橘小竜丸劇団公演＠浅草木馬館 11/20夜

「牡丹燈籠」がとにかく観たくて、仕事後に駆け付け。
芝居が後だから行ったんだけど、どんだけ急いでも芝居開始には間に合わない(涙)
ちくちょー

お芝居　「牡丹燈籠」

演出はいいんだけどなぁ。
台詞がなってなくてorz
声がダメとか言い方が悪いとかじゃなく。
台本芝居じゃないんじゃないかと。明確な言葉遣いが一言一句決まっているわけではなさそう。文法間違いはまぁどうでもいいけど、心情描写をするとか、心境の変化を伝えるとか、本音と建前の使い分けを敢えて客に悟らせるとか、話の展開の必然性を分からせるとか、そういうことを「言葉」を使って実現できてないなと思った。その場限りの描写に留まってしまって先の展開が気になる空気にならない。何が原因で自分がそう感じるのか、私もよくわからないけど。
こういうのが上手く出来てる人って、何が出来てるんだろうなぁ。
はー芝居って難しいんだな。
台詞のない、お露の新三郎殺害場面と、最後の伴蔵のお峰殺しの場面は、演出も凝っていて迫力があっていいと思ったんだ。台詞が無いからなの？


いわゆる大衆演劇らしい定番のお芝居じゃない、新しい題材のお芝居に取り組むのがこの劇団の個性だし魅力を引き出せる材料だと思うので、そこを伸ばしてほしいと思う。劇団員にベテラン層が欲しいよねぇ…。小竜丸座長以外の。



花組芝居の「怪談牡丹灯籠」をもう一回観たくなったよ。あれは本当に面白かった。