――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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早乙女太一 蒼伝説を舞う
2007年05月23日(水) 02:34:46
行って来ました!太一くんの国際フォーラム公演。
とてもすばらしい舞台でした!初めての大きなホールでの公演でも、見劣りすることなく立派に舞台を作り上げていました。
国際フォーラムホールCは、1600人も入る大きなホール。これはもう、正直、大衆演劇の劇団がこんなに大きなホールで公演をするのは、破格のことでしょう。普通なら有り得ない。劇団朱雀という劇団は、それほど大きいわけでもなく歴史があるわけでもないのに、ひたすら太一くんというビッグスターがいるからこそこういう機会に恵まれたわけです。
この公演に向けて、準備も大変だったと思いますが、成功してよかったですね。太一くんをはじめ、劇団朱雀の皆さん、大五郎若座長、三咲夏樹・春樹若座長、みなさんお疲れ様でした。
とてもすばらしい舞台でした!初めての大きなホールでの公演でも、見劣りすることなく立派に舞台を作り上げていました。
国際フォーラムホールCは、1600人も入る大きなホール。これはもう、正直、大衆演劇の劇団がこんなに大きなホールで公演をするのは、破格のことでしょう。普通なら有り得ない。劇団朱雀という劇団は、それほど大きいわけでもなく歴史があるわけでもないのに、ひたすら太一くんというビッグスターがいるからこそこういう機会に恵まれたわけです。
この公演に向けて、準備も大変だったと思いますが、成功してよかったですね。太一くんをはじめ、劇団朱雀の皆さん、大五郎若座長、三咲夏樹・春樹若座長、みなさんお疲れ様でした。
プログラムは、いつもの興行とほぼ同じ。最初に初演出の舞踊があって、その後に舞踊ショー、舞踊劇「蒼伝説」と続きました。
いつも大勝館で見ているものを、こんなに大きなホールでやられるととっても不思議な感じ。だって天井も3倍くらい高いし、奥行きは5倍くらい?あるし。舞台の広さだけで大勝館くらいの大きさがあるかも(笑)舞台奥に立つと、遠くて小さいんだよ!遠近法ばっちりだね。
席はなんと、2列目でした。視線より舞台が少し高いのであんまり足元が見えなかったんですが、表情はよく見えました。
逆に、2階席3階席で観たらどうだったんだろう?あまりに遠くて、いまいち魅力が伝わっていなかったら嫌だなぁ。
まず最初、幕が開くと、太一くんが手を広げて舞台中央にうつ伏せています。
おほー!いきなり素踊りですよ素踊り!化粧無しの素顔に、白紋付に袴。裸足。
見たかったんだよ素踊り!普段の公演だと見られないからねぇ。これは粋な演出だ。ありがとう!!
まずは太一くんの剣舞。
動きが激しい!縦横無尽に動き回ってるなぁ。
手の動きが独特。大衆演劇独特の振り。新舞踊独特なんでしょうか?こんな動き、古典舞踊じゃ絶対しない。面白いですね。あまり型にこだわらず、直接感情を表現しているようにも見えました。生々しい感情がグサグサ伝わってくるようでした。
続いて、剣舞でのお父ちゃんとの対決。かっこええー!ゾクゾクした!
陽之助座長は、黒紋付に袴姿。父子二人の舞なんて、普段見ないからなぁ。いつもはソロか群舞ばっかりだから。いやあ、こうして見ると、太一くんはどんなに勢いがあっても、まだまだ存在が小さいなぁと感じました。お父さんは偉大ですな。
次に「田原坂(たばるざか)」という曲で太一くんの舞踊。
田原坂は熊本県にある地名で、明治維新後に官軍と薩摩軍が戦い、多くの若い侍たちが討死、あるいは自刃したそうです。太一くんは、若くして死んで行った侍たちの姿に自分の姿をなぞらえて踊ったそうです。
踊る前に説明して欲しかったです…なんで切腹しちゃうの?と不思議でたまらなかったので。
そういえば、最後のほう、袴のすそがちょっと破けてたのが見えちゃいました。縦に10センチくらい、さっくりと。どんだけ激しく動いたんだ、と心の中でツッコみまくりです。
この舞踊もかなり動きが激しく、やっぱり感情が直接ガンガンと伝わるような踊りでした。
幕間にテレ朝アナによる挨拶と解説で繋いで、第一部スタート。
第一部 舞踊ショー
幕が開くと、舞台奥に、後ろを向いた芸者の立ち姿。
後姿と、横顔のラインで分かったー!!
わーい、トップバッターは大ちゃんだー!!
大ちゃんの踊りを見ながら、なんだかとっても嬉しくて安心している自分に気づきました。
最近太一くんばっかり観てたから、軽く忘れてかけてたんです(^^;ごめんね。ああ、大ちゃんっていい役者だよね。なんだかホッとする。安心するんです。お客さんの熱狂ぶりも太一くんが出たときに負けてないし、居住まいが堂々としていて、やっぱり存在感がある。安定している。
改めて知った、というか、初めて知った。実はこの日いちばん輝いて見えたのは大ちゃんかもしれない。私にとっては。
大ちゃんには、太一くんには無い安心感があるんですねぇ。
年上だからなのか、踊る女性のタイプが違うからなのか。でも、座頭市で16歳の大ちゃんを知ってから、そんなに印象は変わってないんですよね。だから年齢じゃなくてやっぱりタイプの違いなのかな?大ちゃんも、自分の好みのタイプの女性を演じてるのかなぁ。
続いて、大ちゃんと劇団朱雀の座員による群舞。曲は渡辺ひろ美「SANOSANOSA」だそうです。演歌を全然知らないんで、調べてみました(^^)
いやぁ、やっぱり大ちゃんはいい女だ。うっとりするね。ぽうっとなって、ふらふらと後をついて行ってしまいそう。
朱雀の群舞、いつもより広いからフォーメーションが大変そうだったな。もう少し全員がミス無く揃うと良かったなぁ…と。新作でもないでしょうに、何とかレベルアップできないものかな?
太一くんの「羅臼の男」も出ました。
今まで観たことが無かったんです。やっと観られて嬉しい。3年位前の、元気いっぱいな子供のころの踊りを思い起こさせる激しい舞踊。長い棒をぶんぶん振り回して、縦横無尽ですね。
後半、手ぬぐい取りそこなっちゃったときの照れ笑いがチョー可愛かったぁ~!!!ヤバイです。素が垣間見えた瞬間。なんちゅう愛嬌だ。
それから、誰ピカでも踊っていた津軽三味線の曲「起承転結」もありました。続けて「それは恋」のソロ舞踊も。
前には見せなかったような細かい表情が、「それは恋」で観られたような気がします。人間離れした神秘的な表現だけではなくて、人間らしい情感が初めて垣間見えた瞬間。切ない表情と、恥ずかしそうにうっすら微笑む表情。決して大げさじゃない、ぎりぎり控えめで効果的な程度の表情!いやービックリした。こんな表現、前には無かったんじゃない?
そうそう、ゲツヨルで踊っていたバイオリン曲「Meditation」の舞踊もありました!
ほーこれが、テレビ収録直前に仕立て上がった氷見ラポージェの着物ね。虹色の模様が綺麗です。
あと、三咲春樹若座長のソロ舞踊も。
実は全然誰だか分かんなかったんですけど、後ろのおば様たちの掛け声で分かりました。緑の髪と緑の袴で、Bzの曲に合わせてカッコよく激しく踊ってくれました。よく体動くねぇ。さすが、他の座員さんたちとは別格で、しっかり体が出来ていますね。
その他、陽之助座長のソロ舞踊、大ちゃんの総黒スパンコールの着物での舞踊、群舞、などなど、たくさんありました。
第二部 「蒼伝説」
去年6月に浅草大勝館で上演した「青伝説」(漢字を変えたんだね)を、少しアレンジしていました。太一くんのソロ舞踊、大五郎さんのソロ舞踊、陽之助座長のソロ舞踊、劇団朱雀の群舞、大五郎さんと太一姫の相舞、三咲春樹さんと大五郎さんの対決、などなど。
見どころたっぷりでした。客席にも下りて通路を効果的に使っていました。あと、普段の興行でそうしてるからでしょうけど、足の指がはみ出るくらい舞台前方ぎりぎりまで前に出てくるのも、普通こういう舞台ではされないだけに、新鮮でした。
三咲春樹さんと大五郎さんの対決が、かっこよかったなぁ。三咲春樹さんって、いくつくらいだろう?若いんだろうなぁ。10代かなぁ。その二人の対決を止めようとする太一姫の健気で可憐な姿も素敵でした!
最後には出演者総出で舞台上でご挨拶。いつもは座長が真ん中だと思うんですけど、今日は太一くんが真ん中。1000人を越すお客さんの前でも、少しも怖じてないところがすごい。いつもと同じよう(それ以上?)に堂々と、優雅に、たっぷりとお客さんにお辞儀。こんな大きなホールでやるの初めてなのに。すごいね。
最後に太一くんから挨拶。普段の公演では緊張はしないし、今回も前日まで余裕ぶっこいてたらしいんですけど、お客さんが入ってくるのをモニターで見てると急に緊張し出したらしいですよ。そんなこと、全然感じさせない堂々っぷりでしたけどね!
素晴らしいステージでしたけど、やっぱり大衆演劇は、下町の芝居小屋やセンターでやったほうが「らしい」なぁと思いますね。距離感や一体感が違うし、何より魅力的な「流し目」が後ろまで届かないし。それにホールだと「お行儀よく観なくちゃ」という意識が働いてしまうから、普段の大衆演劇と客席の雰囲気が全然違っちゃうんだよね。
とか言いながら、8月のテアトル公演も申し込んじゃったけど(^^;それよりも9月の大勝館が待ち遠しいな。
2000円で売っていたパンフレット、私は買わなかったけれど、ほとんど太一くん写真集で、出演者や演目が全然載ってませんでした。せめて出演者はちゃんと紹介して欲しかったよ。太一くんだけが出演するわけじゃないんだから!劇団朱雀あっての太一くんなんだし、他の劇団所属の大五郎若座長も、三咲夏樹・春樹若座長も一緒に出演してくれてるんだから。
ホントは、普段の興行でも、軽く劇団について紹介してる紙切れくらいは欲しいなと思ってるんですけどね。だって座員さんの名前が全然分からないんだもの!
あと、休憩やカーテンコールで出てきたアナウンサーはやっぱり要らなかった。テレ朝の人らしいですけど。5/26サタデースクランブルで一部、7月にBS朝日で全編、放送するらしいですよ。
この先、太一くんを取り巻く環境がどのように変化していくのか、不安もあるんですが、変わらず応援していきたいです。
いつも大勝館で見ているものを、こんなに大きなホールでやられるととっても不思議な感じ。だって天井も3倍くらい高いし、奥行きは5倍くらい?あるし。舞台の広さだけで大勝館くらいの大きさがあるかも(笑)舞台奥に立つと、遠くて小さいんだよ!遠近法ばっちりだね。
席はなんと、2列目でした。視線より舞台が少し高いのであんまり足元が見えなかったんですが、表情はよく見えました。
逆に、2階席3階席で観たらどうだったんだろう?あまりに遠くて、いまいち魅力が伝わっていなかったら嫌だなぁ。
まず最初、幕が開くと、太一くんが手を広げて舞台中央にうつ伏せています。
おほー!いきなり素踊りですよ素踊り!化粧無しの素顔に、白紋付に袴。裸足。
見たかったんだよ素踊り!普段の公演だと見られないからねぇ。これは粋な演出だ。ありがとう!!
まずは太一くんの剣舞。
動きが激しい!縦横無尽に動き回ってるなぁ。
手の動きが独特。大衆演劇独特の振り。新舞踊独特なんでしょうか?こんな動き、古典舞踊じゃ絶対しない。面白いですね。あまり型にこだわらず、直接感情を表現しているようにも見えました。生々しい感情がグサグサ伝わってくるようでした。
続いて、剣舞でのお父ちゃんとの対決。かっこええー!ゾクゾクした!
陽之助座長は、黒紋付に袴姿。父子二人の舞なんて、普段見ないからなぁ。いつもはソロか群舞ばっかりだから。いやあ、こうして見ると、太一くんはどんなに勢いがあっても、まだまだ存在が小さいなぁと感じました。お父さんは偉大ですな。
次に「田原坂(たばるざか)」という曲で太一くんの舞踊。
田原坂は熊本県にある地名で、明治維新後に官軍と薩摩軍が戦い、多くの若い侍たちが討死、あるいは自刃したそうです。太一くんは、若くして死んで行った侍たちの姿に自分の姿をなぞらえて踊ったそうです。
踊る前に説明して欲しかったです…なんで切腹しちゃうの?と不思議でたまらなかったので。
そういえば、最後のほう、袴のすそがちょっと破けてたのが見えちゃいました。縦に10センチくらい、さっくりと。どんだけ激しく動いたんだ、と心の中でツッコみまくりです。
この舞踊もかなり動きが激しく、やっぱり感情が直接ガンガンと伝わるような踊りでした。
幕間にテレ朝アナによる挨拶と解説で繋いで、第一部スタート。
第一部 舞踊ショー
幕が開くと、舞台奥に、後ろを向いた芸者の立ち姿。
後姿と、横顔のラインで分かったー!!
わーい、トップバッターは大ちゃんだー!!
大ちゃんの踊りを見ながら、なんだかとっても嬉しくて安心している自分に気づきました。
最近太一くんばっかり観てたから、軽く忘れてかけてたんです(^^;ごめんね。ああ、大ちゃんっていい役者だよね。なんだかホッとする。安心するんです。お客さんの熱狂ぶりも太一くんが出たときに負けてないし、居住まいが堂々としていて、やっぱり存在感がある。安定している。
改めて知った、というか、初めて知った。実はこの日いちばん輝いて見えたのは大ちゃんかもしれない。私にとっては。
大ちゃんには、太一くんには無い安心感があるんですねぇ。
年上だからなのか、踊る女性のタイプが違うからなのか。でも、座頭市で16歳の大ちゃんを知ってから、そんなに印象は変わってないんですよね。だから年齢じゃなくてやっぱりタイプの違いなのかな?大ちゃんも、自分の好みのタイプの女性を演じてるのかなぁ。
続いて、大ちゃんと劇団朱雀の座員による群舞。曲は渡辺ひろ美「SANOSANOSA」だそうです。演歌を全然知らないんで、調べてみました(^^)
いやぁ、やっぱり大ちゃんはいい女だ。うっとりするね。ぽうっとなって、ふらふらと後をついて行ってしまいそう。
朱雀の群舞、いつもより広いからフォーメーションが大変そうだったな。もう少し全員がミス無く揃うと良かったなぁ…と。新作でもないでしょうに、何とかレベルアップできないものかな?
太一くんの「羅臼の男」も出ました。
今まで観たことが無かったんです。やっと観られて嬉しい。3年位前の、元気いっぱいな子供のころの踊りを思い起こさせる激しい舞踊。長い棒をぶんぶん振り回して、縦横無尽ですね。
後半、手ぬぐい取りそこなっちゃったときの照れ笑いがチョー可愛かったぁ~!!!ヤバイです。素が垣間見えた瞬間。なんちゅう愛嬌だ。
それから、誰ピカでも踊っていた津軽三味線の曲「起承転結」もありました。続けて「それは恋」のソロ舞踊も。
前には見せなかったような細かい表情が、「それは恋」で観られたような気がします。人間離れした神秘的な表現だけではなくて、人間らしい情感が初めて垣間見えた瞬間。切ない表情と、恥ずかしそうにうっすら微笑む表情。決して大げさじゃない、ぎりぎり控えめで効果的な程度の表情!いやービックリした。こんな表現、前には無かったんじゃない?
そうそう、ゲツヨルで踊っていたバイオリン曲「Meditation」の舞踊もありました!
ほーこれが、テレビ収録直前に仕立て上がった氷見ラポージェの着物ね。虹色の模様が綺麗です。
あと、三咲春樹若座長のソロ舞踊も。
実は全然誰だか分かんなかったんですけど、後ろのおば様たちの掛け声で分かりました。緑の髪と緑の袴で、Bzの曲に合わせてカッコよく激しく踊ってくれました。よく体動くねぇ。さすが、他の座員さんたちとは別格で、しっかり体が出来ていますね。
その他、陽之助座長のソロ舞踊、大ちゃんの総黒スパンコールの着物での舞踊、群舞、などなど、たくさんありました。
第二部 「蒼伝説」
去年6月に浅草大勝館で上演した「青伝説」(漢字を変えたんだね)を、少しアレンジしていました。太一くんのソロ舞踊、大五郎さんのソロ舞踊、陽之助座長のソロ舞踊、劇団朱雀の群舞、大五郎さんと太一姫の相舞、三咲春樹さんと大五郎さんの対決、などなど。
見どころたっぷりでした。客席にも下りて通路を効果的に使っていました。あと、普段の興行でそうしてるからでしょうけど、足の指がはみ出るくらい舞台前方ぎりぎりまで前に出てくるのも、普通こういう舞台ではされないだけに、新鮮でした。
三咲春樹さんと大五郎さんの対決が、かっこよかったなぁ。三咲春樹さんって、いくつくらいだろう?若いんだろうなぁ。10代かなぁ。その二人の対決を止めようとする太一姫の健気で可憐な姿も素敵でした!
最後には出演者総出で舞台上でご挨拶。いつもは座長が真ん中だと思うんですけど、今日は太一くんが真ん中。1000人を越すお客さんの前でも、少しも怖じてないところがすごい。いつもと同じよう(それ以上?)に堂々と、優雅に、たっぷりとお客さんにお辞儀。こんな大きなホールでやるの初めてなのに。すごいね。
最後に太一くんから挨拶。普段の公演では緊張はしないし、今回も前日まで余裕ぶっこいてたらしいんですけど、お客さんが入ってくるのをモニターで見てると急に緊張し出したらしいですよ。そんなこと、全然感じさせない堂々っぷりでしたけどね!
素晴らしいステージでしたけど、やっぱり大衆演劇は、下町の芝居小屋やセンターでやったほうが「らしい」なぁと思いますね。距離感や一体感が違うし、何より魅力的な「流し目」が後ろまで届かないし。それにホールだと「お行儀よく観なくちゃ」という意識が働いてしまうから、普段の大衆演劇と客席の雰囲気が全然違っちゃうんだよね。
とか言いながら、8月のテアトル公演も申し込んじゃったけど(^^;それよりも9月の大勝館が待ち遠しいな。
2000円で売っていたパンフレット、私は買わなかったけれど、ほとんど太一くん写真集で、出演者や演目が全然載ってませんでした。せめて出演者はちゃんと紹介して欲しかったよ。太一くんだけが出演するわけじゃないんだから!劇団朱雀あっての太一くんなんだし、他の劇団所属の大五郎若座長も、三咲夏樹・春樹若座長も一緒に出演してくれてるんだから。
ホントは、普段の興行でも、軽く劇団について紹介してる紙切れくらいは欲しいなと思ってるんですけどね。だって座員さんの名前が全然分からないんだもの!
あと、休憩やカーテンコールで出てきたアナウンサーはやっぱり要らなかった。テレ朝の人らしいですけど。5/26サタデースクランブルで一部、7月にBS朝日で全編、放送するらしいですよ。
この先、太一くんを取り巻く環境がどのように変化していくのか、不安もあるんですが、変わらず応援していきたいです。
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コメント
はじめまして。とららさんのブログにもコメントさせていただいている、てんです。 波華さんのブログはとららさんのブログ同様毎日更新してないかアクセスしてました!なので、とららさんの所で波華さんのコメントを見つけた時はびっくりしました!数あるブログの中でたった二つブックマークしていたお二人が同じ画面に!みたいな感じでなんだかうれしい気持ちになりました。 太一くん以外にも、大奥や百鬼夜行抄などなどあたしも大好きです。ホントに日本て素晴らしいですねぇ!
こんばんは。
20日の国際フォーラムはほんとに素敵でしたね~。いろんな太一くんの魅力に“ヤラレタっ!”って感じでした。しいてあげれば、素踊りの張り詰めた凛々しさと「それは恋」の切なさですかね。
「それは恋」では遊女の哀しさを秘めた恋しい気持ちが、丁寧に美しく表現されていて、見入ってしまいました。蒼伝説の姫は気品に満ちた姫でしかなくて、その演じ分け(?)に感動!
楽しいいい時間を一緒に過ごせて嬉しかったです。また機会があれば、太一くんetc.話で盛り上がりましょう!
20日の国際フォーラムはほんとに素敵でしたね~。いろんな太一くんの魅力に“ヤラレタっ!”って感じでした。しいてあげれば、素踊りの張り詰めた凛々しさと「それは恋」の切なさですかね。
「それは恋」では遊女の哀しさを秘めた恋しい気持ちが、丁寧に美しく表現されていて、見入ってしまいました。蒼伝説の姫は気品に満ちた姫でしかなくて、その演じ分け(?)に感動!
楽しいいい時間を一緒に過ごせて嬉しかったです。また機会があれば、太一くんetc.話で盛り上がりましょう!
>てん様
こんにちは。コメントありがとうございます。以前からブログを読んでいただいていたとのことで、ありがとうございます!嬉しいです。
私も日本の文化大好きです!いろいろお話が合いそうですね!舞台はご覧になられるのですか?
ぜひ、いろいろお話しましょうね。
これからも、よろしくお願いします。
>motoさん
こんにちは。すばらしい公演でしたよね!素踊、立方、女形、どれも素敵でしたね。1月に比べ、確実に成長していますね。すごい!
公演後のおしゃべりも楽しかったです(^o^)
今後も、またいろいろお話しましょうね。
こんにちは。コメントありがとうございます。以前からブログを読んでいただいていたとのことで、ありがとうございます!嬉しいです。
私も日本の文化大好きです!いろいろお話が合いそうですね!舞台はご覧になられるのですか?
ぜひ、いろいろお話しましょうね。
これからも、よろしくお願いします。
>motoさん
こんにちは。すばらしい公演でしたよね!素踊、立方、女形、どれも素敵でしたね。1月に比べ、確実に成長していますね。すごい!
公演後のおしゃべりも楽しかったです(^o^)
今後も、またいろいろお話しましょうね。
初めましての方はぜひ自己紹介を。
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