劇団花吹雪公演＠朝日劇場 5/3夜

この日は、3月からやっている新しい遊侠三代。こんなに早く観られるとは思わなかったー。
本来の遊侠三代は親子の話だけど、それを兄弟に置き換え、その他演出を変えたもの。
元ネタは、劇団荒城でやっているものらしい。へぇーっ。DVDを見て、ほぼ丸ごとパクったんだそうで。
荒城も兄弟でやってる劇団だし、春さま真ちゃんでやるなら兄弟の設定の方が合うもんねぇ。

ミニショーなしでお芝居から。

お芝居　「遊侠三代」
川北長治：真之輔（子役時代：優くん）
千太：愛之介
政吉：恵介
おこも：春日隆
人斬り：春之丞（子役時代：潤くん）

筋立てはほぼ元の遊侠三代と同じ。
冒頭は、子供の頃の兄と弟の回想シーン。兄は弟を残して父親を探す旅に出かけた。その後、兄は人斬りに、弟は川北長治親分に。そして哀しい再会を果たす。幕切れで、子供の頃の兄と弟が再会を果たす幻想的な演出。

筋の書き換えがすごくいいなと思った。全体的にシリアス度が増して、緊迫感のある展開になっていた。たぶん時間は長くなっているんだろうと思うけど、途中の笑いの場面（おこもさんがおにぎりを頬張る、千太と政吉が食事当番を押しつけ合う、おこもさんを家に連れ帰ってノミ大発生）をカットしていて、これも良かったと思う。
昔からよく上演されていて、ある意味形骸化しつつあったところに、もう一度新しい血が通い始めたよう。いい台詞も付け足されていて、人間のドラマがくっきりと浮き立つようになったなぁと感じた。
春さま真ちゃんたちのお芝居がもちろん良かったのだけど、まずはお芝居を書き換えた荒城に拍手。誰が考えたんだろうなぁ。
春さまの人斬りは、あんまりニンじゃないかと思ったけど、得体の知れない不気味な圧力のある感じで良かったと思う。声に重みがあるしねー。ちょっとした高さの屋根から飛び降りるときも重量感あったけど（汗）
真ちゃんの若親分は、明るくさわやか、人望があって子分たちにも好かれる雰囲気で良かったね。もう少し年を経たほうが似合うんだろうけど。設定は25，6才くらいだったはず。
愛ちゃんがすっごく良かったなぁ～。人斬りと対峙したときの控えた様子、刀を喉に突き付けられ気を張り詰める様子、親分の身代りに決闘の場に向ったときの様子。うまいです、見事です！親分を大事に思って思い詰めた様子が、表情にも体の緊張感にもよく表れていて息を呑むほどだった。惚れるよ愛ちゃん！

いいお芝居でした～。幸せっ



舞踊ショー
・トップ
・春之丞女形　「冬隣」
・真之輔女形　「一番綺麗な私を」中島美嘉
　　⇒わーい真ちゃん綺麗でした～。白地に水色模様の振袖と打ち掛けの衣装。
・愛之介立ち　「Dance so sweet」嵐
　　⇒キャーーーー！愛之介200パーセント！いつも渋い選曲の多い愛ちゃんの珍しいノリノリな曲。
　　　激カッコよかったぁ～。黒茶ラメに緑色っぽいレースの羽織。羽織を投げるところがカッコよくて叫んじゃったじゃないかぁ。
・春之丞女形　「Jupiter」平原綾香
　　⇒またまたすっぽんから女神降臨（だから昇ってるんだけど）淡いピンクの着物がラブリー。
　　　ご贔屓のおばさま（元おじさんらしい！？）にお花のときおっぱいめっちゃもまれててびっくらした（笑）
・梁太郎　「竹とんぼ」
・春＆真　「素浪人」
・恵介　「おぼろ月夜」
・真之輔立ち　「沓掛時次郎」
・春之丞立ち　「二度惚れ酒」
・京之介
・寿美英二女形
・ラスト　「アジアの海賊」
　　⇒潤キュンもいたよー可愛い海賊くんでしたぁ。


送り出しかなり長引いてしまったっっ
隣の映画館のポスターと一緒に嬉々として写メっている春さまが笑えるっっ
先月の西脇はお客さんが少なくて盛り上がりに欠けたから、朝日はホントに楽しくて仕方ないみたい。

終演後はまずお寿司屋～新鮮なネタが旨かった！
それから喫茶ドレミ～熱々で厚々のホットケーキがすごい！
新しくなった浪速クラブを見学しーの、道々に貼ってある春之丞ポスターにいちいち反応しーの。
新世界ミラクル！大阪ちょー楽しかったー帰りたくなかったー。