんも見せるし酒に酔うし泣くし感情も露出するのに、会社や彼氏の前では取り繕った姿しか見せられなくて、なかなか素直に感情を表現できない女性の哀しさのほうが印象に残ります。

という内容を、過去の日記に書いていました、私。

先日、同漫画の1-3巻を購入しました。
立ち読みだけじゃ満足できなくて、自分の手元に置いておきたくなったのです。
背が高く、学歴も高く、収入も高い、キャリアウーマンなスミレ。
世間の人々から「強い女性」「堅くてとっつきにくい女」と思われるのは、スミレの内面の弱さを必死に守っていることの裏返しだと思う。

「他人を頼ったりアテにするのって怖くない?
 望んだとおりの結果なんてまず得られないんだから。
 期待するから失望するのよ。
 それで恨まれたんじゃ相手もいい迷惑だし。
 誰かに依存するくらいならこのままずっとひとりで暮らすわ」(第2巻より)

付け加えるならば。
他人を頼って期待通りの結果が得られなかった場合、失望して傷つくのは他でもない自分。
その時の衝撃たるや相当なもの。
がっかりして傷ついて、落ち込むのは嫌。だったら最初から人を頼ったりしない。
自分で事を全て解決させるのは、強さでもなんでもない。自己防衛本能が働いているだけ。
弱いからこそ、脆い自分を守って、一人で生きていこうとするのだと思う。
こういう類の女性は、付き合っている彼氏からすれば、自分に甘えてくれない可愛げのない彼女、と映るのだろう。
男に甘えず逞しく生きているのではなく、少しでも拒絶されるのが怖いから甘えられないだけ、ということに気づかなければ、この二人は幸せになりようが無い。

誰か他の人に依存して生きていくということは、自分にとってとてつもなくリスクが大きい。
依存していた相手がいなくなってしまったら、どうなるだろう?
彼氏であっても、親友であっても、ペットであっても、同じこと。
ショックを受けるのが怖ければ、最初から依存なんてしなければいい。簡単なことだ。

そんな虚栄を張って頑張って生きて疲れ果てたスミレの心を癒してくれるのが、ペット代わりのモモなわけだ。
つまり、モモが人間の男の子である必要性はどこにもない。
漫画的には「年下の男の子」じゃないと面白くないっていうだけだろうと思う。

漫画の感想を探して検索していたら、「紙屋研究所」というサイトで「きみはペット」に関する漫画レビューが見つかった。
とても面白いレビューで、興味深く読ませてもらった。「男女雇用機会均等法以降に仕事社会で生きることを選んだ女性」なんていう、たいそうな議題について論じてあるのを読むと、いろいろと考えさせられる。

「(…前略…)均等法がつくられて以後、女性たちは狭き門ではあるが管理職・総合職への道をようやく開くことができたのである。
 しかし、それは女性がそのまま男性化するということを意味した。社会を人間らしく変えることで女性に道を開くのではなく、男性並みの過酷な資本の搾取を、低劣な労働条件を、受け入れる女性のみに、狭き門を開放したのである。
 (…中略…)
 それは女性が、ある意味で男性とは比較にならないほどの高ストレスの社会で生きなければならないということだった。」

男性によって作られた社会に追いついていかなくてはいけない女性の辛さ。
確かにその通りかもしれない。
でも、私個人の意見では、このような意見は男性側から発言されることが最も説得力があるのであって、女性側から発言することはしたくない。
ちょっと行き過ぎると、「女尊男卑」を唱える田嶋センセのようになりそうなのが怖い。

確かに少し前までは、女性の社会進出を受け入れていてもまだ待遇が冷たい事例があったかもしれない。
だけど、今も本当にそうなんだろうか。
女子学生の就職難がニュースになっているが、この不況下では男子学生の就職率も負けず劣らず下がっているかもしれない。
女性が結婚や出産で会社を辞めることを非難する場面が、漫画やドラマで良く描かれているが、少なくとも私や友人の会社にはそんな馬鹿な人間はいなかった。
結婚や出産で会社を辞めるのは、今まで得たキャリアを生かして仕事を続けていくよりも家庭のほうが自分にとって大事だ、という重要な決断に基づいているはず。
ちょうど良いタイミングで、「アットホーム・ダッド」という主夫を描いたドラマがオンエアされていた。どのような結末になったのかは知らないが、サラリーウーマンの妻と専業主夫の夫というスタイルも普通にあり得るということを示してくれたのではないか?
共働きも普通。妻のほうが年収が高いことも良くある話。

だから、いつまでも「働く女性は大変」なんて思って変に同情する必要は無いんじゃないかな。
働く男性だって、同じように大変な思いをしているのだから。
「家庭を持ったら仕事を減らす」という選択肢を選ぶ可能性のある女性のほうが、言葉は悪いけどある意味逃げ道があるのだから、気分的に楽なのでは?
家族を養うために仕事から逃げるわけには行かない人間のほうが、精神的に追い詰められて辛い思いをしているような気がしてならない。


ずいぶんと話が脇道にそれてしまった…(一時間半くらい書いてた)。
要するに。スミレにはもっと強くなって甘え上手になって欲しい。モモにはさらけ出す、スミレの脆くて泣き虫な一面がとてつもなく可愛いのに、その可愛い一面を彼氏の蓮實先輩が知らないなんて勿体無さ過ぎる。


私もペットに癒されたい。いや人間じゃなくて、ちゃんとした猫か犬がいいです。

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コメント
突然のトラックバック失礼します。
ブログをやっているからには、トラックバックの
輪を広げたいと思い、
失礼しました。
ぼくも、きみぺ全て持ってます。
もし、お気に召さないようでしたら、
削除してください。
足塚茂道 2005年01月28日(金)13:00:55 編集
こんにちは。ようこそお越しくださいました。
私は全巻そろえるまであと一歩です。すべて古本屋でそろえるつもりです。
波華@管理人 URL 2005年01月29日(土)13:07:43 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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