劇団荒城公演＠浅草木馬館 4/23昼

木馬と篠原のハシゴやDay～前半戦。

石橋直人さんが特別ゲスト出演！てなことで観に行って来ました。
直人さんは、劇団荒城座長・荒城真吾さんと、劇団華月座長・華月照師さんと三人兄弟の三男だそうで、お兄さんたちの熱烈なラブコールにより出演が決まったとか。
ホントは23,24日の昼夜全4公演観たかった。24日は札止めも出たらしい。24日昼は天満屋お初をやったらしい。なにー！お初ー！


あれから4日たった今日。

私、いまだに焦がれてる。直人さんの作った芝居が好きなのだー！女形良かったなぁ。滅多にない機会だから余計に。今後こんな機会はないかもと本人が言っている。もっといろいろ話したかった！
たぶん最初に想像していた以上に、今回の木馬出演は貴重な奇跡的な時間だったんだろうと思う。

ミニショー

華月照師（かづきてるし）さんが、長身で凛々しくすらりとしつつワイルドな立役で良かったなぁ。私の好みなようです。
荒城蘭太郎くん、めちゃ可愛い！動きはまだまだ安定しないけど、ふっくらした可愛い顔立ち、細身の体、女の子みたいな可愛らしさ。いいですなー。


お芝居「花の荒城　三馬鹿合戦」

花魁（勘太郎くん）を廻って、大店の若旦那3人（真悟さん、照師さん、直人さん）が芝居合戦をするという話。
劇中劇で計9本ものお芝居。順番適当だけど、
「瞼の母」
「幡随院長兵衛」
「下北の弥太郎」
「平手御酒」
「貫いて候」（だっけ？）
「それは恋」（←封印切）
「数衛門」（←盟三五大切）
「文七元結」
「三人吉三」
てな感じ。やー面白かったよー凄かったよー。
直人さん、芝居はさすがに上手い。最初は、商業演劇によく出てるだけあって独特のクドさが無くてすっきりしてるなーと思ったのだけど、場が進むにつれて台詞回しが大衆演劇臭くなってきてたなーと感じました。周りの空気に馴染んで、昔の感覚を取り戻してきたのかなぁ、なんて。
個人的には「数衛門」を観られたのが一番嬉しかった。直人さん作の芝居の中で、これがかなり気になってたんだよ。でもめっちゃ短かったけど。血糊ばーっとかかって数衛門が小万を殺そうとする、その一瞬の場面のみだったけど。本当は全編観たいんだよ！

封印切は、コノアカ千秋楽でもやってたねー。火鉢無しだったので金の音は聴けなかったけど。勘太郎くんが梅川役で「特別出演」の名札をつけてたのはウケたなぁ。

続編が次の日にあったんだけどね、どんなだったんだろう。最後は「カンリュウ」という人がやってきて、さあどうなる？ってところでおしまいでした。


舞踊ショー

直人さんの出番だけ。

立ち　黒田節っぽいような、違う曲も入ってたような。着物袴、槍を持って、酒に酔いながら舞い踊るという感じ。表情も豊かで、コミカルな感じもあって楽しかった！


女形　「雪深深」女形きれいだー！化粧白すぎると思うんだけど、見た目もキレイだし、何より雰囲気が美人。なんだろう、こういう印象は初めてかもしれない。凛としてしっとりとしている。キツイ感じではないけど冷たい雰囲気。良かったなぁ～綺麗だったなぁ～。


ラスト　「三人吉三」
芝居でもやってたけど、もういちどキチンと。いいなぁ、綺麗だったなぁ。台詞もいい声で。


席が最前センターだったんですわ。木馬だと近すぎて辛いくらいなんだけど、浸れて幸せでした。もちょっと離れて観たら印象違っただろうなぁ。
写真は撮れたけど、直人さんの所属プロダクションの関係でネットに載せちゃダメ、個人で楽しんでねとの事で。観たい人は私に直接話してくださいな。
送り出しもちゃんとありました。背が高いし、綺麗だし、眺めながらうっとりしてました。


いまさら回顧録。
初めて直人さんを知った時の記事。
それから「桜姫」を観たけどどこにいるか分からず。
そのあとコノアカを観て、歌舞伎座のゾンビと鼠喰う蔵を観た。
そして今に至る。
んー花組芝居と関わり持ったりしないかなー。あの芝居の作り方だったら、きっと刺激受けると思うんだけど。