幕末侍伝説 CHUJI 5/14

WAKI-GUMI公演
銀座博品館劇場

花組芝居の山下さんご出演ということで、観に行ってきました。

なかなか面白いお芝居でした。
忠治にそっくりな侍が子分たちに懇願されて身代りに立ち、お役人と闘っていくという話。
ミュージカル風回想シーン、大衆演劇風舞踊ショー、合コン＆歌謡ショー、ダンス風戦闘シーンなど。時代劇に現代的演出がいろいろ入っていたのが楽しかったです。娯楽色が強い、気楽に楽しめるお芝居。
個人的には、時代劇慣れしていない役者も何人か居たのが気になってしまったけれど。

元彌さんは、意外と役に合っていました。
どっちかというとコミカルな役のほうが似合うのかなぁ？前半の、百姓に身をやつしてオドオドしているときが面白かったので…。
声は大きいんだけどあまり通らないので、BGMが大きいと聞こえにくかったのが残念。
あと、殺陣はもともとやり慣れてないんだよね～？動けていないというより、一定範囲内の型の中に納まってしまっている印象で、外に発散できてないような感じ。上手く言えないけど。


山下さんは2役。
後半が本役だとは思うけど、最初の出番もインパクト大きくて！
めっちゃ膝を叩いて喜んでしまったよ
賭場の壺振り姐さんの役。普段はあんなに落武者風のオッサンなのに(失礼な…)、綺麗な着物を着て、ショートヘアのかつらをつけて、膝立てて襦袢さらしてるにものすごく上品な雰囲気が漂う。「いかさまだ！」と難癖をつけられると壺からサイコロキャラメルが出てきて(笑)、山下さんは「そのサイコロキャラメル、自前で買ったんだから、税込42円、後で返してちょうだい」と言い捨てて去っていきました(笑)
面白すぎる～！笑える～！最高だ～！

後半は、忠治の子分の一人でありながら、裏切って大名と通じるスパイ役。殺陣はお見事でした！最後に斬られるときは、結わえていた髪がバサッと広がる演出。自前の髪でこんなのできるんだもんなー(笑)