時の男最終 「傀儡女」

10/16　新宿スペースゼロ
東京公演初日。と言っても東京公演は2日間3回しかないんだけど。少ないよねー。
客席は満員。舞台関係者がたくさんいた模様。あんまり見つけられなかったけど。

いきなり物販に四獣（八代さん抜き）が勢ぞろい。
えーなんでいるのー！？と思ったけど、ワンダーガーデンDVD販促らしい。
客席にも花組芝居いっぱい。座長はじめ数名。
もちろん舞台にも花組芝居。3人も。
まーだから観に来たんですけどね。

2日前にセーヌフルリで会ったばかりの面々にどきどき。

時は鎌倉。壇ノ浦の戦いで平家が滅んだ後、ついに源氏の時代が到来し、その鎌倉幕府三代将軍実朝の終焉にまつわる物語。
匂いで、その人物の本心や運命を嗅ぎ分ける力を持つ陰陽師、キリタ。
史実を利用したオリジナルの脚本。
日本の歴史を題材にしてるの、好きだなぁ。


音楽、セット、シリアスな中に笑いたっぷりの脚本、立ち回り。
とても、新感線っぽいテイストを感じた。
ええと、私のボキャブラリー不足でそのような言い方になってしまうけど。
舞台上の空間も高さがあるし広い。回転式扉のような4枚の板を使って、人の出入りを行ったり場面転換したり。
音楽がカッコよかったなぁ。立ち回りでアップテンポのロック。

お笑いネタ的なところは、たくさんあって面白かった。
コングさんは反則だと思う！あのなりで茜子姫とはなぁ。あきばさんのつかさちゃんをちょっと思い出した。尼さんなのだけどピンクのシスター風ワンピースを可愛らしく来て、舞台上で缶チューハイを飲んで、ちょっと酔っ払ってた(笑)
キリタが武士たちの匂いを嗅いで本性を明かすところは、きっと日替わりアドリブなのだろうと思う。誰が当たるか、どんなことをばらされるのかもその日次第。大介さん、たすき掛けで背中が×じゃなくて二の字になってた恥ずかしい話をばらされてた(笑)
八代さんは、物語のシンを担う重要な役。地毛を銀髪に染めていた。どさくさにまぎれて、花組芝居次回公演の菅原伝授手習鑑の宣伝をしていた(笑)
昔のラグビースポ根ドラマ？の曲に合わせてラグビーボールの代わりに何かを投げ合ってたり。
時事ネタパロディもいろいろあった気がする。いっぱいあって覚えてないわー。
谷やんが、粟根さんの奥方役で、大活躍。宝塚に出てきそうな、金髪縦ロールのゴージャスな鬘、きらきらでボリュームのあるドレス。かなり重要な役どころで、でも笑いどころもしっかり押さえていて、本当に器用だなと思う。すごいよね谷やん。扇で踊る場面は美しかったよ。存在感が大きい。


それはもう花組芝居の面々が大活躍で。満足満足。


終演後のサイン会にだいすけさん！きゃー！わー！
思ったことを喋れないヘタレな自分が残念でございましたorz


花組芝居の活躍ぶりに、座長様が鼻高々だったそうで。
私もなんだか得意気な気持ちだったなー。