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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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「ござる乃座 32nd」
2004年09月02日(木) 23:03:35
於・国立能楽堂
「しびり」 太郎冠者:野村裕基  主:野村万作
「箕被」 夫:野村萬斎  妻:石田幸雄
素囃子「中之舞」
「煎物」 煎物売:野村萬斎  当人:深田博治  太郎冠者:野村万作
     立衆:野村万之介 高野和憲 月崎晴夫 竹山悠樹

やっと、裕基くんの舞台を生で見ることができました。

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「しびり」
裕基くんの台詞がとても多いです。すごい頑張ってるな~と思いました。
前回の「伊呂波」とは違って台詞が真似で始まるのではなく、自分から始まる台詞なので大変ですよね。
特に、しびりを親から譲り受けた財産であるその子細を語るところは長台詞なので、こちらもハラハラ。
ちょっと台詞に詰まって、後見の深田さんにプロンプされてしまいました(^^;
全体的に声は良く通る大きな声で、「あいた、あいた」で大きく言い直すあたりはお稽古どおりにちゃんとやってるんだろうなぁと感じさせました。
裕基くんは、4歳になったんだっけ?
まだこれくらいの年齢だと、立っているときにじっとできないんだろうな。ふらふらしていたので。でもお辞儀のときなど、しっかり腰が落とせていたのはさすがです。
最後のほうでもう一回、深田さんに台詞をプロンプされてしまいましたが、万作さんとの和やかなやり取りも微笑ましく、良い舞台でした。


「箕被」は、気持ちよくてついうとうと…(><)
全体的に詩情に満ちた番組で、ゆったりしているのでふっと集中力が切れました。


「煎物」は、面白かったです。萬斎さんが得意そうな類の番組。
前半は、煎物売があまりにしつこく煎物を勧めるので邪険にあしらわれる。要するに押し売りですね。
後半の展開は、まんま「鍋八撥」と同じでした。TOPPA!で茂さん正邦さんが演じた番組ですね。あまりの共通点にかなり驚き。
萬斎さん演じる煎物売が、深田さん演じる当人の祭りの舞の練習をなぜか真似し始めるあたりは、「茶壷」とも似ていますね。ただ今回は真似し始める理由がわからないのですが。
それとも私が聞いていなかっただけ?
そのうち深田さんが鞨鼓を叩き始めたので、それも真似ようと萬斎さんが焙炉をお腹につけ、わらの束みたいなもので叩き始めました。焙炉はおそらく煎物を作るのに使う道具なのでしょうが詳しくは分かりません。でも、モノは茂さんがお腹につけた素焼きの浅鍋と同じでした。
この時点で「鍋八撥」と同じだと気づき、オチが何となく予測できました。
この皿、割っちゃうんだろうか?

わらの束で叩く素焼きの皿はチョンチョンと情けない音しか鳴らないので、それだけで笑いを誘います。
その後当人は水車(側転)で揚幕に退いたので、萬斎さんはそれをも真似ようとする。だけど出来ないもんだからためらってためらって、結局尻を付いた状態で身体を回転させているうち、勢い良く身体をうつぶせにして倒れこむ。
身体を起こすと、やっぱり割れてた!
そして欠片を少し拾って、手に持って掲げて、「数が多うなって、めでたい!」
最後の台詞がちょっと違うけど、これは流派の違いでしょう。

今まで何度か経験してはいますが、違う番組に同じ話の展開が使われているのに気づくと、なんだか嬉しいです。でも、やっぱり不思議な感じですねぇ。

ところで、「煎物」を見ていて、萬斎さんて無言のパントマイムが一番面白いなぁというか得意そうだなぁと感じました。
煎物を作る時のいちいち大げさな手順や、当人の祭りの舞を真似るときの滑稽な真似かたなどは、こちらも目が離せず見入ってしまいますから。


最後に、入っていたチラシで紹介されていたDVD-BOXについて。
狂言師 野村万作・萬斎 DVD-BOX
狂言師 野村万作・萬斎 DVD-BOX
「最後の狐に挑む」だけ、観たことがないです、私。
あでも、見ようと思えば早稲田大学の演劇博物館で見られるなぁ。
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コメント
ごぶさたしております。こんばんは。
またもやこちらへのぶら下がりでございます^^

私も5日に、ござる見に行って来ました。
靱猿以来のユウキくん。…かわいかった…。
どうして4歳であそこまで出来るんでしょう!
自分が4歳の時って何をしてただろうなんて考えちゃいました。

「煎売」私もアッ!って思いました。
後半、殆ど同じでしたよね。
ほんと、萬斎さんはああいうすっとぼけた役がお上手で^^
脇正の橋掛かりにとても近い位置だったので、
橋掛かりで茶碗(?)に湯を入れて洗って捨てる、という
なんとも身近で庶民的な動作に思わずにやにやしてしまいました。


ところでところで、波華さんは三響会には行かれますか??
平日のあの時間はどうしても無理なんですよね…。
もし行かれるのでしたら、またお話聞かせてくださいませ。
秋は能楽の季節、無料のお素人会も多く、亀井くんの出演も多数。
三響会に行けない悔しさをそこにぶつけようと思います^^

最後に遅くなりましたが、お誕生日だったそうで。
波華さんにとって幸多き実りある一年でありますように♪
からなし 2004年09月07日(火)00:52:48 編集
からなしさん、こんにちは!
からなしさんもござる乃座を観に行かれたんですね!確かに、たった4歳なのに長い台詞もしっかり言えるし、摺足もちゃんと出来ていて本当に凄い。しっかりお稽古している証拠ですよね。

「煎物」は、やっぱりTOPPA!を観た方なら「あっ」と思いますよね!和泉流と大蔵流で小道具が違う場合も良くありますが今回は同じなんだなぁ~と思って観てました。
橋掛かり近くの席は、いつもオイシイですよね♪悪戯好きそうなあの表情がいいですよね(^o^)

三響会、行きますよ~!
確かに、平日のあの時間はかなりキツイです…私も。でも何とか勤務時間をずらして行きます。第一部に勘太郎・七之助兄弟が出るので何としてでも開演に間に合わなくては!
また鑑賞レポをお届けしますね。

やっぱり芸術の秋は亀井さんも出演が多くなるんですね。からなしさんは、お素人さんの会での出演情報も把握しているんですか?凄いですね~!そんなにたくさん出演されるんですか?ぜひスケジュールを教えてください!よろしくお願いします~
波華 2004年09月08日(水)15:16:02 編集
こんにちわ。
亀井さんのお素人会出演の日程ですが、
私が現在把握しているものは二つです。
●9月26日(日)
観世能楽堂「観曄會」午前9:00~
●10月3日(日)
宝生能楽堂「濤雲會・濤朋買會」午前9:00~

亀井さんがご出演の時間は予定では
観世が14:00くらいから、
宝生は12:00くらいからに、なっています。
26日については、手元の資料がないのでちょっとわかりませんが、3日は、お能「加茂」にご出演です。
お素人会といえども、脇をかためるのは玄人さんですので
貧乏人の私は無料で堪能できてシメシメです(笑)
からなし 2004年09月12日(日)17:35:56 編集
からなしさん、素敵な情報ありがとうございます!
10月3日の方なら、私も行けるかもしれません。
せっかくだから観に行ってみようかな~。
波華@管理人 2004年09月12日(日)22:23:46 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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