早乙女太一 新春特別公演 14日夜 千秋楽

遅ればせながら、楽日レポ。

席はDブロック前方。
開演直前に、舞台袖からたけし軍団の人たちが円陣を組んで「オー！」と気合を入れている声が聞こえてきました。
ちょっと笑っちゃったけど、あの声で、本当にこれで最後なんだなぁという実感がわいてきてねぇ。客席からもその気合に対してか、期待の気持ちでか、自然に拍手が出て、あったかい気持ちになれました。たけし軍団のメンバーは、踊りの素人なのに2ヶ月前から稽古をして本当に良く頑張ったなぁと思ったので、私も思わず一生懸命拍手したし、なんだかしみじみとしてきて早くもうるうるモード（＾＾；

ボレロは、太一くんの動きがどんどん大きくなってたように見えました。
周りのたけし軍団の動きから飛び出して、本当に自由に動いてる。
先日のトークで、体力的にキツイので、先を考えながら温存してやってると言っていたので、千秋楽は先を考えずに思う存分やってたのかもね。
ちょこっと振りがずれたりよろけて手を付いたりしたところがあったのは、さすがにお疲れだったのでしょう。
代わりに(?)というわけではないけれど、これまで2回転廻りしていたところが3回転廻りになってたの。ビックリしたよ～まだ廻るの？って。今まで3回転なんてしてなかったぞ。途中で足を替えていたように思うけど、芯が全くぶれていない、見事な回転。なんだこれはー！？すげー！！
剣舞になってからの激しさも、今までで一番だったように思いました（＾＾）
曲の最後に向かっての盛り上がりも、今までに無い圧倒的なエネルギーを感じました。

続いて、たけし軍団登場。
やっぱ最後だからでしょうか、トークは仕込んだネタを話すというよりは、10日間の公演を通しての率直な感想が多かったです。いやーとうとう終わりですね～みたいな。
あと太一くんへのツッコミも容赦無くなってたのが笑えました（＾＾）
しかも、医者コントの最後に、太一くん登場というサプライズまで。うわっ、ビックリした！まじですか！？
太一くんだけマイク持たされてるよ。最近ストレス溜まってきていて、たけし軍団と共演してるのがストレスになってるみたいで…と言ってた。あははー！
すごいね、太一くんがコントだなんて。貴重だね。千秋楽だけのサービス、ホントうれしい♪

私服は、ボロボロなロングニットカーディガンにグレーの細身のジーパン。キャメルの皮ブーツ。アンティークな鍵の形のネックレス。この鍵は家の鍵？かぎっ子なの？と突っ込まれてました。
突っ込まれまくりで太一くんもタジタジ！？
ボレロは体力的にきついけど、今日は最後なので全力でやったと言えば、今まで全力じゃなかったの！？と全員に突っ込まれて、慌てて違います違いますって否定してたり。
ボロボロのニットを破けてるよ、お金ないの？と突っ込まれて、そーゆーファッションなんでと返したり。
かと思えば、太一くんも負けてなくて、ボレロを踊る軍団の人について気付いたことをいろいろ指摘してました。
ガンビーノ小林さんだっけ？が、振りを間違えたのが見えて、そのあとものすごく凹んでたのも見えたとか、〆サバあたるさんをふと見たら、魂が抜けたような顔をしながら踊ってたとか。
ものすごーく、打ち解けてしゃべってるなぁ。めずらしくよくしゃべる太一くんを観ることができて、とても楽しかったです。
こういうトークだったらずーっと聞いていてもいいなぁ～。
最初の頃はホントに、たけし軍団出てこなくていいよートークもコントいらないよーと思ってたのに（＾＾；ごめんなさいぃ～。


第一部後半のタップ。
これ、やっぱ途中でタップの音が変わってます。
だから、前半に聞こえるタップは実際に太一くんが踏んでる音なんだけど、軍団が出てきてから聞こえるタップは、元々音楽に入ってる音ってことでしょうね。太一くんが踏んでないときにも聞こえてきたので。
ま、そんなところは別にいいんです。
衣装がぶっ返った瞬間がサイコーですね！！ちょーテンションあがるわ！！
これ観てると、タップやってみたくなる…
通勤途中によさげなスタジオがあるのは見つけてるんだけどな…。



第二部。
やっぱり私にとっての一番は雪女。
この日の髪のかき上げ方は最高！！グッジョ。このときの表情、官能的ですらあるんですけど、この年若き少年が一体何を思って踊っているのか、とっても気になります…。
D席の前の方って、けっこう視線が飛んでくるイイ席なんだよね。太一くんが普段からよく斜めに視線を飛ばすことが多いと思う。何度も何度も雪女と視線が合ったんで(気のせいですか？)もぉドキドキ。
やっぱり、このセフィロス雪女が一番のお気に入りに。
待受けを期間限定セフィロス太一にして、観るたびにうっとりしてます(笑)←朱雀ブログに載ってた写真


舞踊ショー全般ですけど、この日は客席もとっても盛り上がってました。ハンチョウいっぱいかかってたし、手拍子も自然にわいていたし。
ハンチョウというより、黄色い声援と言うべきかな。キャー！太一ぃー！カッコイー！みたいな感じの。
太一くんにだけじゃなく、もちろん座長や奈々さん、座員にも。さらにタップではたけし軍団のメンバーにも声が掛かってました。すごいですね。
最初の頃は、客席もすごく大人しくて静かだったのが私はちょっと居心地悪かったので（＾＾；こうやって盛り上がってくると観ていても楽しいし、舞台もノッてくるでしょうね。
普段の大衆演劇の舞台だとこれくらい客席が盛り上がるのはわりと普通じゃないですか。なので、それに慣れていると、おとなしい客席は居づらくなっちゃいます（＾＾；

カーテンコールの後、太一くんの退場の時にはオールスタンディング。
太一くんもさすがにちょっと驚いていたように見えました。いつものキリリとすました表情をくずしてお客さんに笑顔を向けていて。立ってるお客さんの間の通路を通るんだものね。
かーなーり、感動的なフィナーレでしたぁ。


ところで。
この公演を観てきて、意外にも、コントの面白さについて知ったような気が。まさかの予想外の発見。
芸人さんたちもやっぱりプロだね。
同じネタのようでありながら毎回ちょっとずつ違っていて、相手がどう出てくるか、それに対してこっちはどう返すか、なんかその駆け引きが面白くて芸人やってるんだろうなぁと感じたので。どんな道のことであれ、極めればその先には楽しいことが待っているんだなぁと。太一くんのやってる舞踊にしても、たけし軍団のコントにしても、その点は変わらないなぁと思ったんですよね。
なんで、最後には、たけし軍団のメンバーへの評価がぐーっと上がってました（＾＾）
このあいだ、たけしのコマネチ大学数学科の番組を観たときに同じメンバーが何人か出ていて、それを見てたらなんか愛しく感じちゃったくらい。

おまけ。
会場で、HIDEBOHさんと同じチームのメンバー、寺島進さんをお見かけしました（＾＾）