劇団花吹雪公演＠浅草木馬館 1/14昼

三河屋諒さんゲスト！

11日～15日の5日間だったのだけど、私は結局土日の2回しか観られず。
番長皿屋敷も、残菊物語も、へちまの花も観たかったな―。

お芝居　「一本刀土俵入り」
駒形茂平：京之介　　お蔦：三河屋諒　　

事前に外題を聞いたとき、駒形は春さまなんだろうと思っていたら京之介くんだと聞かされ、正直似合わないんじゃないかなぁと思ったんです。私の中では、勘三郎さん勘太郎くんのイメージが強かったし。実は大衆演劇でこの芝居を観たことが無かった。
でもねー。予想に大きく反してすごく良かった。本当に良かった。心に染みた。かえって春さまの駒形が想像できなくなったくらい。
京之介くん、台詞もゆっくりしていて、全体的にていねいに芝居を作っているなぁと思った。いつもよりかなり真面目に。
後半、やくざになってからの駒形茂平。前半との差が明確になっていてとてもいい。立ち回りは吼えてたなぁ。雄叫びが聞こえるようだった。
立ち回りの場面転換、セットがすごかったー。廻り舞台じゃなくて壁をそのまま屏風みたいに移動させるやり方。黒子さんが手動で移動させていた。木馬館すごいなぁ。これは京之介くんのアイデアらしい。すごいー。

お蔦さんの諒さんも、素敵だった。二階場の障子がパンと開いて現れた姿の粋なこと。感嘆した。アダっぽくて気風がよくて情に厚くていい女だぁ。
おわら、三味線の弾き語りも嫋々としていい。

茂平が干物を干した戸板を倒すのとか、せっかく食べていたごはんを踏んでしまうとか、川から上がった梁ちゃんがもう一度川に飛び込むのとか、歌舞伎でもやってた気がするけど、こういう細かな演出にもこだわってやっているのがわかる。
茂平に喧嘩を吹っ掛けた愛ちゃん、いつもながら上手い。

最後の決め台詞、「駒形茂平の、土俵入りでござんす」は普通に立ったまま言ってたけど、四股を踏みながらでは無かったんだっけね。歌舞伎でどうだったか覚えてないな…。

いやはや、素晴らしかったですぅ～。できればもう一度、夜の部も観たかった(泣)

芝居であまり出番のなかった春さまは、退屈していたのか何なのか、幕間の口上でやたらおしゃべりだった。
なぜか揚幕の前に座り込んで、休憩中の客席を観察してた。何がしたかったんだろー。


舞踊ショー

・トップ　春之丞メイン群舞　「青春」


・京之介　「プラネタリウム」
着物きらきらで可愛い柄！



・春之丞　「転がる石」
・春之丞、京之介　相舞踊　「リンゴ白書」
・恵介　「幸福論」～「車屋さん」
・松之介　「酔歌」
・愛之介　「冬桜」
・梁太郎
・京之介　「いにしえの花」

・春之丞



・三河屋諒
止まった時の体全体の型が美しい。



・ラスト　「桜小町」
木馬では初めてだねこのショー。なんでこんなに可愛いんだろこのピンクな姫は。


今度このショーをするときは、京之介くんはみんなと一緒じゃない衣装のほうがいいかもなー。座長になったんだし。