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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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花組ヌーベル第2回「盟三五大切」6/5
2009年06月12日(金) 13:44:16
前回のヌーベルが浴衣に素芝居(←とは言わないと思うけど)だったので、今回もてっきり浴衣かと思っていたら、なんと全員黒の喪服スーツでしたよ。なんとなんと。
そんな恰好のまま、「盟三五大切」が原作の古典的な台詞で展開する。環境がすごく現代的なのに、中身が古典のまま。不思議な空間だわ~。でも花組らしいお遊びだなと思いました。

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まず、配役表を見て、テンションアゲ~♪
(配役はあとで書きます…)
大介さんが小万だって!やったー!女形ー!
めっちゃ可愛い~カワイイ~
喪服スーツに髭面なのに、かわいい女なんだもの。萌え~
加納さんがその相方。普通に男の人なのが新鮮でしたわ。

会場はなぜか通夜の場。なんだこれ~?
ご遺体役は、ゲストの磯村さん。お祝いの花が祭壇にそのまま飾られている。ぼんぼり、お焼香、お酒、など。
下手にはテレビが一台。たぶん「南北オペラ」のDVDが流れてました。芝居の流れの中で、テレビが点いたり消されたり。

腕の入れ墨は、サポーターに油性ペンで書いた文字。「五大力」→「三五大切」に。
大道具、小道具は現代。通夜の場なので、長机やビール瓶、座布団に茶碗にお銚子などなど。
電子レンジ、電子ジャーなどの家電も。
お六が、自害しようとしているのか、電子レンジに入らない頭を無理やり突っ込んでチンチン鳴らしていたのが爆笑でしたわ~

音楽が、京劇の音楽のようでもあり、東南アジアのバリの音楽のようでもあり。銅鑼のようなものが高く鳴り響いていたような記憶があります。
附けは入ってた。舞台に出ている役者がそのまま替わりばんこに附けを打ってたような気がするな(記憶があいまい…)
場面展開のときの奇妙な踊り。音楽に合わせて緩急揃えてみんなで踊る。花組でよく見る手法だと思うんだけど、けっこう好きです。

北沢さん、甲高い声で威厳がなさそうに見えて狂気を含んだ凄みがある人だよねー。
殺しの場面の落ち着きぶり、迷いのなさはすごく良かったです。
お六を殺して生首を持ち帰った後、自宅でサトウのごはんを電子レンジでチンしてお茶漬けを食べていました。

美斉津くんがオードリーの春日の真似。これ最高だった~!ホントに笑った~!キャラ的には意外だと思ったけど、実は何気に似てるよね。
もう1役、ランドセルを背負った子供。リコーダーで、お化けのヒュ―ドロドロの「ヒュー」を吹いてました。グッジョ!

松原さんって、下男がハマるよねぇ。

谷山くん、キワモノでない普通のカッコイイ役が似合ってた!あー谷やんってこんなカッコイイ役者だったのね、と初めて知りましたわ。

殺陣の場面では赤い血筋の糸。むちゃくちゃたくさん投げられて、見応えあったなぁ。これは前作ヌーベル「恐怖時代」でも使い方が上手かった。

去年秋に、歌舞伎座で仁左衛門さん菊五郎さん時蔵さんご出演で観ていたのですが、やっぱり細かいところは忘れていたので、えー最後そうなっちゃうの?というのが驚きでした。

でもね。今回の舞台、これまでの花組芝居の中では、萌え度が平均以下でした。あくまで「萌え度」のみの観点。
なんでだろーとずっと考えてたんだけど、所作に古典演劇のメソッドをあまり取り入れてなかったからかもしれないなと。見得切ったりがなかったし、立ち廻りは様式的よりは写実的だったような気がするので。やっぱ古典的なほうが好きなんだな、自分。

カーテンコールでは、次回作「ナイルの死神」のお話。
戯曲版を元にするそうで、原作の小説や映画とは全然展開が違うとか。そうなんだー。でもいいや、小説を読んでおこう。
で、戯曲版はまだ英語のものしかないって言っていました。なので今回翻訳して臨むと言っていたような。ってことはまだ日本語で舞台版が上演されたことがないということ?だとしたら、初の日本語でいきなりカブキイズムって挑戦的じゃないですか?
⇒過去に現代劇で上演されたことがあるそうです~。

楽しみ楽しみ!
その前にワンダーガーデンも観に行かなきゃ。
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