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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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橘劇団7月公演 浅草大勝館
2004年07月11日(日) 17:46:28
夜の部を観に行きました。
この回の客の入りは8割くらいでしょうか。休日にしては大人しいかな。
まぁ、客層が年配中心なので、昼間のほうが混むんでしょうね。
ちなみに、この日の昼の部には、橘菊太郎・橘大五郎が出演する月曜ミステリー劇場の共演者、かたせ梨乃さん・河相我聞さんがゲストにいらっしゃっていたそうです。
オンエアは8月2日です。お見逃しなく!

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第一部 芝居「小桜仙太郎旅日記」
菊太郎さん演じる仙太郎という旅人と、船旅の途中で仙太郎に惚れてしまった大五郎さん演じる女旅人。大五郎さんめちゃめちゃ可愛いー♪仙太郎さんに「俺より背の高い女はでぇきれえだ」なんて言われていたけどね。
良二さんはどこかの商家の若旦那でしょうか。超おぼっちゃまで、なよなよぐずぐずした女みたいな振る舞いが終始可愛かった♪
その良二さんがコワイ親分の女に騙されて大金を奪われたので、仙太郎が取り返しに行くというお話し。
良二さんのボケボケお坊ちゃまぶりと、立ち廻りシーンの迫力が楽しかった。
「自分を騙した女にトドメを刺せ。ブスっとな」と言われ、何を考えているんだか着物の裾を捲って女に跨ろうとした良二さんに爆笑。
ああ…こんなウケ狙いのネタに引っかかるとは。

第二部 舞踊ショー
1月に観たのと同じものが幾つかありましたねぇ。他は特に目新しい物は無く。
でも、水城新吾さんが尾崎豊の「I Love You」の曲で総ラメが入った黒の着物にサングラス姿で踊ってくれたのにはびっくりしました。何ていうキラキラしさなんだ。
良二さんの激しい踊りを期待していたんですが、ありませんでした。代わりに演歌にあわせて一人踊ってくれましたが、ああいう叙情的な踊りは若い良二さんにはまだ早いのかと思いました。イマイチ何も感じなかったので…
以前から思っていた扇使いの見事な人は多分、伍條ひろしさんだろうとこの日判明しました。
いっつも扇ばっかり見ていて顔を見ていないから、覚えられなかったんだよね。この日の扇使いも見事でした。真似してぇー

実は、私が日本舞踊を習い始めてから大衆演劇を観るのがこの日初めてだったので、自分がどういう風に感じるんだろうという事が非常に気になっていました。
まず、新舞踊(大衆演劇の舞踊のことです)には、1・2・3の首振りがない。
似たような決めのポーズ、歌舞伎の見得のようなものはあるんですが。
そして、演歌の当て振り、つまり歌詞の内容を振りで表現するだけでは、踊り全体にドラマが感じられないことに気づきました。演歌に限らず、JPOPや洋楽でもそうかもしれない。だから、なんだか物足りなかった。
比較すると古典舞踊は、1つの曲の中で起きる話の展開がもっと劇的なんだろうと思います。一人で多くの登場人物を踊り分けるし、はっきりとした写実的な所作が多いから。

じゃあ私は、どんな踊りを踊りたいんだろう?とふと考えてしまいました。
多分、演歌にあわせて踊る典型的な新舞踊は私の好みに合わない。自分が踊る場合は。
年齢のせいかもしれないけど、ゆっくりなものが苦手なんですよね。踊りでも歌でも何でも。
日本舞踊をコンテンポラリーなダンスにぐっと近づけたものは、すごく私の好みに合うと思う。創作舞踊劇場の「火の鳥」然り。橘劇団のタップダンスや早乙女太一くんのフラメンコ、良二さんのアップテンポな踊りは大好きだし。
もちろん、古典舞踊は何とかモノにしたいな。

第三部 舞踊劇「赤いくつ」
以前上演していた舞踊劇「吉原わらべ唄」に続いて、新作の舞踊劇のようです。
上演前に、劇場の廊下に張ってあった「赤いくつ」に関する解説を読みました。過去にあった同題の童話やバレエをモチーフにしたらしいです。
でも…正直、何を伝えたくてこの舞踊劇をやっているのかが全然わからなかった。
ストーリの流れが全くわからない。シーンの一つ一つが切れ切れにしか見えない。
大五郎さんの七変化が一つの見どころらしく、確かに大五郎さんの色とりどりの衣装、引き抜きによる衣装早変わり、まるで宙に浮いていくような演出など、見ていて凄い綺麗だな~と思ったんですが、これだったら舞踊ショー観てるのと変わらないなぁと。
それぞれのシーンが独立しすぎていて、前後のつながりが無いように見えた。
結局、何を言いたかったんだろう。

前作の「吉原わらべ唄」が、幼い頃に身売りされて遊女として生きざるを得なかった女の哀しさを見事に表現していて感動的だっただけに、今作はもったいない気がしました。

でも、演出が日々変わっているらしいので、だんだんこなれてきてメッセージ性のある良い舞踊劇になることを期待します。
今度の正月に大勝館に来たときにまだ「赤いくつ」をやっていたら、是非見て観たい。
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コメント
大衆演劇(橘劇団だけ・・・)という言葉に感銘を受け(笑)、コメントしようとおもいます。7月橘劇団浅草公演の3部「ランタナの赤いくつ」は、舞踊劇「吉原わらべ唄」とは違って、どちらかというと舞踊メドレーでしょうか、橘大五郎七変化の舞台です。「ランタナ」は別名七変化と呼ばれる夏の花で、花言葉は、協力、合同。あいだで使われている童謡「赤い靴」~赤いくつ履いてた女の子、異人さんにつれられていっちゃった~おなじみのフレーズですが、実在の女の子は実は9歳で病死して外国にいけなかったという悲しいお話があり、このあたりが、天使を連想させるかもしれません。「夢の浮橋」は恋人たちの道行き、サラブライトマンのマダムバタフライの曲も、悲しい女性の運命を力強く歌い上げます。ある晴れた日に約束の船がみえた、なんて素晴らしい日、そしてわたしにとって最後の日、と。今回は前回の「吉原わらべ唄」とは違って、17歳の大五郎を全面にだした軽快なつくりとなっています。ラストに続く洋舞は、昨年の1月公演でも使用されましたが、アレンジ、衣装等はかわっています。そのときは客席後方まで宙乗りでした。4月公演は大五郎「座頭市」撮影と重なりました。9月「吉原わらべ唄」、今年の1月公演は、「新吉原わらべ唄」ごらんになられたこととおもいます。
今月舞台は少しずつ、変化しています。小道具だったり、しかけだったり。「赤いくつ」の意味は?「碧い蝶」とはいったい??観るたびにますます謎が増えるかもしれませんが、また是非みにいらしてください。
橘のmimi 2004年07月13日(火)03:20:44 編集
橘のmimiさん、こんばんは。わざわざお越しくださいましてありがとうございます!
お返事が大変遅れてしまい、申し訳ありません。

「ランタナの赤いくつ」について色々教えてくださってありがとうございます。いろいろ深い意味がありそうですね。一度観ただけではまだ足りないんだろうなぁと思いました。
舞台の演出が少しずつ変わっている事は、大五郎BBSのほうを読んでいましたので、変化を楽しむのもいいですよね!
サラ・ブライトマンは大好きなので、その曲にあわせて踊ってくれるだけでも結構魅力的です。
今月は予定が空かずもう観にいけないかと思いますが、11月の三吉演芸場(やってくれるかな?)と、正月公演では是非観に行きたいと思っています!
波華@管理人 2004年07月31日(土)00:41:18 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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