十二月大歌舞伎昼の部

はーい月に数回限定の着物デー。
ちょっと寝坊したので半幅帯で誤魔化しました。

興行情報はここ。

「弁慶上使」
ごめんなさい眠かったです。
芝のぶちゃんの赤姫と福助さんが可愛かったのがよかったです(^o^)
新悟くんは口が随分とおっきくなかったですか？びっくりしちゃいました。ちょっと怖かった。彼はまだ若いんですよね。早く成長して欲しいなーと思います。

「猩々」「三社祭」
猩々はなんだか可愛かったです。
それに引き換え、三社祭はもの凄い勢いでしたねぇ。若さを生かしたエネルギー溢れる踊りで、随分ガンガン踊っているなぁという感じ。楽しかったです。あれだけの勢いで踊ると兄弟で遜色なくなりますね。
それにしても勘太郎の太腿はスゴイ。七之助の2倍はあるんじゃないのかな。踊りの稽古で培ったんですねぇ。

「盲目物語」
比較的新しい歌舞伎だからか、大道具全体の色調が古典歌舞伎のようなキンキラキンの華やかな色でなく、現実に近い落ち着いた色調だったのが新鮮な感じでした。より現代劇に近い感じ。
ものすごく切ないお話ですね。幽霊が出てくる場面が従来の歌舞伎っぽくなくて不思議な感じでした。これが谷崎らしいということなんでしょうか。
女は強かだなぁとも思いました。お市の方とお茶々それぞれの、藤吉郎への態度が。よっぽど毛嫌いしていて恨みを晴らしたいんだな、と思わせました。
大詰の弥市とお市の方の幽霊との合奏の場面が、すんごく綺麗でしたねぇ。絵になるなぁ。見事な演出でした。