沢竜の旅役者 全国座長大会

12/20(土)夜の部　浅草公会堂

座長大会は、初めて。
昔と違って、沢竜二さんと縁のある劇団に属している役者だったら少しは分かるようになったので、けっこう楽しめました。
今日の装いは、お着物～。
1年前に買ってずっと着てなかった着物にようやく袖を通しました。かなり気合を入れて着たぞ～。

ミニショー
・青山郁彦　「Like a Virgin」
フリーの役者さんで、沢竜二さんの大衆演劇学校でも講師をしている方のようです。
女形の舞踊で、姿勢や着物の着こなしはイマイチ～？と思ったのだけど、立ち回りもあり、衣装のぶっ返りもあり、構成としてはなかなか好みだったなぁ。

・三咲春樹　「淡雪の恋」村治崇光
黒レースの着物でスケスケ～色っぽい～。
曲も村治さんだし、もろ好みでした♪

・三咲夏樹　「渋谷のネコ」
夏樹さんの舞踊をまともに見たのは初めて！小柄ですっきりしていてとても綺麗。
最近ぐっと綺麗になったそうです。

・野々宮重美、佐藤めぐみ　「羅生門」
何となく道成寺っぽい構成で面白かったです。
野々宮重美さんが大きな鐘を持って出てきて、鬼女っぽい恰好の佐藤めぐみさんと立ち回り。
千筋の糸が投げられたりと、演出も派手で楽しかったです。


芝居
「任侠街道　あれから十年座頭の市」

どこかの藩のお殿様役を、本当は美麗さんがやるはずだったところ、風邪のために喘息が出て声が全く出なくなってしまったとのこと。かわりに急きょ影虎くん代役。台詞も多いかなりオイシイ役を、しっかりと努めていました。台詞覚えるのに1日くらいしかなかったらしく…それでこれだけ見事に見せられるなんて、どんだけスゴイ役者！？虎ちゃんカッコよすぎる～！！！
真さんが殿様に仕える奴の役。立役を初めて見た。隣には女中役の夏樹さん。なぜかすごい男喋りだったような？(笑)

大ちゃんが、座頭市が育てた息子の役。忠義者で真っ直ぐな爽やかな若者。こういう役がすごく良く似合うよなぁ。

あと、大空くんが立ち回りの場面でビクビクオドオドしている少年(青年？)の役で可愛かったなぁ。座頭市に年齢を聞かれて「18だ」と言っていたけど(笑)

芝居の冒頭で出てきた沢竜二さん劇団員で、子音くんという子が気になりました。女優陣の中で一番綺麗で、目鼻立ちがくっきりしていて洋風な顔立ち。てっきり女性と思ったらなんと男の子で、しかもまだ13歳！？嘘だぁ～！どう考えても18，9の女子！やばい、すっごく気になる！また観たい！


舞踊ショー
・三咲夏樹、春樹　「北の蛍」
・野々宮　「赤い椿と三度笠」
・橘菊太郎　女形　「高瀬舟」
なんか、痩せてました、菊座長。顔も腰回りも。いつもよりすっきりとした綺麗な女形でビックリ。
酒を飲んだ日と飲まない日で体型が全然違うんですって。えぇっこんなに変わるの？それはそれでスゴイ…。

・三咲てつや　「人生うかれ節」

・宝海大空　女形　「友達の詩」中村中
曲が流れた時点で「えぇ～！？この曲で？誰が出るんだ！？」と色めき立ち、出てきたときに隣のお仲間さんと一緒に叫んでしまった(笑)煽られた～（＾＾；
黒地にスパンコール模様の着物、茶の長髪に、白のボアニット帽。かっわいかったぁ～。帽子が。
いやいや、大空くんもすっごく可愛かった。ニッコリ笑ったときが、まるで素に戻ったみたいに満面の笑みになって、優しげで良かったですねぇ。


・小林直行　立役

・南条影虎　立役「？」村治崇光
わー狩衣～♪タイトル分かんないけど村治さんの曲。
決めのポーズに重量感があってすっごくカッコイイなぁ。この魅せ方はすごく好き。


・小林真　女形　
花魁の衣装で登場～。豪華で綺麗でした。


・橘大五郎　女形　「渡月橋」五木ひろし
たぶん濃い紫色だと思う、裾引きの着物に日本髪。いい女だ！
後半はお花が多くてあまり踊りを見られなかったけれど、清潔感のある雰囲気と、きっちりと丁寧な踊り。やっぱ素敵だなぁ～大ちゃん。
沢竜二さんが「日本一の役者になれる」と紹介。すっごく嬉しかったし、御贔屓さんみんな盛り上がったけど、他にも役者はいるのにこんなこと言っていいのかしら～。


・橘菊太郎　立役　「吾亦紅」
・ラスト　沢竜二　「男の道？」


カーテンコールもあり、役者はそのまま花道を通ってロビーへ。なんか大ちゃんと真さんが手をつないでルンルンで歩いてたの。なんて微笑ましい
送り出しで影虎くん大空くん真さん春樹さん大ちゃんとお話できて良かった♪
楽屋口でうっかり(?)出待ちしていたら素顔の大ちゃんにも遭遇。ラッキー

さて、次は大阪新歌舞伎座だ～