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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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光田康典
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劇団荒城公演@篠原演芸場 9/15夜
2012年09月28日(金) 17:16:54
この日は荒城勘太郎くんの日。
昼は、ライオンキングをアレンジしたお芝居 「獅子」をやったらしい。
観たかったけどなーうたのれんしゅうに行っちゃった。

拍手[3回]


第1部舞踊ショーのラストが、阿部定のプロローグ。
勘太郎くんの阿部定と、真吾座長の吉蔵。
曲が「SADAのサバダバダ」マキ凛子
面白い歌詞で、独特の世界観がある。
毒々しくてエロエロで、芝居の導入として最高の演出だった。
こういうところが、ホントうまいよなぁ。


お芝居 「阿部定」

このお芝居、勘太郎くん自身が12,3歳くらいの誕生日の時にやりたいと思い立ち、直人さんに脚本を書いてもらって舞台に掛けたらしい。
12,3歳で、というその年齢にまず驚いた。そんな若い時に思い立ったなんて。
今となっては、勘太郎くんは女形でのお芝居をよくやっているけれど、12,3歳の当時すでに女形のお芝居をやりたいという意思があったことがすごいと思う。

内容の衝撃度とは裏腹に、淡々と進む芝居。静けさが帰って不気味。
結末の奇異さにばかり意識が行ってしまうけれど、定は愛する男をただ一途に追いかけた一人の女でしかない。
そういうことがよくわかる。
勘太郎くん、とても美しかった。定という1人の女としての美しさ気高さがあった。
定が吉蔵の首に紐をかけて締めるときの、吉蔵の言葉「最後まで、熱く、強く、堅く」という言葉は比喩的だなぁ。えろす。吉蔵さんは定の胸元をはだけてもみしだいてたもんなぁ。ぎゃぁ。

過去に阿部定を演じた時とまた演出がいくつか変わっていたらしい。
冒頭は、裁判所の証言台に1人立つ定の姿。
幕切れは、独房に入れられ吉蔵の下帯に愛しそうに頬ずりする定の姿。
絵の作り方が上手いよホント!!

カーテンコールが秀逸。この短い時間の間に、ちゃんとドラマを描いている。吉蔵が「定吉二人キリ」と赤い文字が書かれた白い着物で出てきた。定が、殺した吉蔵の腿にその文字を切り刻んだのを象徴しているらしい。そしてバーで定吉二人きりになり、顔を寄せ合い嬉しそうな笑顔。そして幕。
うめーなー。
その作りのうまさに感動する。
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