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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
B002EBDN20


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早乙女太一 千年の祈り
2007年09月11日(火) 20:57:12
8/21夜の部鑑賞。
うっかり6時開演を忘れていて、お芝居の前半を観られず…
やっちゃったー!

今回の席は、10列目。
10列目ってそんなに後ろじゃないな、と思っていたけれど、実際座ってみると、やっぱり遠いわ…
大勝館で言うと最後列くらいに相当するんじゃなかろうか。
ル・テアトルは、大勝館の2倍くらいの大きさでしょうか。縦横どちらも2倍なので、広さで言うと4倍ですかね。国際フォーラムのホールに比べれば半分くらいの大きさです。
おそらく今回の「千年の祈り」公演は、大衆演劇を観たことが無い、初めて太一くんの舞台を観るお客さんが多かったのではないかと思います。
みんな礼儀正しく、大人しかったから。
ほんと、静かだわー
一般的な他の公演だったらこれが当たり前でしょうが、大勝館の盛り上がりに慣れている自分としては、落ち着きのある客席にはどうしても戸惑いを感じてしまう…。
うっ、拍手しづらい、盛り上がりづらい、みたいな。
こういうことは、慣れないと分からないものだから、仕方ないですけどね。
舞踊の途中の見せ場でも拍手が入るのは、歌舞伎とは近いけど、能狂言とはものすごく遠い感覚だろうなぁと。

拍手[1回]


お芝居「相馬の千太郎」
千太郎がお母さんの家を飛び出す直前から拝見しました。
最後の殺陣のシーンが、むちゃくちゃ速くてカッコいい!悪人どもをバッタバッタと切り伏せた後に、刀を拭った手拭(かな?)を後ろへ放り投げるところにヤラれました…。
やっぱ刀の扱いが素晴らしいね、太一くん。

舞踊ショー
・奈々さんと座員男性陣の群舞
・太一くん女形 誰ピカの三味線の曲で
・三咲春樹さん
・座長 鉄泉の花?
・羅臼の男

最初の奈々さんの踊り、最初から目が覚めるような華やかな舞踊で楽しませてもらいました。やっぱり動きが良いね~。舞台の隅々まで動いて、派手で華やかで。着物が、いつもは太一くんが着ている虹色の着物だったのもよかったですね。とっても似合ってました!
続いて、太一くんの女形の舞踊。ひとつ前の奈々さんが袖にはける前に舞台に出てきて、切れ目無く雰囲気をガラリと変える存在感。さすが。
三咲春樹さんは、5月の蒼伝説と同じB'zの曲。いやぁ、このカッコよさ。極めて大衆演劇らしい独特な魅せ方だと思うんですけど、激しい舞踊をキレよく踊っていて良かった!
座長の舞踊は、立方で。大人の男の魅力ですな~。
ラストは、羅臼の男。
あれっ、男を踊るときの太一くんの化粧って、いつもこんなに白かったっけ?さっきの女形の化粧が残っているような。いや、普段の公演でも特に化粧は変えていないのかもしれないけど、まるで本当の女の子かと見紛うほど。いつもこんなだっけー?実際、隣に座っていた友人は、最後まで本気で女の子だと勘違いし続けていたらしい。いやいや、あんなに踊れる人は太一くん以外にいないから!

舞踊劇「千年の祈り」
小さな小屋の大勝館とも、単発公演だった国際フォーラムとも違っていたのは、大道具ですねぇ。ずいぶん立派なセットが造られていました。
まず最初の場面。吉原観音が絵ではなく、ちゃんとオブジェで造られていたのです。しかも、観音様というより聖母マリアに近いような感じの。
続いて、花魁の場面。大ちゃんがいないので、二人花魁ではなく、太一くんただ一人の花魁。
いやいやはやはや。太一くんが花魁をするようになってまだ1年くらいしか経ってないと思うんだけど、さすがの貫禄。若いなりの魅力もあって、なおかつ圧倒的な存在感があって。感慨深いねぇ。
この場面の大道具が興味深かったです。吉原の張見世を思わせる大きな赤い格子が天井から何枚も下がっていて、その後ろを通って花魁や新造が出てくるんですが、その格子を回転させると裏は黒。火事を思わせる赤い照明と煙。色鮮やかで華やかな場面から一転、暗く妖しく不吉な場面へと移っていきます。
こういう凝った大道具は、さすがに大勝館では観られないので、面白いですね。
途中すっ飛ばして…最後の道行き。
大ちゃんがいないので、代わりに三咲春樹さんが務めます。
どんな風になるんだろう…と思っていたんですが、観て最初の印象は、「若っ!」
大ちゃんと春樹さんって、そんなに年が違わないと思うんですが、こんなに印象が違うとは思いませんでしたねぇ。
春樹さんと太一くんの組み合わせだと、こんなにも若い印象になるのかぁ。
と言っても、別に若く見えるのが悪いことだとは思いません。
若さゆえに、切なくて痛々しくて、ロミオとジュリエットのように、恋に恋して、自分たちの悲劇に酔ってさえいるような印象。観ていて心にズキズキ来ましたね。
最後に顔を寄せて、手を握り合って息絶えていく所は良かった!!!手を握るのは、今まで観たことがなかったような気がします。いい演出だね~。あんなに愛しげに手を握られちゃあ、タマリませんよ、そりゃ。

総じて思うに、この日の太一くんは、お疲れであまり調子が良くなかったのでは、と。
至って普通な感じ。
今まで観てきた太一くんの舞台は、大体いつも、信じられないような圧倒的な雰囲気を醸し出す瞬間がたくさんあるんですが…
「なんじゃこりゃぁ~!!」って叫びたくなるような瞬間が(笑)
しかし今回のように、とってもいいんだけど「これ!」という所が無い舞台ってのは珍しい。
このごろは、舞台以外のお仕事でも忙しかっただろうしね。養生してほしいですわ。


あーそれにしても、大ちゃんに会いたくなった~!
やっぱり、大ちゃんが好きなんだと再認識。
橘劇団の公演を観たい~!11月、12月の三吉演芸場(神奈川)には行くぞ!!
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