大和三銃士

新橋演舞場
10/12　昼の部
3階席

あんまり期待はしていなかったのだけど（失礼）
歌舞伎会のポイント稼ぎと思って、行ってみた。

けっこう面白かったー！

ストーリー自体は取り立ててどうってことは無いのだけど、出演者の構成が個人的に興味深くて。

話は、真田十勇士と三銃士を絡めた内容、なのかな。
なんだか最近、真田十勇士に関連した芝居が続くなぁ。

出演：中村獅童、濵田崇裕、藤井 隆、榎木 孝明、真琴つばさ、早乙女太一

太一くんの舞台、1年ぶりだ。あれを舞台に含めていいなら。
まともな舞台っていう意味だと2年ぶりか。
やっぱり、殺陣の速さがはんぱない。凄すぎるー！
他の誰と比較しても、別格。相変わらず。
これは観ていてテンション上がるなぁ。
そして、役のモデルがおそらく猿飛佐助だと思うんだけど、変に分別臭い大人の男の役を演じるよりは、こういう子供じみて分別が無くて感情があからさまな役のほうが、合ってる気もする。クールなイメージもいいんだけど、懐の深さは無いからなぁ。

共演に、奈々さんゆっくんあゆちゃんも。
商業演劇の舞台で、家族4人が共演してるなんて、なかなか無いよね。
奈々さん、台詞もあったしかなりいいポジション。
旅芸人一座という設定で、ちょっとした群舞シーンもあったのだけど、これも懐かしき劇団朱雀クオリティ。
いいねぇー。普通のアンサンブルで、これだけ日本舞踊ベースの踊りを巧みに踊れる人なんていないもの。
普通の商業演劇のアンサンブルは、ダンスは出来ても日本舞踊させたら微妙っていうケースが普通だから、今回はそういう不満が全然なかったのが本当にうれしかった。

それから、沢竜二さんもご出演で、竜劇隊メンバーも一緒にたくさん出演していた。
（舞台見てて識別できなかったのは残念）

ちょ、この舞台、大衆演劇率が何気に高いじゃないか！
劇団朱雀と竜劇隊がたくさんいる。
これは個人的にウケるわぁ。

そういえば、獅童さんと太一って、トゥーランドットで共演してたか。
それ以来の共演？


太一のことは、昔のいろいろをすっぱり切り離して、才能ある役者の一人として心に留めていくことにしよう。
そのほうが、私の中でわだかまりなく済むからいい。