――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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東山村流 舞の会
2014年03月28日(金) 15:21:14
初・国立文楽劇場~!
東京の国立劇場の小劇場よりも大きくて、ちゃんと花道もある、綺麗な劇場だった。
長唄 「風流船揃」
ご挨拶 「老松」
義太夫 「櫓のお七」
長唄 「鷺娘」
長唄 「近江のお兼」
長唄 「まかしょ」
長唄 「たぬき」
新内 「お蝶夫人」
長唄 「女伊達」
新内 「明治一代女」
風流船揃から鷺娘と、お蝶夫人から最後までを観賞。
坂東竹三郎さんの舞踊をきちんと見たのは初めて。
「老松」が、出雲阿国みたいな衣装で、綺麗というより可愛らしい風情。少女みたいな可憐な雰囲気なのにびっくりした。良かったなぁ。
賛助出演の小桜佳之輔さんは、少し前まで歌舞伎の舞台に立っていたらしい。舞踊の端正な感じが好みだった。女伊達のカラミも良かったなぁ。さすが歌舞伎畑。
「お蝶夫人」は、オペラ「蝶々夫人」を題材にした舞踊。曲を新しく作ってもらったらしいから、舞踊として新作なのかな。立方が竹三郎さんの奥さまの山村鶴さん。新内にギターとマンドリンの演奏もあり。ギター演奏は竹三郎さんの長男さんだってー。オペラの曲を一部挿入していたりして、面白かったなぁ。
「明治一代女」は3幕の舞踊劇。お梅(坂東竹三郎)と仙枝(坂東竹朗)の逢瀬の場と、お梅に巳之吉(桜愛之介)が一緒になってほしいと請う場面、最後にお梅の巳之吉殺しの場面。
思ったより愛ちゃんの出番が多くてびっくり。というか、仙枝があんなに出番が少ないとは。
愛ちゃんは、出てきた瞬間にはっと目を惹くなぁ。化粧は時前だったらしい。いつもの大衆演劇メイク。マイクを使わない舞台でも口跡良く聴こえた。「あっしと一緒になっておくんなはい」っていう言い方が印象的。江戸弁だと普通は「おくんなせぇ」なんだけど、竹三郎さんはあえて「おくんなはい」にしているらしい。上方風ってことかな。柔らかい印象で良いなーって思ったんだ。
殺しの場面の立ち回りは見ごたえがあったな。手数も多くて、ばったりの決めも多くて、かっこいいーっ。お梅の帯を解いて引き寄せるところや、傘をぐいっとまわして見えを切るところなど、テンションあがるものも多かった。
長丁場だったけど、楽しかった!
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初めましての方はぜひ自己紹介を。