芸能花舞台 能と歌舞伎による「竹生島」

18日放送の「芸能花舞台」を観ました。
待ちに待った、三響会の「竹生島」の放送です～！
しかも、観始めてから知ったのですが、この日の「芸能豆辞典」は創作舞踊劇場でした！
ウッホー！！陰陽師キター！
ウホウホ。
そっか、NHKで取り上げると行っていたのはここの事だったのか。
ということは、想像していたより放送時間が短いのだな…。

能と歌舞伎による「竹生島」
釣人：中村七之助　弁財天：市川亀治郎　龍神：中村勘太郎
大鼓：亀井広忠　小鼓：田中傳左衛門　太鼓：田中傳次郎

踊り手は素踊りです。普段歌舞伎でしか彼らを観ていないので、素踊りを目にする機会は本当に貴重だったと思います。
それにしても、やはり能楽師の地謡に乗って歌舞伎役者が日本舞踊を舞うのはとても不思議な光景でした。

勘太郎くんはやっぱり踊りが上手いなぁと思いました。動きに隙が無いので目が離せません。途中一度引っ込むときには「行かないでぇ～」と思っちゃったし、また出てきてくれた時には「待ってましたァ～！」と思っちゃいました（＾＾；
踊りってその人の性格を表すものだと私は思っていますが、勘太郎さんの踊りって清々しくて誠実で爽やかな印象があるんですよね。ご本人もそういうお人柄じゃないでしょうか？

亀治郎さんの踊りも素敵でした！弁財天の役で女方なのですが、素踊りなので見た目はまるきり男性のはずなのに、身のこなしや手の動きの柔らかさを見ていると女性にしか見えなくなるんですよね。不思議だ…
弁財天のクドキの場面がありました。これは言葉どおり口説く振りなのですが、日本舞踊の「クドキ」は必ず女性が男性を口説くものなのだそうです。亀治郎さんが釣人の七之助さんの肩につと触れたり、恥ずかしそうに顔を隠す振りがとっても色っぽくて可愛らしくって、うっとり見とれてしまいました。亀治郎さん素敵…ｖ

素踊りって、セットや衣装や化粧に頼れない分、自分の身体だけで表現しなければいけない部分が大きいから難しい。それにもかかわらずこれだけ魅せられるのは凄いなぁ～と思いました。
今年の三響会でも、こういう試みを是非して欲しいな。他の歌舞伎役者でもいいから、素踊りを観たいな。


そして、「芸能豆辞典」ーー！！
陰陽師キター！
夢枕獏さんキター！
晴明神社にお参りする青楓さんキター！
晴明の衣装を着た青楓さんキター！
動いてる～チョーかっこいい～ｖ
インタビューも受けてたよーギャー
思わず、制作発表記者会見の三本締めを一緒にやってしまいました。あまりに嬉しくって。

気づけば、公演まで一週間を切ってしまいました。
公演日は23日～26日です。
全席自由なので、去年みたいに最前列を陣取ろうかな。無事生きて帰れる保証は無いが（笑）

公式サイトをチェックしてみたら、写真が増えてました。
うははー青楓さんが増えた～嬉しいぃ～。
あれー青楓さんの隣に花柳基（もとい）さんがいるではありませんか。NHKの日本舞踊入門の案内役の。
そっかー今回の舞台に出演されるのかー。月組の藤原兼家役だそうで。それは知りませんでした。