――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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BASARA ~謀略の城~
2009年03月19日(木) 13:14:25
俳優座劇場 3/10(火)夜の部 2列目
シェークスピアの「マクベス」を戦国時代に置き換えた戯曲。
男性ばかり30名ほどの役者が集まって(女優さんも少しいるけど)しかもスタジオライフとか花組芝居とか、いろんなところで活躍しているベテランの俳優さんばかりをこれだけ集めた公演なんて、かなり贅沢なんじゃないかと思いました。内容の濃さに比べるとチケ代かなりお得じゃないかな?
俳優座劇場は由緒あるいい劇場だけど、ちょっと箱が小さかったのではと。これだけのエネルギーのある舞台だったらもう少し大きいところで観てみたいー。
シェークスピアの「マクベス」を戦国時代に置き換えた戯曲。
男性ばかり30名ほどの役者が集まって(女優さんも少しいるけど)しかもスタジオライフとか花組芝居とか、いろんなところで活躍しているベテランの俳優さんばかりをこれだけ集めた公演なんて、かなり贅沢なんじゃないかと思いました。内容の濃さに比べるとチケ代かなりお得じゃないかな?
俳優座劇場は由緒あるいい劇場だけど、ちょっと箱が小さかったのではと。これだけのエネルギーのある舞台だったらもう少し大きいところで観てみたいー。
私が花組芝居贔屓だから、なのかもしれないけど。
花組芝居から出演している役者たちがいちばん良く見えるんだなぁ。
いちばん自由が利いた演技をしているように見えたんだなぁ。
加納さん。
大殿の殺害を企てているときの台詞「女で無くしておくれ」この台詞を発するときに持っていた強さと怖さが良かったなぁ。
マクベス夫人は、色気もあって豪胆で強かでないといけないと思うんですが。
メタルマクベスを観た時に、マクベス夫人がなんだか強さも色気も足りない気がするなーと思ってたんですが、男性が演じる女形だとできることっていろいろあるんだなと分かりました。もちろん加納さんにそれだけ実力があるからできるんですよね。
最初は女優でやることを考えていたそうなんですが、女形にして正解ですね、きっと。
コミカルな部分もあって笑いもあり、楽しめました。
後半、罪の意識で狂ってしまうところは、見事に狂気を演じていて、引き込まれました。
原川さん。
相変わらず特異な存在感の人。どこの舞台に出ても変わらないんだねぇ。もう、そこにいるだけで面白くてたまらない!
医者で出家らしい。年寄りの役なのかな?背中を丸くして、松永弾正やその夫人に付き添う。最初の幕開き前のナレーションも務めてました。一連の出来事を見守り、後世に伝える語り部のような存在でもあるのかな。
1幕終了後の演出が最高!重々しい雰囲気で出てきて幕の前に座り、ゆっくりと顔を上げたら「只今より15分間の休憩を…」だもんなー。わはは~うますぎる!爆笑&喝采の拍手でした。
山下さん。
まさに武将!
武士というのもちょっと違う。
侍というのもちょっと違う。
戦国時代に生き、知略を尽くして数々の困難を乗り越え生き抜いたもののふ。そんな感じの渋い存在感!
そして殺陣が綺麗!しかも一人だけ二刀流!さすが殺陣のプロ。とにかく形がきっちり決まって動きが綺麗!
花組芝居の公演では、毎回そんなにがっつり殺陣はしないから、山下さんの殺陣をまともに見たことがなかったんだよね。今回初めて観られて良かったよ~。惚れましたv
植本潤さん。
コミカル~。
道化ではないけど、人の笑いを誘う面白さを持っている。
見張りの人物と、お菊の2役を演じていました。
お菊がすごく良かった。乳飲み子をあやす可愛らしい若いママ。声がキュートでとてもナチュラルな女性役。なのに、そのリアルな女性の演技をふっと外して「役者・植本潤」が見える瞬間があって、そこがコミカルで笑える!加減が上手すぎる。
戦国武将の妻って辛い宿命を負うものなんだなと。まだ若い娘が、夫の留守に名代として家人たちに号令を出し、自分も薙刀を持って戦う。薙刀の立ち廻りが綺麗だった!型の美しさもあるけど、健気に必死に家を守ろうと戦う姿の美しさにも感動。ここは泣けた!
それから、1幕前半と2幕後半の合戦の場面での群舞も務めていました。この群舞、1幕では刀、2幕では槍を使っていて、フォーメーションも組んでダンスのようになっていて、舞踊ショーっぽくて楽しかったなぁ。
シェークスピアシリーズ、第2弾で「ハムレット」をやることがすでに決まっているそうです。
また好きな役者が出てほしいなー
花組芝居から出演している役者たちがいちばん良く見えるんだなぁ。
いちばん自由が利いた演技をしているように見えたんだなぁ。
加納さん。
大殿の殺害を企てているときの台詞「女で無くしておくれ」この台詞を発するときに持っていた強さと怖さが良かったなぁ。
マクベス夫人は、色気もあって豪胆で強かでないといけないと思うんですが。
メタルマクベスを観た時に、マクベス夫人がなんだか強さも色気も足りない気がするなーと思ってたんですが、男性が演じる女形だとできることっていろいろあるんだなと分かりました。もちろん加納さんにそれだけ実力があるからできるんですよね。
最初は女優でやることを考えていたそうなんですが、女形にして正解ですね、きっと。
コミカルな部分もあって笑いもあり、楽しめました。
後半、罪の意識で狂ってしまうところは、見事に狂気を演じていて、引き込まれました。
原川さん。
相変わらず特異な存在感の人。どこの舞台に出ても変わらないんだねぇ。もう、そこにいるだけで面白くてたまらない!
医者で出家らしい。年寄りの役なのかな?背中を丸くして、松永弾正やその夫人に付き添う。最初の幕開き前のナレーションも務めてました。一連の出来事を見守り、後世に伝える語り部のような存在でもあるのかな。
1幕終了後の演出が最高!重々しい雰囲気で出てきて幕の前に座り、ゆっくりと顔を上げたら「只今より15分間の休憩を…」だもんなー。わはは~うますぎる!爆笑&喝采の拍手でした。
山下さん。
まさに武将!
武士というのもちょっと違う。
侍というのもちょっと違う。
戦国時代に生き、知略を尽くして数々の困難を乗り越え生き抜いたもののふ。そんな感じの渋い存在感!
そして殺陣が綺麗!しかも一人だけ二刀流!さすが殺陣のプロ。とにかく形がきっちり決まって動きが綺麗!
花組芝居の公演では、毎回そんなにがっつり殺陣はしないから、山下さんの殺陣をまともに見たことがなかったんだよね。今回初めて観られて良かったよ~。惚れましたv
植本潤さん。
コミカル~。
道化ではないけど、人の笑いを誘う面白さを持っている。
見張りの人物と、お菊の2役を演じていました。
お菊がすごく良かった。乳飲み子をあやす可愛らしい若いママ。声がキュートでとてもナチュラルな女性役。なのに、そのリアルな女性の演技をふっと外して「役者・植本潤」が見える瞬間があって、そこがコミカルで笑える!加減が上手すぎる。
戦国武将の妻って辛い宿命を負うものなんだなと。まだ若い娘が、夫の留守に名代として家人たちに号令を出し、自分も薙刀を持って戦う。薙刀の立ち廻りが綺麗だった!型の美しさもあるけど、健気に必死に家を守ろうと戦う姿の美しさにも感動。ここは泣けた!
それから、1幕前半と2幕後半の合戦の場面での群舞も務めていました。この群舞、1幕では刀、2幕では槍を使っていて、フォーメーションも組んでダンスのようになっていて、舞踊ショーっぽくて楽しかったなぁ。
シェークスピアシリーズ、第2弾で「ハムレット」をやることがすでに決まっているそうです。
また好きな役者が出てほしいなー
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