橘菊太郎劇団公演＠池田呉服座 11/24夜

この日は龍美麗座長ゲスト出演。
狙ったわけでもなんでもなく、前もって遠征を予定していた日に、ゲストが重なったんだよーｖｖｖｖびっくりだよこの幸運。

いつものことだけど、兄弟と一緒の大ちゃんは、本当に楽しそう。テンションが高いし、美しく光り輝いている。
橘だけの公演のときには、開演前に「盛り上がっていこー　おー　声が小さいーもういっかいー」みたいなことはやらないのにさぁ。美麗さんは客席がわーきゃー盛り上がっているほうが好きなのを知ってて、大ちゃんがその辺を汲んで場を盛り上げてあげてるんだよねぇ。
んもーどれだけ兄弟のことを愛してるのよー。

お芝居　「御油坂の決闘」
清水の次郎長：橘大五郎
黒駒の勝蔵：龍美麗
お蝶：北條めぐみ
小政：橘良二
新吉：橘裕太郎
牧野藤十郎：水城新吾

美麗さん、前日に眉を全部剃ったらしい。顔が怖ーいー。怒りで扇子をぶち折る様子も怖ーいー。なんて迫力だぁ。いつもながら、役作りにかけるこだわりが強い。
大ちゃんも男らしく渋い存在感。美麗さんと一緒だと、いつも以上のものが引き出されるように見える。
牧野藤十郎役の新吾さん、いつも南條隆さんが演じる役を、渋く巧く演じていてさすが。なんだけどちょいちょい笑いを誘っていて、怖い顔をしていなきゃいけない美麗さんに笑われたりしてた。面白いー。


舞踊ショー

美麗さん女形　「千年の花」
この美しさ！なんなんでしょう！



大ちゃん女形　「川の流れのように」
花道から登場。ほんとうに、これは素晴らしかった。すっと両手を広げ、遠くを見つめる目。見ている光景が心に浮かぶよう。ぐっとためて流れる体の動きに、大きくゆったりとした川の流れを感じる。
これこそ極上なり！！感動した！！
前日と比べものにならないくらい、神々しく輝いていた。



美麗さん大ちゃん相舞踊　「エレジー」
曽根崎心中の道行風。客席から登場。以前、佐倉でも観たのだけど、二人が赤い縮緬の紐で繋がれた状態で出てくるのがすごく素敵だと思う。雪でかじかんだお初の手を、徳兵衛が暖める。二人、体を寄せ合う。徳兵衛がお初に刀を突き付ける。徳兵衛がお初のあごに触れていた指にきゅんときたー。
美しい絵でしたん。





美麗さん立ち
以前とまた少し化粧が変わったかな？アイシャドウと口紅の塗り方がセクシーっ！
どっきどっき。



大ちゃん立ち
「三代目橘大五郎」ってアナウンスされてるのに、美麗さん出てきて、羽織りを落として去って行って、キター！！って思ったわよっ。しかもびれーさん超笑顔だったしね。楽しいからって笑いすぎだって。
大ちゃんが出てきて、落ちた羽織を見つけて拾って、探しに来た美麗さんと出会って、羽織を渡した瞬間に指が触れてどきっ。どきどきっ。ていうの。最近定番の小芝居だねー。笑うー。楽しいー。



ラスト　「羅生門」～「祭男爵」
色は違えど、二人とも薔薇の柄で揃えた着物ｖオソロｖ



とても盛り上がった一日でした！