4starオーケストラ 2011

4年に一度開催される、ゲーム音楽主体のイベント。
その第一回が、9/30～10/2の3日間に渡り行われました。

改めて、主催者たち若い世代のゲームを好きな気持ち、ゲーム音楽を好きな気持ち、その気持ちを現実にする力、世の中を動かす力、その大きさに感心させられた。
時代は移ったのだなぁ。ゲームで遊んでいた少年少女が大人になって、ゲームを作っていた若者がいい大人になった、そんな今。

私は、観客とスタッフで参加。CCMの出演もあったのだけど、人数の関係で私はオンステなし。

■9月30日バンドステージ夜公演
はもえれ
　　水城賢二(ハモンドオルガン)、堀越美沙(エレクトーン)
・ファイナルファンタジーV・メインテーマ／ファイナルファンタジーV
・ビッグブリッヂの死闘／ファイナルファンタジーV
・ファイナルファンタジーIV メインテーマ／ファイナルファンタジーIV
・悠久の風／ファイナルファンタジーIII
・メインテーマ／ファイナルファンタジーII
・メイン・テーマ／ファイナルファンタジー
・巨人のダンジョン ～ 最後の闘い／ファイナルファンタジーIV

MASHCANTINOIZ　(マシュカンティノイズ)
　　エミ・エヴァンス from freesscape (Vocal)、江草啓太 from ピアコンズ (Keyboards)
　　工藤ともり from ACE (Guitar)、宗田洋之 from freesscape (Bass)
　　鈴木克崇 (Synth. programming / Keyboards)、小川洋輝 from DogEarRecords (Sound produce)
・Toneless／アナタヲユルサナイ
・オープニング／ファイナルファンタジーV
・LORD of VERMILION／LORD of VERMILION

EARTHBOUND PAPAS
　　植松伸夫 (Organ / Keyboard)、岡宮道生 (Guitar)、弘田佳孝 (Bass)、
　　成田勤 (Keyboard / Guitar)、羽入田新 (Drums)
・Advent: One-Winged Angel （再臨：片翼の天使　～Advent: One-Winged Angel～）／
・ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
・Liberi Fatali／ファイナルファンタジーVIII
・Thread of Fate／GUINSAGA
・Those Who Fight Further （更に闘う者達）／ファイナルファンタジーVII
・Eternity／BLUE DRAGON　　ほか
・Bo-Kon-Ho-Ko （亡魂咆哮）／LOST ODYSSEY
・Maybe I'm a Lion／ファイナルファンタジーVIII


はもえれ初めて聴いた～みささんのエレクトーン初めて聴いた～（今度共演させていただく）
曲が全部FFだったし全部聴き知っているので、すごく楽しめた。FFさいこー！かっこいー！
両手両足を使って弾くみささんは、噂に聞いた通りモルボルみたいだった(笑)両手で鍵盤を弾くことすらできない自分には脅威の生き物にしか見えない。

MASHCANTINOIZはFFVのオープニングが良かった。まず選曲がマニアックだと思う(笑)だってメインテーマじゃなくてオープニングって。でもエミ・エヴァンスさんのヴォーカルがあってこその選曲なのかもなぁ。雰囲気にすごく良く合ってた。夜明けのまだ冷たく薄暗い空に、細く長く延びる声。良かった。

EARTHBOUND PAPASの演奏ではスタンディングでノリノリ～。
殆どの曲が、過去のライブで聴いた曲だったけれど、亡魂咆哮は初めて！CDには入ってるんだよねー。
ヴォーカルの音が少し聴こえにくかったのが残念か。他の音が大きすぎたのかも。終演後しばらく耳がボワーンてなってしまったorz
アンコールの「Maybe I'm a Lion」はTBM版かな？演奏カッコよかったー。



■10月1日吹奏楽ステージ昼公演

【第一部：真島俊夫編曲：吹奏楽による「ドラゴンクエスト」PartI,IIより】
・序曲（DQ4）
・王宮のトランペット（DQ5）
・木洩れ日の中で｜ハッピーハミング｜ぬくもりの里に｜フォークダンス｜木洩れ日の中で（DQ6）
・遥かなる旅路｜広野を行く｜果てしなき世界（DQ2）
・恐怖の洞窟｜呪われし塔（DQ4）
・おおぞらをとぶ（DQ3）
・戦闘のテーマ｜アレフガルドにて｜勇者の挑戦（DQ3）
・そして伝説へ（DQ3）
・この道わが旅（DQ2）

【第二部：バンダイナムコゲームスの楽曲より】
・スカイキッド／スカイキッドマーチ
・R4 -RIDGE RACER TYPE 4-／URBAN FRAGMENTS、NAKED GLOW、THE PARADE、EPILOGUE
・風のクロノア door to phantomile／I'M ON YOUR SIDE、THE WINDMILL SONG、THE RONGO LANGO、GRANPA'S CHAIR、WEEPING KARAL、・BALADIUM'S DRIVE、RESURRECTION
・7～モールモースの騎兵隊～／オープニング、ネームウィンドウ、大臣を落とせ!、エンディングスタッフロール
・みんな大好き塊魂／塊オンザスウィング、愛のカタマリー～エンディングテーマ／塊魂
　ゲストボーカル：松崎しげる

吹奏楽のドラクエってどんなだろう…ラッパでパッパラパーみたいな感じ？（←失礼すぎ…）
と思っていたのだけど、思った以上にオケの雰囲気に近かった。木管の柔らかな音色は弦にかなり近いのだなぁ。楽器の事を知らなさすぎてごめんなさい。
やっぱドラクエの曲はいいなぁ。最高だなぁ。曲の構成もいいし、楽器が次々と移り変わっていくのもいい。すぎやまこういちさんの曲の作り方が本当に上手いんだろうと思う。（ちなみにドラクエは著作権上は、公式譜での演奏しか許可されていないそうだ）
「おおぞらをとぶ」の、フルートとハープの静かな演奏から、crescで他の楽器も入って来るところで一気にラーミア肌に！うわぁ。うるっと来たなぁ。
DQ3の、「勇者の挑戦」(ラスボス曲)から「そして伝説へ」(エンディング)への繋ぎは神選曲！これだけで泣ける…！他の曲間はしっかり客席から拍手が入っていたけど、この2曲の間はアタッカで行くよねーもちろんだよねーだけどちょっとだけ拍手したお客さんがいて残念。指揮棒を下ろさなかったのだからそこは空気を読んで欲しかったなぁと思うけど、人それぞれかなぁ。うーむ。

第2部は、残念ながら知っている曲が1つも無いという…。
ゲストの松崎しげるさん登場では盛り上がったなぁ～。生しげる！歌はもちろん上手いし、パフォーマンスも上手い、盛り上げるのも上手い、さすがだぁ。

ドラクエを聴きながら思った。最近はゲーム音楽の演奏を生で聴く機会が劇的に増えて、プロの演奏もあればアマチュアでも上手い演奏もあって、だいぶ耳が肥えてきたし、想いも満たされつつあるのだろうと。ちょっとやそっとの演奏程度では、むやみやたらと感動するということが無くなってしまったように思う。正確には、演奏に少しまずいところがあると、すごく気になるようになった。以前は、ゲーム音楽というだけで下手な演奏にも条件反射で感涙していたからなぁ。良いことなのか悲しいことなのかわからん。



10/1夜のバンドステージはホール周辺のお手伝い。
演奏は漏れてくる音を聴いていたけれど、客席もかなり盛り上がってたみたい。歓声がすごかった。スタンディングでノリノリだったのかな～。

10/2は別の合唱練習で不参加。聴きたかったな～。



また4年後の開催を楽しみに。今度は出演もしたいな。