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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
B002EBDN20


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吉例顔見世歌舞伎
2004年11月09日(火) 22:17:12
吉例顔見世もう3日も経ってしまった…早く書かないと忘れちゃう。

6日土曜日に、昼の部を観に行きました。
朝方までビデオを見ていたので少々寝坊。着物を着ていきたかったんだけど非常に面倒臭かったのであきらめました…
ま、おかげで楽な気分で鑑賞できましたが。
今日もいつものように3階B席で鑑賞。オペラグラスを忘れた…

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「箙の梅」
孝太郎の梅が枝が可愛らしかったです。見目良い若武者にぽーっとなり、いそいそと梅の枝を切って差し出すいじらしさ。敵の中へ一人切り込んでいった姿を見て思わず後を追ってしまうところなんかも一途さが感じられますね。
この時代の女性がこんな風にある意味積極的だったとは思えませんが、逆に現代だとこんなに可愛く振舞うことは滅多にないかなと(^^;

「芦屋道満大内鑑」
1年半前に私が初めて歌舞伎を観たときにも上演していた演目。なので思い入れが強いのですが、やっぱり2度目に見ると前回より良く分かったような気がします。
葛の葉が狐の本性を現して駆けるところや、験力を使って手を触れずに物を動かすところはやはり面白い。
それから、障子に別れの歌を書くシーンもよいですね。最後に口に筆を加えて書き上げたところで思わず拍手。
葛の葉が去った後に、保名が「狐を妻に持ったことを、少しも恥ずかしいとは思わない」と涙ながらに叫ぶシーンでうるるーん。
別れの場の後の、道行のシーンは1年半前には無かったと思います。葛の葉の衣装が早替りすると、白い毛がふさふさと。この舞踊劇のシーンはかなり面白く感じました。

「積恋雪関扉」
けっこう長く感じました…寝不足がたたった。
特に前半はゆったりしているので、万全な体調じゃないとじっくり味わえませんね。
後半は面白かったです。大友黒主の衣装ぶっかえりと小町桜の精の衣装早替り、その後のダイナミックな舞踊はやっぱり見ていて分かりやすいし、印象が強いので面白いです。
思わず男の踊りをじーっと見つめている自分…。見ているだけで本当に何か盗めるんだったらいいんだけどなー。

「お祭り」
左が千之助くん初舞台の祝幕です。
千之助君は仁左衛門さんの鳶と同じ衣装でした。花道から愛之助さんを蹴散らしながら出てきたようですが、当然私は見えません…
口上の挨拶では、「片岡千之助です。よろしくお願いいたします」とちゃんと挨拶できてました~。
その後は愛之助さんとの立ち回り。
うわさによるとウルトラマンの「シュワッチ」のポーズもしているそうですが、覚えていないということは見逃したか。
なかなかしっかり動けていたと思いますよ~。
最後は、仁左衛門さんと同じ模様の金地の扇を持ち、優雅に扇ぎながら花道を帰っていったのがとっても可愛らしかったです。

ということで、吉例顔見世大歌舞伎の昼の部鑑賞終了。


観劇後にちょっとお散歩。せっかくなので例のビルまで行ってみようかと。
行く途中にあった呉服屋「銀座橘苑」でセールをやっていたので思わず半襟と柄足袋を買っちゃいました。だって安かったんだよー
半襟が300円で、足袋が1600円。いいでしょ?
ところで、例のビルは勉強会で行った事があるので、すでに知っているのです。で、行ってみたらやっぱり稽古場兼ご自宅でした。
ちょいうっとりしながら眺めてみた。
すぐ近くに新橋演舞場があり、なにやら人だかり。大地真央主演の舞台「マリーアントワネット」の開演前だったようです。


その後、今度は青山の草月ホールへ。
演劇倶楽部『座』の公演「肝っ玉おっ母とその子供たち」を観に行きました。
思ったより小さいステージでびっくり。キャパ100人代前半くらいだと思います。
ステージのセットはすべて黒で統一されていました。
戦争がテーマだったのですが、やはりどんなに明るく演じられていても暗い気分になるものですね。「音楽劇」というだけあって、歌と踊りが途中に挿入されていたのが面白かった。
芝居の冒頭は、舞台後方の搬入口が開いて、外から幌車が入ってくるという演出。
一番最後も、出演者全員が幌車を押し、舞台後方の搬入口から外へ出て行くという演出。
なかなか面白いですね。萬斎さんの「伝統の現在 RASHOMON」を思い出しました。
もちろんそれぞれで演出が意図する意味合いは違いますが。
壤晴彦さんの演技は「ハムレット」で見たことがあるわけですが、前回とは全然役のタイプが違いますからねぇ~。戦争の中をたくましく生きるおっ母ぶりが見事でした。
びみょーに台詞の出が悪い瞬間はあったけれど…(^^;


観劇三昧で充実の一日でした。
おわり。
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