たけしの誰でもピカソ

「男の敵が、ここにも一人。」

と紹介されていました。
日本舞踊家・尾上青楓、28歳。
んもーホント嬉しい。どきどき。

リアルタイムで見て、録画したのを見終わっても、まだドキドキしっぱなし。
すっごいヨカッタなぁ今日の番組。幸せすぎる！
番組冒頭で、チェロ奏者の古川さんと一緒にスタジオに登場した時なんか一人で叫んでたし。
あの洋服は自前？

私　服　の　青　楓　さ　ん　、　カ　ッ　コ　よ　す　ぎ　ま　す

あんまり嬉しすぎて興奮しすぎて思わず涙。おいおい。
やっぱ青楓さん好きなんだよなぁ。

番組の前半でチェロ奏者の古川さんを取り上げている間、ずっと待ちきれなくて悶々。
やっと後半になって銀座の自宅が映る。うっはー！
銀座の一等地に5階建ての自宅って！凄いよ！
この建物って稽古場の入ってるビルと同じ？違うの？なんか違うようにも見えたんだけど…
今度確認しに行っちゃおうかなっ

稽古前に自室でストレッチをする青楓さん。畳の自室ーー！
色白いし！体すげーやわらいし。
ビルオーナーの御曹司であり、日本舞踊会の新世代を担うホープとして注目を浴びる、尾上青楓。
だって。ホントいい男なんですけど！
続いて、舞台のVTR。「石橋」（しゃっきょう）はどこかの舞踊会かな。次の「那須与一」は2001年の明治座での公演ですね。茂山兄弟との競演してたやつ。次の「天の浮橋」は2003年の明治座の公演。これも茂山兄弟と競演。私は観に行ったもんねーえへん。
ていうかね、「那須与一」はホントに凄いよ。これ、新作舞踊なの。これを見て私は青楓さんに惚れたの。ついに日本舞踊に巡り合ったの！
そしてっ、「魑魅魍魎的」のVTRまでーーー！うわー初めて見たーー！（写真なら見たことあるんだけど）
いいよね～こういう傾いた舞踊ステージもね～染五郎さんとの共演いいよね～
「魑魅魍魎的」を見られたのは思わぬ収穫でした。やっぱスカパーの「麻布十番ん」を何としても見よう。

そして、尾上菊之丞襲名四十周年記念「尾上会」の下浚いの様子。安珍、清姫伝説の「沈鐘」の稽古風景。そしてインタビュー。汗だく～
夏に見た時に比べるとずいぶん髪が伸びていて、女の子みたいですって。

弟子への稽古。ああああ～
青楓さんに稽古つけてもらえるなんて、なんて羨ましいんだろう。思わず身悶え。
今現在その恩恵に与る機会があるというのに、手に出来ないってどういうことだ。どうすりゃいいんだよ。
「おもしろくないんだよね」と、なかなか厳しいコメントも。あわわわ～
なぜかどきどき。
私も踊りのお稽古頑張らなきゃ、と思っちゃいました。ホント、頑張りたくなったんだよね！これ見てたら。

ストレス解消にゴルフ。ええ～ゴルフやるんだ。初めて知りました。
打ちっぱなしでゴルフ始める前にえらくゴキゲンな感じで笑ってましたね。なに話してたんだろ…。

スタジオに場所を移し、青楓さんが三番叟を踊りました。囃子方もちゃんといました。所作台っぽいのも敷いてありました。
踊り終わって、三番叟を説明するときに息きれぎれだったわ～
氷川きよしが「初めて見たけれど、見ていて痺れました」って。
「日本舞踊と言うと女性のお稽古事というイメージが強い」と今田耕治。
青楓さんも、小さい頃は日本舞踊は男のやるものじゃないと思っていたそうですが、中学の頃に染五郎さんたちとプライベートで遊ぶようになって、歌舞伎役者が歌舞伎を演じるのと同じことを、日本舞踊でも充分見せられる事に気づき、女性だけのものと思われがちな日本舞踊を変えていこう、と思ったそうです。
青楓さん、小さい頃は稽古そっちのけでチャンバラゴッコして遊んでいたらしいですからね（笑）
でもね、私もそう思うんですよ。
前にも話したことがあるんですが、私は中性的な美しさが好きなので、女性が日本舞踊をやるのは当たり前すぎて面白くない、と思っていた時期がありました。今ではそんなに極端な考えは持っていませんが。
だから、私の夢は、男に生まれて日本舞踊を踊ること。我ながら無茶な夢だけれどそう思うんだから仕方が無い。
だから、私にとって男性の日本舞踊家ってのは超～理想なのよね。
同じく、女方の歌舞伎役者さんもすごく好み。

おっと、話が脇道にそれてしまいました。

ここでスタジオで日本舞踊のワークショップ。
一番難しいとも言われている歩き方について。基本の摺り足、武士の歩き方、奴の歩き方。

そして最後にチェロとの共演。
「古川の艶やかなチェロの調べに合わせ、青楓が、ダイナミックな切れのいい踊りで、愛を表現します」

愛を表現します～～～！

きゃーきゃーきゃー！
もうダメ…絶えられん…

古川さんが演奏するのはバッハの「無伴奏チェロ組曲　第1番ト長調」。良く知っている有名な曲でした。
確かに艶やかな調べですよ、古川さんのチェロ。その調べに見事にマッチしてますね、青楓さんの踊り。すごく綺麗。柔らかくて伸びやかで本当に美しい動き！うっとり～
「愛を表現している」からなの？口を軽く開けてたのが気になった。うちの師匠に、「日本舞踊では基本的に口を閉じるの。口を開くと変に色気が出ちゃう」って教わったんですよ。だからもう口が気になって気になって仕方がなくて。
チェロを演奏する古川さんの周りをまわったり、寄り添ったりする所作がまさに愛の表現に見えた！うわーどきどき。どきどき。
手先の表現が本当に綺麗なんだよね。そこに色気を感じるわけですよ。
指が長くて綺麗なんだもん！あの手！あの手が欲しい！（え）
しかし、チェロと日本舞踊がこんなにしっくり合うとはね。意外でした。

番組は以上。


昔のことを時々思い出します。
二年ほど前にサントリーホールで「旬翔ける」という伝統芸能を扱ったシリーズ公演があり、青楓さんが出演された回を私は観に行きました。
運良く最前列センターをゲットして鑑賞していたわけですが、女性アナウンサーとのトークコーナーで「毎日どれくらいお稽古されているんですか」という話になって、「会場の方に予想を聞いてみましょうか」ってことになって、1番近かった私が聞かれちゃったんですよね。
そのときはびっくりしてしまって「5時間くらい？」と適当に答えたんですが、青楓さんは「いやいや、そんなには…」と笑って答えられたという思い出。
謙遜してる風に見せつつ実にウソ臭い笑顔だったなぁと（笑）
あんまり本心を明かさないタイプですね、きっと。
ああ懐かしい。この頃はまだ好きになり始めたばっかりだったからなぁ。もったいない。
あの時間に戻ってみたいものだ。