新撰三人会

渋谷伝承ホール

久々の、落語会。
吉坊くんの落語を聞いてみたいとずーっと思っていて（もう5，6年くらい…）
ようやく実現。


「やかんなめ」菊六

「口入屋」吉坊

「花見の仇討」一之輔


吉坊くん以外、初めて観る方々だけど、年齢が私とそんなに変わらない。
で、今年、それぞれ真打に昇進するのだそうな。

「やかんなめ」
癪に効く合薬の話。合薬というのは初めて知ったなぁ。癪は男性の親指で体を押さえると治まるとか。半分まじないみたいなものに聞えるなぁ。
女中と、奥方様と、年配の侍との演じ分けがすごく上手かったと思う。特に奥方さまの語り口が、まるで玉三郎さんみたいな、落ち着きある上品な雰囲気で。面白かった！


「口入屋」
美人の女中が奉公にやってくるということで、店の奉公人たちが浮足立ってる話。
口入屋のシステムも少し話してくれて面白かった。吉坊くんの語り口は丁稚が似合うよね。コミカルさが際立つ。


「花見の仇討」
映画「花よりもなお」でも、花見で仇打ちの芝居をする、っていう場面がなかったっけ？
芝居をしようとする仲間たち、みんなノリがいいけど軽すぎるっつーか（汗）のんきなひとたち。のどかだね。
上野公演の花見で、時代劇の寸劇パフォーマンスとかあったら面白いだろうなぁ。観てみたいよ。


渋谷伝承ホールは初めて来たけれど、伝統芸能が似合いそうな、いい雰囲気のホール。
こけら落としに染五郎さんと青楓さんが来てなかったっけな。