創作舞踊劇場「吉原」

観てきました！
今年から指定席になったので良い席で観られないかなーと思ったのですが、当日券で最前列が空いていたのでゲット。充分迫力を味わえました。

今年もなかなか面白かったです！吉原を題材にすると、奥底には暗い素材があったとしても表面上はとても華やかで、明るい気分になります。
それから、やっぱり群舞がすごい。エネルギー溢れる空間。めっちゃ気分が高揚しますね！

明確なストーリーは特に無いのですが、小さな女の子が身売りされて吉原に入って、禿になり、新造になり、遊女になり、花魁になり、そしてまた別の女の子が吉原に入ってくる。そんな変遷の中で起こる様々な出来事を切り取って見せてくれるという感じ。

第一部冒頭が、仮面をつけた吉原の人間たちが出てきての群舞だったんですが、舞台後方でアフリカンバンドの生演奏！
黒人のお兄ちゃんたち3人が、とりどりの太鼓で激しくパーカッションするのに合わせて群舞が繰り広げられたんですよね～。
これはかなり面白い図。でも不思議と合ってるんですよね、アフリカンと日本舞踊。なんてファンキーなんだ！（笑）
でも、よくよく考えると、パーカッションのみで歌もメロディも無い音楽に合わせて群舞するのってめちゃめちゃ難しそう！だってどこ演奏してるかわかんなくなりそうじゃない？どこに合わせればいいのかわかんなくなりそう。私は無理だな。
やっぱりプロの日本舞踊家さんて、凄いなー

あと、三味線と唄の生演奏も一部使われていました。
過去二回は全部録音を流すのみだったと思うので、今回の生演奏採用は本当にいい事だと思います。

最後の大群舞は一番盛り上がりました。テンションが2年前の「火の鳥」に似た感じで、皆そろって跳んではねてるのにベースは日本舞踊でめっちゃカッコイイの！大迫力！もの凄いエネルギーを感じました。

また来年も観に行こう。